家の中に潜むダニ・カビ対策!ダニやカビの発生を簡単に防ぐ方法
「ちゃんと掃除をしているつもりなのに部屋がカビ臭い」、「ダニ・カビを除去したつもりでもまた壁や家具に広がっている」とお悩みの方も多いでしょう。実は、人が快適に過ごせる家の中はダニ・カビにとっても快適な空間なのです。
ダニ・カビの発生は2つの方法でしっかりと対策することができます。今回は、家の中のダニやカビの発生を簡単に防ぐ方法についてご紹介します。
家の中に潜むダニ・カビとは
まずは、家の中に潜むダニ・カビの特徴についてご紹介します。
ダニは節足動物の総称で、外出先で人の衣類などに付着して家の中に侵入してきます。
家の中にいるほとんどは「ヒョウダニ」というダニで人を刺すことはありません。しかしヒョウダニが増えると、ヒョウダニを捕食する「ツメダニ」が発生します。ツメダニは人の体液を吸うため、刺された箇所が皮膚炎になりかゆみが生じます。
一方、カビは微生物群の一種でさまざまな菌類を示す総称です。家の中に潜むカビの胞子は空気中で浮遊しており、胞子が飛散することで繁殖していきます。
ダニやカビは皮膚に触れたり大量に吸い込んでしまうことで、夏型過敏性肺炎、アレルギー性鼻炎、皮膚炎、感染症、喘息などの症状を引き起こすため、放置せずに対処する必要があります。
特にカビは身体へ悪影響を及ぼすだけでなく木材を腐食するため、家が傷む原因にもなり、人々の生活環境における大敵といえます。
ダニ・カビの発生条件
ダニ・カビ対策を行うには、ダニやカビの発生条件を理解して発生させない環境を心掛けることが大切です。
ダニの発生条件
ダニは「温度」「湿度」「栄養源」の3つの条件が揃うと発生します。
- 温度…10℃~30℃
- 湿度…60~80%
- 栄養源…ホコリ、人のフケやアカ、カビ、その他有機物など
ダニは高温多湿のジメジメしたような環境を好み、人のフケやアカ、髪の毛を好物としているため布団や枕、カーペット、ソファに多く潜んでいます。
カビの発生条件
カビは「温度」「湿度」「酸素」「栄養源」の4つの条件が揃うと発生します。
- 温度…10℃~30℃
- 湿度…70%
- 酸素
- 栄養源…ホコリ、汚れ、人のアカ、食品の食べかすなど
カビもダニと同じく高温多湿な場所を好みます。特に湿度が高くなる梅雨の時期にカビで悩まされているご家庭は多いかと思います。
カビは主に浴室やキッチンなどの水回り、押し入れ・クローゼット、エアコン、壁、家具の裏側などに多く潜んでいます。
ダニ・カビ対策には換気と掃除が大切
ダニ・カビを抑えるには「換気」と「掃除」の2つが最も重要な対策です。それぞれの対策のポイントについてご紹介します。
こまめな換気
換気をして空気を入れ替えると室内の湿度が下がるため、定期的に換気をすることがとても大切です。冬場は寒いかもしれませんが、1時間に5~10分程を目安に窓を開けて換気を心掛けましょう。換気をすることで、ダニの死骸やカビを含むハウスダストを部屋の外に排出することもできます。
換気をする際に扇風機やサーキュレーターで室内の空気を循環させたり、風の通り道ができるように家具の配置を変えると部屋全体に空気が通るので効果的です。
24時間換気システムが導入されている部屋はうまく活用しましょう。
浴室のダニ・カビ対策
毎日できる浴室のダニ・カビ対策としては、入浴後に熱湯のシャワーをかけることです。シャワーをかけてダニ・カビの栄養源となる汚れを洗い落としましょう。ダニ・カビの菌は50℃以上のお湯で繁殖力が低下します。
その後、忘れずに換気扇を回し、ダニ・カビが発生しにくい環境をつくります。ワイパーなどで濡れている所の水気を良く切ったりできるとより良いでしょう。
押し入れ、クローゼットのダニ・カビ対策
押し入れ、クローゼットを閉めっぱなしにしていると湿気がたまり、ダニやカビが繁殖しやすい環境となります。定期的に扉を開けて風通しを良くしましょう。
通気性を良くするために、中に物を詰め込みすぎないこともポイントです。
市販の除湿グッズやダニ除けシートなども上手に活用しましょう。
エアコンのダニ・カビ対策
湿気やホコリ・汚れが多く溜まりやすいエアコンは、ダニ・カビが繁殖しやすい場所です。
エアコンフィルターはホコリが溜まりやすいので、こまめに掃除をしましょう。
また、冷房を使用した後はエアコン内部の湿度が上がり、ダニ・カビが好む環境となってしまうため、「送風運転」をしてエアコンの内部を乾燥させましょう。「内部クリーン」機能がある場合はそちらも使用できます。
ダニ・カビが特に発生しやすいのはドレンパン・フィン・送風ファンなので、エアコンに寄生するダニ・カビの除去にはエアコン内部の掃除が必要となります。
エアコン内部を掃除するのは大がかりな作業になるため、専門業者へお願いするのもおすすめです。
布団、寝具のダニ・カビ対策
布団、寝具には人のフケや髪の毛が付きやすく、寝ている間の寝汗によってダニ・カビが繁殖しやすくなります。そのため、シーツや枕カバーはなるべく毎週交換するのがおすすめです。布団は天気の良い日に外に干したり、布団乾燥機を使用したりしましょう。
除去できたと思っていても、ダニの死骸やフンが残っている場合が多いので日頃のお手入れを心掛けましょう。
ALSOKのハウスサポート
ダニやカビはそのまま放置すると健康被害や家の老朽化に繋がるため、早めの対処が大切です。特に小さなお子さまやペットを飼っているご家庭では、清潔で快適な環境を維持したいですよね。
きれいに掃除したつもりでも除去しきれていない場合や、環境や気候によってはすぐにダニ・カビが再発することもあります。
ALSOKのハウスサポートでは、快適な空間づくりのお手伝いをするためプロの技術で生活空間に潜むダニの除去や、カビの防止処理を承っております。また、キッチンのレンジフード(換気扇)や浴室の乾燥機など、ご希望の清掃サポートをご指定いただけます。ダニ・カビが広範囲に広がってしまった、自分では掃除をする時間が取れないといった場合は、ALSOKにお任せください。
ダニ・カビ除去の他にも家の中のさまざまな悩みやトラブルを解決しますので、お困りの際はぜひ一度ご相談ください。
まとめ
今回は、家の中に潜むダニ・カビの対策方法についてご紹介しました。
家族が健康的に暮らすためにも、ダニやカビを発生させない環境をつくることは日々の欠かせないテーマです。ダニ・カビを徹底的に除去して、気持ちの良い快適な生活空間にしてみてはいかがでしょうか。