早めに計画を!赤ちゃんが予防接種を受ける最適なスケジュールをご紹介

早めに計画を!赤ちゃんが予防接種を受ける最適なスケジュールをご紹介

子ども 2021.10.18
早めに計画を!赤ちゃんが予防接種を受ける最適なスケジュールをご紹介

赤ちゃんはママからたくさんの免疫を受け継いで産まれますが、その多くは数カ月も経てば弱くなってしまいます。
予防接種は、小さな赤ちゃんを感染症から守るためにもっとも有効な方法です。予防接種は適正時期を守って早いうちから計画しましょう。今回は、赤ちゃんが受けるべき予防接種の最適なスケジュールについて解説します。

赤ちゃんの予防接種が始まるのはいつから?

赤ちゃんの予防接種が始まるのはいつから?

生後2カ月が赤ちゃんのワクチンデビューです。ママからもらった免疫力が減ってくる生後5~6カ月までに抗体をもち、ワクチンの効果をしっかり発揮できるようにするため、生後2カ月でのワクチン接種はとても重要です。かかりつけ医や保健所等に相談し、漏れのないよう注意しましょう。

日々の子育てに追われていると、2カ月はあっという間に過ぎてしまいます。忘れないように、事前にカレンダーにチェックしておくと良いでしょう。

赤ちゃんが受けるべき予防接種スケジュール

赤ちゃんが受けるべき予防接種スケジュール

ワクチンには法律で定められた「定期接種」と、希望者が各自で受ける「任意接種」があります。任意接種ワクチンだから必要ないと決めてかからず、一度かかりつけ医や保健所に相談しましょう。
種類と共に、接種時期を守ることがとても大切です。

受けるべきワクチンの多さに戸惑うかもしれませんが、同時接種も可能です。
ワクチンスケジュールは自治体の推奨するタイミングを基本として、かかりつけ医にも相談しながら無理なく計画を立てましょう。

また、お子さまを保育園に預ける場合は、感染症を防ぐため入園前にできるだけ多くのワクチンを接種しておくことをおすすめします。接種のタイミングはかかりつけ医に相談しましょう。予防接種はママ・パパのスケジュールも考慮する必要がありますね。

0歳児の予防接種推奨スケジュール

0歳児の予防接種スケジュールをご紹介します。下記からPDFファイルをDLいただけます。

0歳児の予防接種スケジュール
種類 ワクチンの名称 接種時期
定期接種 Hib(ヒブ)
(インフルエンザ菌b型)
生後2,3,4カ月目ごとに各1回。
定期接種 小児用
肺炎球菌
生後2,3,4カ月目ごとに各1回。
定期接種 B型肝炎
(HBV)
生後2,3カ月目ごとに各1回。
その後7~8カ月目に3回目。
定期接種 ロタウィルス1価 生後2,3カ月目ごとに各1回。
定期接種 ロタウィルス5価 生後2,3,4カ月目ごとに各1回。
定期接種 四種混合
(DPT-IPV)
生後3,4カ月目ごとに各1回。
その後5~6カ月目に3回目。
定期接種 BCG(結核) 生後5~7カ月目に1回。
任意接種 インフルエンザ 生後6カ月目以降に接種可能。
(2~4週間隔で2回)

四種混合(DPT-IPV)は、ジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)、ポリオ(IPV)に対する抗体をつくるワクチンです。
また、ロタウイルスワクチンは1価と5価両方ではなく、どちらかを接種します。

1歳以降の予防接種

1歳を過ぎて打つワクチンを簡潔にまとめました。詳しくは、かかりつけ医や保健所、自治体に確認しましょう。
PDFファイルは3歳までのワクチンスケジュールになります。

3歳までの予防接種スケジュール
種類 ワクチンの名称 接種時期
定期接種 Hib(ヒブ)
(インフルエンザ菌b型)
1歳を過ぎ、3回目から7カ月以上経ったタイミングで追加接種。
定期接種 小児用
肺炎球菌
1歳~1歳3カ月の間に追加接種。
定期接種 四種混合
(DPT-IPV)
3回目から1年~1年半後の接種を推奨。
定期接種 麻しん・風しん(MR) 1歳以上2歳未満に1回目、5歳以上7歳未満に2回目。
定期接種 水痘(水ぼうそう) 1歳以上1歳3カ月未満に1回目、6カ月~12カ月間隔をあけて追加接種。
定期接種 日本脳炎 3歳に1回目、6日~28日間隔で2回目。
6カ月~1年後に3回目、9歳で4回目。
※1 地域によって生後半年から接種推奨されている場合があります。
定期接種 二種混合(DT) 11歳。
定期接種 ヒトパピローマウイルス
(HPV)
女子のみ。小学6年~高校1年の間に3回接種。
任意接種 おたふくかぜ 1歳で1回目。2回目は5歳以上7歳未満(MRワクチンと同時期接種を推奨)

※1 日本脳炎について、生後半年から接種を推奨される場合があるため、かかりつけ医に確認しましょう。

1歳を過ぎてからのワクチンが済めば、次は3歳までお休みです。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸がんや肛門がん、膣がんなどのがん、尖圭コンジローマ等の病気の発生に関わるウイルスのワクチンで、女子のみが接種対象となっています。

赤ちゃんの予防接種はどこで受けるべき?

赤ちゃんの予防接種はどこで受けるべき?

予防接種には「個別接種」と「集団接種」がありますが、お子さまの場合は原則個別接種です。

個別接種は小児科に予約して各自で受ける接種で、集団接種は自治体が実施しているものです。集団接種の場合は自治体から案内があるため、見逃さないようにしましょう。

現在は新型コロナウイルス感染症の影響により、予防接種を受けるため病院に赤ちゃんを連れて行くことに抵抗がある方もいるかもしれません。しかし、予防接種は感染症を防ぐために最適な年齢で接種する必要があります。病院では適切な感染症対策がされている場合が多いため、スケジュールを遅らせずに予防接種を受けるようにしましょう。

また、予防接種はお子さまの健康状態を把握した上で進めていくことも重要なため、かかりつけ医を決めて予防接種を受けることをおすすめします。同時接種のスケジュールや任意接種のワクチンについてなど、気になる点や不安なことをいつでも相談できる状況が良いでしょう。
かかりつけ医は、自宅から通いやすい点に加え、わかりやすい言葉できちんと説明してくれるところを選びましょう。

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まとめ

ワクチンは種類と接種時期がとても大切です。日々の育児に追われて接種日を忘れてしまわないようご注意ください。生まれて間もない我が子の予防接種にママは心配な気持ちもありますよね。予防接種についてわからないことや不安な点があれば、かかりつけ医や保健所、自治体等に相談しましょう。

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