免許返納の手続きは簡単！高齢のご両親が心配な方へ流れやメリットを解説

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近年、高齢ドライバーの事故率の上昇が社会問題となっています。高齢者による不慮の事故を未然に防ぐため、多くの自治体が免許の自主返納を呼びかけています。
そこで、この記事ではご両親が高齢になり運転に不安をお持ちの方に向け、免許返納の手続きやメリットについて解説します。ご両親とのお話し合いにも役立つよう、詳細に紹介しておりますのでぜひ参考にしてください。

免許返納の手続きとは？

以下のグラフは、運転免許返納件数の推移を表したものです。

出典：警察庁 運転免許の申請取消（自主返納）件数

平成10年に免許証の自主返納制度、平成14年に運転経歴証明書が導入されました。
75歳未満の方の自主返納数はあまり伸びていませんでしたが、平成31年に起こった自動車暴走死傷事故がきっかけとなり、令和元年には飛躍的に増加しました。
令和2年は、約55万人（75歳未満が254,929人、75歳以上は297,452人）の方が自主返納しています。

高齢者が免許返納手続きを行うメリット

高齢者が免許返納手続きを行うメリットはいくつかあります。

さまざまな特典が受けられる

特典内容は自治体によって異なりますが、タクシーや公共交通機関の運賃の割引が一般的です。自分が住む地域でどんな特典が受けられるのか、自治体のホームページなどで調べておきましょう。

これは『高齢者運転免許自主返納ロゴマーク』です。
このマークのある店舗は「高齢者運転免許自主返納サポート協議会」に加盟しているため、運転経歴証明書を提示すると、免許返納特典を受けることができます。特典によっては、事前申請が必要です。

家族の安心が得られる

高齢のご両親がいる方にとっては、ご両親が交通事故の当事者になってしまうリスクを低減でき、安心に繋がることが一番のメリットでしょう。
しかし、免許返納をすればすべて安心というわけではありません。免許返納をきっかけに自宅に引きこもってしまう、社会とのつながりを絶ってしまう、といった行動をとる方も少なからずいらっしゃいます。公共交通機関や電動カートなど、車の運転以外の移動手段を確認したり、頻繁に声をかけたりと、家族・地域の方が協力してサポートしていく必要があります。

免許返納手続きの流れ

免許返納時に必要なもの

手続きに必要なものは以下の3点です。

1. 運転免許証
2. 印鑑（自治体によっては不要）
3. 運転免許取消・一部取消申請書（免許センター・警察署に用意されています）

運転経歴証明書を申請する場合は、以下の2点も必要です。

1. 交付手数料　\1,100-
2. 証明写真（3cm×2.4cm）

※自治体によっては、交付手数料の助成を行っている場合があります。

免許手続きは代理でも可

指定の委任状等が必要ですが、代理人でも免許返納の申請ができます。
上記の「免許返納時に必要なもの」以外に、以下の3点が必要です。

1. 代理人の本人確認書類
2. 委任状 兼 確認書（免許返納者が記載）
3. 誓約書（代理人が記載）（自治体によっては不要）

上記に加え、代理人の印鑑があれば運転経歴証明書の交付も受けられます。

ご両親を安心して見守りましょう

免許返納後は車の運転による事故の心配はなくなりますが、ご両親が高齢の場合はご自宅にいる際も急な体調不良や火災など心配事がつきものですよね。
ALSOKでは、ご自宅にいるご両親の安全を見守るサービスをご提供しています。

「HOME ALSOKみまもりサポート」は、もしもの時の「駆けつけ」からちょっとした体調不良時の「相談」まで可能な、ALSOKが24時間365日見守るサービスです。万が一の際は、サポートボタン1つで緊急通報とともにご家族へも通知されます。
あわせて、画像と音声で家の様子を確認できる「HOME ALSOK アルボeye」もご用意しております。

まとめ

免許返納の手続きは必要なものを持って指定された所に行くだけと、とても簡単です。
ご両親を心配して免許返納を勧める際は、自主返納のメリットや方法をわかりやすく丁寧に説明しましょう。ご両親の意見にも耳を傾け、家族で納得のいく選択ができるのがベストです。その際には、ぜひこの記事の内容を参考にしてください。