6月1日~6月7日はがけ崩れ防災週間!6月は土砂災害の防災意識を高めよう
6月1日~7日のがけ崩れ防災週間とは
がけ崩れ防災週間とは、土砂災害に関する国民の理解と関心を高めるために、土砂災害に関する防災知識の普及と警戒・避難体制の整備を促進するための週間です。土砂災害による人命、財産の被害を防止することを目的として6月1日~6月7日に定められました。
地すべりなどが発生しやすくなる梅雨時期を前とした6月初旬に設定され、1973年に国土交通省により定められました。
毎年6月は土砂災害防止月間にもなっている
毎年6月は土砂災害防止月間とされていて、がけ崩れ防災週間はその活動のうちの1つです。
がけ崩れを含む土砂災害は、家屋の崩壊や命を落とす危険性のある災害です。土砂災害にはがけ崩れ以外に2つの種類があります。それぞれの土砂災害の前触れについてもご説明します。
がけ崩れ
がけ崩れは、がけや急な斜面が崩れ落ちることです。唐突に起こるため、住宅付近で起こると逃げ遅れてしまい命を落としてしまう危険性があります。がけ崩れは前触れとして、小石がバラバラと落ちてきたり斜面から水が噴き出したりすることがあります。
土石流
土石流は、山や川底の石や岩、土砂が雨と一緒に上流から下流へと押し流される状況のことを指します。地鳴りがしたり、木が裂ける音がしたりしたら、土石流の前触れの可能性があります。
斜面が急な谷川の付近や、おうぎ状に広がった谷川で起こりやすいため、大雨が降った際は近づかないようにしましょう。
地すべり
地すべりとは、斜面の一部または全部がゆっくりとすべり落ちてくる状況のことを指します。
道路が土砂で埋まったり、家屋が埋まったりする可能性があり、命の危険があります。地面に割れ目や段差ができたり、床や壁、電柱が傾いていたりすると地すべりの前触れの可能性があります。
いざというときのために防災対策をしておきましょう
日本では台風の大型化や水害に伴う被害も増加している状況から、洪水や土砂災害は珍しいものではなくなりつつあります。そのような状況の中で、命を守るためには事前の対策が必要です。
洪水や土砂災害が起こりやすい危険な地域や場所はあらかじめ特定されているためハザードマップなどで危険な箇所を確認しましょう。併せて避難場所もチェックしておくと、いざというときに落ち着いて行動できます。食料や衣服などの災害備蓄品も揃えておくと良いでしょう。