結婚式の招待状はどう書く?書き方のマナーや文例をご紹介
ゲストを結婚式にお招きするには、招待状を送らなければなりません。招待状はオーダーして作ってもらうこともできますが、自分たちで作成する方もいるでしょう。
結婚式の招待状を自分たちで作成する上で、知っておきたいのが招待状の書き方やマナーです。この記事では、結婚式の招待状の書き方やマナーを文例と一緒にご紹介します。
結婚式の招待状の基本構成
まずは、結婚式の招待状の基本構成からご紹介します。
1.頭語
文章のはじめに使う言葉で、結語と一緒に使います。結婚式の招待状であれば「拝啓・敬具」またはより丁寧な言い回しである「謹啓・謹白」を使うと良いでしょう。
2.時候の挨拶
頭語の次に、時候の挨拶を書きます。時候の挨拶とは、季節の変化を表現した言葉を用いて行う挨拶のことです。
3.結婚式への招待
時候の挨拶の次に、ゲストを結婚式へ招きたい旨を記載します。
4.結語
頭語と一緒に使います。
5.差出日
招待状を送った日を記載します。吉日に送付したことを示すため、「○年○月○日吉日」と日付のあとに吉日を入れます。
6.差出人
基本的には新郎・新婦の連名で記載しますが、新郎新婦と両親の連名で送るケースや両親名義のみの場合もあります。そのため、結婚式の招待状を作成する際は新郎新婦のご両親にも相談しておきましょう。
7.結婚式の日時と場所
結婚式の日時と場所の詳細を記載します。
8.出欠連絡の期日
式場の準備があるため、出欠連絡の期日を設けます。基本的には、式を挙げる1カ月前までに指定するようにしましょう。
招待状の書き方のマナー
結婚はおめでたいことであるため、招待状の書き方にはいくつか気をつけたい点があります。
句読点は付けない
招待状の文章は、句読点を付けないのがマナーです。句読点は「切れる」「終わり」を連想させることからお祝い事では使用しないのが一般的です。「、」「。」の代わりとして、空白を利用します。
忌み言葉や重ね言葉を使わない
忌み言葉は、めでたい席では忌みつつしんで使わないことがマナーとなっている言葉のことです。例えば、夫婦の別れを連想させる「去る」「帰る」「別れる」「切れる」や、再婚を連想させる「再び」「再度」「重ねる」などが当てはまります。
また、縁起の悪い言葉を繰り返すような重ね言葉も使用を避けましょう。例えば、「重ね重ね」「たびたび」「またまた」などです。ただし、「益々」「どんどん」などといった縁起の悪い意味合いが薄い重ね言葉は使用しても問題ありません。
結婚式の招待状の例文
ここでは、すぐに使える結婚式の招待状の例文をご紹介します。
差出人が新郎新婦の場合
このたび私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては 日頃お世話になっている皆様に お集まりいただき
ささやかな披露宴を催したいと存じます
ご多用中 誠に恐縮ではございますが
ご来臨の栄を賜りたく 謹んでご案内申し上げます
謹白
○年○月○日吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)
日時
○年○月○日(○曜日)
挙式:○時○分
披露宴:○時○分
場所
○○ホテル
東京都○○区○○-○○
03-○○-○○
誠に勝手ながら○月○日迄にご返信いただければ幸いに存じます
※本来句読点を入れる部分には、空白スペースを入れる
差出人が両親の場合
このたび
○○(新郎親名)(続柄)○○(新郎名)と
○○(新婦親名)(続柄)○○(新婦名)との
婚約相整い 結婚式を挙げる運びとなりました
つきましては 幾久しくご懇情を賜りたく
披露かたがた小宴を催したく存じます
ご多用中 誠に恐縮ではございますが
ご来臨の栄を賜りたく 謹んでご案内申し上げます
敬白
○年○月○日吉日
○○○○(新郎親名)
○○○○(新婦親名)
日時
○年○月○日(○曜日)
挙式:○時○分
披露宴:○時○分
場所
○○ホテル
東京都○○区○○-○○
03-○○-○○
誠に勝手ながら○月○日迄にご返信いただければ幸いに存じます
入籍済み結婚式の場合
お慶び申し上げます
私たちは○○年○月○日に入籍いたしました
つきましては 幾久しくご懇情賜りたく
ご挨拶ならびに披露の小宴を催したいと存じます
ご多用中 誠に恐縮ではございますが
ご臨席いただきたく ご案内申し上げます
敬白
○年○月○日吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)
日時
○年○月○日(○曜日)
挙式:○時○分
披露宴:○時○分
場所
○○ホテル
東京都○○区○○-○○
03-○○-○○
誠に勝手ながら○月○日迄にご返信いただければ幸いに存じます
出産後の結婚式の場合
お慶び申し上げます
私たちは○○年○月○日に入籍し
○月○日には第一子○○(名前)が誕生し 新しい生活をはじめております
このたびは 遅ればせながら結婚式を挙げることとなりました
つきましては 日頃お世話になっている皆様へ
ご挨拶ならびに ささやかながら披露の小宴を催したいと存じます
ご多用中 誠に恐縮ではございますが
ぜひご出席賜りますようご案内申し上げます
謹白
○年○月○日吉日
○○○○(新郎名)
○○○○(新婦名)
日時
○年○月○日(○曜日)
挙式:○時○分
披露宴:○時○分
場所
○○ホテル
東京都○○区○○-○○
03-○○-○○
誠に勝手ながら○月○日迄にご返信いただければ幸いに存じます
招待状と一緒に同封するもの
送る際は招待状だけではなく、いくつか同封すべきものがあります。
返信用はがき
ゲストから出欠席の連絡をいただくため、返信用のはがきを同封します。返信用はがきには必ず慶事用の切手を貼り、受取人の名前を記載しましょう。
会場案内図
最寄り駅から会場までの道順がわかる地図を同封します。
付箋(当日の受付係やスピーチをお願いする場合)
付箋とは、名刺サイズのメッセージカードのこと。ゲストに当日受付係やスピーチなど個別にお願いしたいことがある場合、その旨を記載したメッセージカードを招待状とは別に用意します。
新居の安全安心なホームセキュリティ
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まとめ
今回は、結婚式の招待状の書き方やマナー、文例をご紹介しました。
ゲストをお招きするために作成する結婚式の招待状。お祝い事のため、忌み言葉や重ね言葉は避けたり句読点はつけたりしないなど、マナーには気をつけるようにしましょう。