デジタルタトゥーとは?ネットにひそむSNSの危険性について解説

デジタルタトゥーとは?ネットにひそむSNSの危険性について解説

デジタルタトゥーとは?ネットにひそむSNSの危険性について解説

デジタルタトゥー(ネットタトゥー)という言葉をご存じですか?昨今、インターネット利用についてたびたびニュースで取り上げられるようになり、デジタルタトゥーについても様々なメディアで注意喚起されています。特にSNSを頻繁に利用する若者世代は、ネット被害の特徴や危険性を理解する必要があるでしょう。
そこで今回は、デジタルタトゥーの意味やSNSに潜む危険性についてご紹介します。

デジタルタトゥーとは?

デジタルタトゥーとは?

インターネット上に公開された書き込みや画像は、一度拡散されてしまうと完全に消すことは難しいといえます。元の書き込み・投稿を削除しても、第三者にスクリーンショットなどで証拠を残されてしまうことがあります。ネット上では書き込みをした本人が想像するよりも急速に拡散されていくのです。
このように半永久的に書き込みや画像など情報が残り続けることを、消すことが難しい入れ墨(タトゥー)に例えた表現で「デジタルタトゥー」と呼びます。
掲示板やSNS上の書き込みの他、動画や画像、位置情報、検索履歴など様々なデータがデジタルタトゥーの種類に含まれています。

デジタルタトゥーの種類

ここからは、主な4種類のデジタルタトゥーをご紹介します。

個人情報

個人の名前や住所、電話番号だけでなく、位置情報なども個人情報となります。
よくあるのは住所が特定されてネット上に拡散されてしまい、最悪の場合引っ越しを余儀なくされるケースです。
SNSのアカウントにプロフィールとして生年月日や年齢、出身地、職業を記載する方もいるかと思いますが、このような情報もデジタルタトゥーになり得ます。
SNSやネット上で一度情報が拡散されてしまうと自力では消すことができなくなってしまいます。また、年齢や出身地、学校名、会社名等の情報から個人を特定することもできるため、犯罪に巻き込まれる可能性が高くなります。自身のことはもちろんですが、他の人の公表されていない情報も載せることは絶対にやめましょう。

誹謗中傷・デマ

相手の顔が見えない場でのやりとりはトラブルへ発展しやすく、根拠のない悪口を投稿して炎上する例は多々あります。誹謗中傷やデマの情報は相手を傷付けるだけでなく、場合によっては投稿者が訴えられることもあります。投稿を削除しても誰かがスクリーンショットを撮っていれば別のところで拡散され、ネガティブな内容の書き込み・コメントがデジタルタトゥーとして残り続けます。

リベンジポルノ

リベンジポルノとは、元交際相手や結婚相手によって撮影された性的な画像や動画がネット上にアップロードされ、公開されてしまうことです。スマホや小型カメラで手軽に撮影できるようになったため、問題が生じやすくなっています。リベンジポルノは海外サイトへも展開されやすく、完全に消すことが難しいとされています。

悪ふざけ・いたずら

近年、飲食店の従業員やアルバイトによる不適切な行為を撮影した動画がSNSで投稿されて炎上するという「バイトテロ」が頻繁に起こっています。
注目を浴びようとして、悪ふざけ・いたずらしている場面の画像や動画をSNS上にあげています。こうした安易な行動もSNSが普及したことで簡単に拡散されるようになり、ニュースでも度々取り上げられるようになりました。ただのいたずら程度で行ったことでも、一度拡散されてしまうと一生ネット上に残り続けることになります。拡散から個人情報が特定され、将来的にもデジタルタトゥーに悩まされる可能性もありえます。

ネットにひそむSNSの危険性

警察庁によると、SNSに起因する犯罪の被害児童数は令和2年には1819人となっており、増加傾向です。SNSは気軽に発信したりコミュニケーションを取ったりできるなど便利なツールですが、プライバシーの管理や設定をしていない場合、不特定多数の方が自分の発信を閲覧できるようになります。
一番注意しなければならないのは個人情報の公開です。ここで指す個人情報は名前や住所だけでなく、普段の行動範囲なども含まれています。例えば、投稿した写真に家や学校の風景が映っていれば一発で居場所を特定されてしまいます。
SNSは公開アカウントであれば世界中の人が自分の投稿を見ることができてしまいます。SNS上での友達とのやりとりの中でも必要以上に個人情報を公開してしまうと、デジタルタトゥーとして残り、知らない間に悪用されてしまう可能性があります。

子どものSNS被害を未然に防ぐには

子どものSNS被害を未然に防ぐには

インターネットを頻繁に利用する子どもを守るために、日頃からネットの利用の仕方について話し合う機会を設けましょう。SNS被害を防ぐのに一番大事なことは、子どもに対して自分の発言に責任を持たせ、ネットの危険性を理解させることです。
SNS被害は主に自分で発信したことがきっかけとなるため、「SNS上の発言は慎重に行う」「個人を特定されるような投稿はしない」など子どもが自分で意識して、被害に遭うリスクを失くすことが大切です。

また、子どもがどんなサイト・アプリを利用しているのか、セキュリティはしっかりできているか心配な方も多いかと思います。有害なサイトへのアクセスを制限するフィルタリング設定や、Webサイトやアプリ、ゲームなどの閲覧・利用制限を設けるペアレンタルコントロール機能を積極的に活用しましょう。

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お子さまのSNS被害を未然に防ぐためにできる対策として、ALSOKのセキュリティサービスをぜひご検討ください。

まとめ

インターネットは知りたい情報をすぐに見つけることができて大変便利ですが、使い方を間違えるとデジタルタトゥーが残ってしまったりSNSに起因する犯罪に巻き込まれたりする可能性があります。
これを機に一度お子さまと話し合い、安全に楽しくインターネットを利用しましょう。

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