毎日簡単!正しいトイレ掃除の方法と臭い対策
毎日使うトイレは、常に清潔にしておきたい場所です。しかし、入念にトイレ掃除をする時間が取れないという方もいるでしょう。正しいトイレ掃除の方法や臭い対策を実行できれば、毎日するのは簡単な掃除だけで、きれいなトイレを保つことができます。この記事では、トイレ掃除の方法と臭い対策についてご紹介します。
トイレの汚れの原因は?
トイレの汚れの原因が分かると、より適切な掃除方法が分かります。
便器の内側、便座の裏側の汚れは、尿石(尿に含まれるカルシウムなどが便器に付着して石化したもの)による黄ばみや、カビによる黒ずみが原因です。
便座は直接座る場所のため皮脂汚れが付いたり、裏側と同じく尿によって黄ばんだりして汚れてしまいます。
また、トイレの床や壁は、水はねや尿はね、ほこりが溜まって汚れていきます。壁が黒ずんでいる場合は、水はねに加えてトイレ内の湿気が原因です。また、床や壁に飛び散った尿をそのまま放置すると雑菌が繁殖し、臭いが染みついてしまう原因になります。
そして見落としがちなのが、トイレタンクです。トイレタンクの表面は水垢、ほこりがつきやすく、トイレタンクの中は水が溜まっているため、カビが発生しやすい場所です。トイレタンクの中の雑菌やカビを放っておくと、便器に黒ずみが発生しやすくなります。
毎日1分!簡単トイレ掃除の仕方
トレイをきれいに保つには、毎日入念に掃除をする必要はありません。ここでは毎日1分で済む簡単な掃除方法をご紹介します。
毎日1分でできる掃除の習慣をつけることで、結果的にトイレ掃除にかける時間や手間を短縮できますよ。
毎日掃除に必要なもの
準備するものは、アルコールスプレー(エタノール濃度40~50%の除菌・掃除用)、トイレ掃除用ブラシ、トイレットペーパーのみです。
掃除手順
- 便器の蓋と便座をあげて、便座裏と便器の中にアルコールスプレーを吹きかける。
- 便器の中をブラシでこすり、汚れがある場合は入念に行う。トイレットペーパーを取り、便座裏をサッと拭きあげていく。
- 便座を下ろし、蓋や便座の上にもアルコールスプレーをして、トイレットペーパーで拭き取る
- アルコールスプレーでトイレットペーパーを湿らせて、床の汚れている部分や、トイレのレバー、ドアノブを拭きあげる
- 掃除後は必ず換気をする
汚れが目立たない場合は、直接肌が触れる蓋の内側や便座の上のみを、アルコール除菌をして拭くだけでも構いません。毎日の掃除に大切なのは、汚れを蓄積しないことと、除菌をして清潔を保つことです。
隅々まできれいにするトイレの掃除方法
週に1回は時間をかけてトイレ掃除を行い、トイレの隅々まできれいにしましょう。
週1回の掃除に必要なもの
- ゴム手袋
- トイレ掃除用ブラシ
- ミニブラシか歯ブラシ
- お掃除シートか雑巾
- スポンジ
- トイレ用中性洗剤
- アルコールスプレー(エタノール濃度40~50%の除菌・掃除用)
- クエン酸スプレー(水500mlにクエン酸25gを溶かしたもの)
- 重曹スプレー(ぬるま湯500mlに重曹30gを溶かしたもの)
掃除手順
- 便器の掃除…中性洗剤を便器の内側にスプレーし、ブラシで汚れをこすり落とす。便器の内側のフチや水面との境界線の部分など、隅々をブラシでこする。汚れが落ちない場合は、クエン酸スプレーをまんべんなく吹きかけ、3分程おいてから再度ブラッシングをする。
- 便座の掃除…雑巾にクエン酸スプレーを吹きかけ、蓋の外側・内側、便座の上、便座のフチ、便座の裏側の順に拭きあげていく。
- 洗浄ノズルの掃除(ウォシュレット付きの場合)…洗浄ノズルを引き出し、クエン酸スプレーをしてからミニブラシか歯ブラシでこするように洗う。濡れたままにせず、すすいで乾かしておく
- 床や壁の掃除…お掃除シートもしくは中性洗剤をスプレーした雑巾で隅々まで拭く。便器と床のつなぎ部分も入念に行う。最後にアルコールスプレーを含ませた雑巾で除菌をする
- タンクの掃除…お掃除シートか、中性洗剤をスプレーした雑巾でほこりや汚れを拭き取る
- 手洗器・水栓金具の掃除…止水栓を閉めて、レバーでタンクの水を流して水が出てこないことを確認する。タンクの蓋を外し、中性洗剤をスポンジに含ませて洗ってから、水拭き、乾拭きをして仕上げる。タンクに正しくセットしなおす。
黒ずみには重曹やクエン酸、アルカリ性の汚れ(尿・水垢)にはクエン酸が効果的です。重曹やクエン酸は天然成分のため安心して使える上、消臭効果や防菌効果も期待できます。
クエン酸は塩素系洗剤と混ぜると有毒ガスが発生する可能性があるため、同じタイミングで使わないよう注意してください。
タンク内部の掃除手順
- 止水栓を閉める
- 洗浄ハンドルを回して、タンクの中の水を流す。水が抜けてから蓋を外す
- 中性洗剤をトイレットペーパーや薄い布にしみ込ませ、汚れの部分に湿布をするように張る
- しばらく放置してからトイレットペーパーや薄い布を取り、中性洗剤が残らないように水拭きする
- タンクの蓋を閉め、止水栓を開ける
酸性・アルカリ性洗剤は、タンク内部の器具を痛め、水漏れなどの原因になる場合があるため使用できません。
トイレのメーカーや型によっては、自分でタンク内部の掃除をすることはトイレの故障や感電につながるため、推奨していない場合があります。掃除の前に必ず取り扱い説明書を確認しましょう。
トイレの臭い対策&きれいに保つポイント
日ごろから臭い対策などをすることで、トイレを清潔に保ち、掃除も楽にできます。
流すときは便器の蓋を閉める
便座の蓋を閉めてから流すことで、菌やウイルスの飛び散りを防ぐことができます。
トイレ用消臭剤を置いて臭いを除去
トイレの臭いが気になる場合は、消臭剤を置いておきましょう。香りがするだけでなく、菌の抑制や除菌効果があるものがおすすめです。
掃除道具をすぐに取り出せる場所に置いておく
毎日の簡単掃除を習慣化したくても、掃除道具をしまい込んでいては結局面倒になってしまうかもしれません。トイレ掃除用ブラシやアルコールスプレーだけでも、手に届く場所に置いておくと良いでしょう。
ガンコ汚れがある場合はプロに任せる
トイレにガンコ汚れがこびりついてしまった場合、どんな洗剤を使っても落ちない!ということもあるかもしれません。また、タンク内部にカビなどが発生していて、自分で掃除ができない場合もあるでしょう。タンク内部のカビは、放置していると増殖してしまいます。そのような場合は、プロにトイレ掃除を依頼してみてはいかがでしょうか。
ALSOKのハウスサポートでは、掃除のプロがトイレを隅々まできれいに仕上げます。また、トイレ詰まりなどのトイレトラブルのご相談も可能です。
家の中の落ちない汚れや害虫駆除など家庭のお困りごとがある場合は、ぜひALSOKのハウスサポートをご活用ください。
まとめ
トイレ掃除は、さぼっていると汚れや菌が落ちにくいガンコ汚れになってしまいます。毎日1分の簡単掃除と週1回の念入り掃除で、トイレをきれいに保ちましょう。ガンコな汚れやトイレタンク内部の掃除には、プロに依頼するのもおすすめです。