空き家管理はどうしてる?空き家管理サービスの種類とは
近年、空き家に関するトラブルや管理不足が大きな問題となっています。空き家を持っていても管理をするのに時間や労力がかかるため、頻繁に様子を見に行けず放置している方も多いでしょう。
当記事では空き家の管理まで手が回らない方に安心の空き家管理サービスについて解説します。空き家を適切に管理することは、防犯対策だけでなく家の資産価値を守ることにもつながるため、一度見直してみましょう。
空き家管理サービスにはどのようなサービスがあるの?
自分で空き家を管理するには、物理的な距離の問題や負担が大きいなど現実的に難しい場合もあるかと思います。そのような時に利用したいのが、空き家のさまざまな管理を代行してくれる空き家管理サービスです。
具体的には以下のようなサービスがあります。
- 見回り(巡回)
- 郵便物の確認
- 清掃・片付け
- 換気 など
それでは詳しくサービスを見ていきましょう。
見回り(巡回)
人の出入りがない空き家は犯罪被害に巻き込まれるリスクが高まります。もし何らかの犯罪に空き家が利用された場合、責任はその家の所有者にあります。
そのため、空き家を定期的に巡回訪問して、窓などが破損していないか、侵入された形跡はないかを確認するサービスです。気になる見回り箇所を指定できるサービスもあります。
郵便物の確認
空き家にも郵便物やチラシは郵便受けに投函されつづけるため、郵便物の整理・回収を行います。郵便物が大量に溜まったまま放置していると、家に人がいないと判断されて空き巣に狙われたり、個人情報が記載された郵便物を抜き取られたりする危険があるので適切に管理しなければなりません。
清掃・片付け
空き家を定期的に訪問して清掃・片付けを行います。手入れのされていない庭の雑草などは外から見ると清潔感がなく家人がいないと判断され、ごみを投げ入れられやすい(不法投棄)環境を作っていることになります。不法投棄されないためにはきれいな状態を保つことが大事です。
換気・通水
人が住んでいない家でも換気をしないと新鮮な外気を取り入れられず、室内の空気がこもって埃や湿気が充満します。埃や湿気はカビ・ダニ、さらにはシロアリなどを発生させる原因につながります。これらの害虫は、家の柱や壁、建材を浸食し建物の老朽化を早めてしまうので、定期的な換気で空気を入れ替えることが必要です。
また、水道管が破損したり悪臭が発生することを防ぐためにも定期的な通水が必要です。
上記外にも事業者ごとに提供しているサービス内容や料金が異なります。サービスを依頼する時はどのようなサービスが必要かを考えて、サービス内容や料金からニーズに合った事業者を選ぶと良いでしょう。また、異常が起こった時にどのような対処をしてくれるのかを確認しておくことも大事です。ホームセキュリティを提供している事業者を利用すると、管理・防犯の両方を対策できるので非常に効率的です。
大事な家を守るALSOKの「HOME ALSOK るすたくサービス」
るすたくサービスは、ALSOKが提供している空き家管理サービスです。
「出張で急に家を空けることになった」「誰も住んでいない実家、別荘がある」など長期不在の住宅に対し、1カ月に1回巡回して敷地内の異常がないかをチェック。巡回時にチェックする屋外指定箇所も10箇所まで選べ、指定箇所の異常(破損や盗難、ゴミの投棄など)の有無を契約者様にメールでご報告も行います。また、郵便受けの回収・整頓を行い、郵便物を廃棄または所定の住所へ送付します(※送付費用はお客様負担となります)。
ホームセキュリティご契約者様は玄関の鍵をお預かりしているので、オプションで換気・通水サービスを追加できます。
ALSOKのるすたくサービスは月額7,700円(税込)とリーズナブルな価格で提供しており、プラス3,300円でホームセキュリティとパックになったプランを導入できます。
長い間家を空ける場合、家族や親戚であれば気を遣わずに安心して管理をお願いできるかもしれません。しかし、親族が遠方に住んでいたり、高齢だったりする場合は大きな負担がかかるため、なかなか頼みにくいこともあります。また。人の出入りがなく放置されている家は、空き巣に侵入されるリスクが高まるだけでなく、建物の劣化によって資産としての価値も下がってしまいます。
そのため、居住地と空き家の距離が物理的に離れている場合や留守中の管理が困難な場合は、警備会社に依頼して適切に維持・管理するのがおすすめです。
まとめ
人の出入りがない空き家は、トラブルに巻き込まれる前に管理しなければならない箇所や空き家の状態を保つための対策を行うことが必要不可欠です。まずは、空き家管理サービスの特徴やメリットについてよく知ってから、導入を検討してみましょう。