ペットを災害から守るには?ペットの防災対策や同行避難について

ペットを災害から守るには?ペットの防災対策や同行避難について

ペット 2021.12.21
ペットを災害から守るには?ペットの防災対策や同行避難について

ペットを飼っている場合、大半の方がペットは家族の一員と考えているでしょう。万一ご自宅が災害に見舞われたら、大切な家族であるペットも被害に遭わないよう、全力で守りたいという方がほとんどではないでしょうか。
この記事では、ペットの防災や同行避難に関する基礎知識をご紹介します。

ペットの防災のために日頃から行っておきたいこと

ペットの防災のために日頃から行っておきたいこと

災害時にペットを守るためには、平時からしっかり備えておきたいこともいくつかあります。今すぐできる、ペットの防災のための備えをご紹介します。

最低限のしつけをしておく

ご家族と一緒に避難生活をすることを想定し、大勢の人がいるところでも一緒に暮らせるよう普段のしつけをしっかり行いましょう。ケージなどにきちんと入れるよう慣らしたり、決まった場所で排せつができるようにしておきましょう。また、犬であれば「お座り」「待て」など人の合図にある程度従えるよう訓練しておきます。避難所でご家族以外の人に対して人見知りしないよう、日頃から人に慣らしておくことも大切です。

ワクチン接種や健康状態のチェック

犬の狂犬病予防接種や犬・猫の混合ワクチンをはじめとする必要なワクチン接種を済ませ、ノミなどの寄生虫が疑われる場合はきちんと駆除しましょう。抜け毛が飛び散らないよう毛にブラシをかけてあげたり、体を清潔にしてあげたりすることも忘れずに普段から行います。

所有者明示

万一ペットが迷子になってしまっても戻ってこられるよう、鑑札やマイクロチップなどで所有者との連絡をとれる状況にしておきます。それらが難しければ簡単な名札などでもよいので、「どこの家のペットであるか」が判断できるようにしましょう。

首輪やリードの使用

ペットが飼い主のもとから離れないようにするため、首輪とリードは防災上非常に大切なものです。急な災害時もすぐに避難行動をとれるよう、確実に取り出せる場所に保管しておきましょう。持ち出し用防災セットの中に、防災用の首輪とリードを別途用意しておくことがおすすめです。首輪が外れやすい場合は、胴体を支えるハーネスを試してみましょう。

ケージやキャリーバッグの準備

災害時の避難の際は、ペットをケージやキャリーバッグに入れて外に出ることが想定されます。日頃からペットがすぐケージなどに入れるよう訓練するとともに、ケージやキャリーバッグ本体は災害時もすぐ持ち出せる場所に準備しておきましょう。

災害時のペット用避難グッズを準備しよう

災害時のペット用避難グッズを準備しよう

災害時、ペットは飼い主ご自身の手で守る「自助」の考え方が基本と考えましょう。平時よりペットのための防災について準備し、必要なペット向け防災グッズも用意しておきます。

準備しておきたいペット用防災・避難用グッズ

ペットの生活環境や年齢、健康状態によって必要な品目は異なりますが、基本的には以下のようなものを用意しておくとよいでしょう。ペットの避難の為に、用意しておきたい防災グッズを表にまとめました。グッズを買い揃えたり、定期的に確認したりする際のためのチェックリストなどにも、ぜひ応用してみてください。

ペットのために用意したい防災グッズリスト
品目 チェック
ペットと飼い主の情報を記入した防災手帳やメモなど
避難用の首輪とリード(ハーネス)(長く伸びないものが望ましい)
ペットフード、飲料水(5日分以上)、食器
ペットシーツや猫砂などのトイレ用品
必要であれば薬や療法用フード
ブラッシングの道具一式
ペット用の毛布
古新聞紙、タオル
ペット用のおもちゃなど

ペットは一緒に避難できる?同行避難と同伴避難の違い

ペットは一緒に避難できる?同行避難と同伴避難の違い

災害時のペットの避難行動を指す言葉として、「同行避難」と「同伴避難」という2つの言葉があります。よく似た言い回しですがそれぞれの意味合いは明確に異なるため、くわしい違いを知っておきましょう。

同行避難とは「一緒に家から避難所まで安全な移動をすること」

災害時、飼い主がペットと一緒に家を出て安全に避難所まで向かうことを「同行避難」といいます。避難所に着いた後も同じ空間で生活するか、あるいは別行動となるのかについては、この言葉の意味には含まれません。
なお、「ペットが避難所に入れない」「ペットが心配」などの理由から、敢えて避難を拒否することは、さらなる危険につながるため絶対やめましょう。

同伴避難とは「避難中、同じ空間でともに生活すること」

同伴避難とは、飼い主やご家族が避難生活をしている間、同じスペースでペットとともに暮らすことを指します。ペットとの暮らしに配慮した避難所もあるため、同伴避難が可能な避難所を事前に確認しておくとよいでしょう。
ただし同伴避難が可能であっても、ペットの種類や大きさによっては困難なことがあります。また、ペットと同じ避難所に避難ができても居住スペースは別になる可能性があるため、その点も了承しておきましょう。

平時からご自宅にいるペットの安全を守ろう

災害時だけではなく平時も、ご家族と同様にペットにも安全に暮らしてほしいもの。日頃からご自宅の防犯・防災に気遣い、ペットがいつも安心して生活できる快適なお家づくりを考えてみませんか。

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まとめ

ペットとの暮らしは楽しいものですが、万一の災害を想定したときの心配事が多いという方も多いでしょう。避難が必要となった際にはペットも同行避難をして、ご家族もペットも身の危険を感じずに過ごせるよう、あらかじめ備えておくことが大切です。
避難中ペットの様子が分からなくなり、不安で仕方ないという状況を可能な限り回避するためにも、日頃からペットの防災のための備えをしておきましょう。

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