結婚式のご祝儀、相場は?友達や親族など関係性別の金額やマナーを解説

お役立ち情報 2024.05.27
結婚式のご祝儀

結婚式に参列する際、ご祝儀に包む金額の相場はいくらなのでしょうか。ご祝儀の相場は、友達や親族など関係性によっても金額が変わってきます。一般的なマナーに加えてそれぞれの地域のしきたりや慣習、親族間でのルールなどがある場合もあり、注意が必要です。
この記事では、結婚式のご祝儀の相場や関係性別の金額・マナーを解説します。

目次

結婚式のご祝儀、相場はいくら?

結婚式のご祝儀は新郎新婦との関係性によって包む金額が異なりますが、一般的なご祝儀の平均相場はおおよそ決まっています。結婚式のご祝儀の相場としては、友達や同僚の結婚式の場合は3万円を包む場合が多いです。親しい関係の場合は相場の金額より多く包む場合もあります。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、披露宴・ウエディングパーティーのご祝儀平均額(首都圏)は、友人や同僚の場合は3万円程度、上司の場合は4.5万円程度、親族の場合は7.9万円程度、恩師の場合は4.2万円程度となっています。
ご祝儀の相場は地域によっても異なる場合があり、親族間のルールがある場合もあるため、周囲の人と相談して金額を決めると良いでしょう。

招待客の関係性 ご祝儀の平均額(首都圏)
友人 3万円
上司 4.5万円
親族 7.9万円
恩師 4.2万円

ゼクシィ結婚トレンド調査2023調べ
https://souken.zexy.net/data/trend2023/XY_MT23_report_06shutoken.pdf

結婚式のご祝儀はなぜ3万円が相場なの?

ご祝儀の3万円

では、結婚式のご祝儀相場がなぜ3万円といわれているのでしょうか。
結婚式では、披露宴の際にゲストも一緒に食事をします。披露宴の飲食代と引き出物の費用は、合計が2万~25,000円ほどといわれており、ご祝儀の金額がその費用を下回ったり、ギリギリであると新郎新婦に負担がかかってしまう可能性があります。そのため、実費分にお祝いの気持ちをプラスした3万円程度が相場となっているのです。

ご祝儀の金額を決めるときの注意点

ご祝儀の金額を決めるときには、偶数と9に注意しましょう。奇数吉、偶数凶という言葉があるとおり偶数は割り切れてしまい別れを連想させるため、ご祝儀に包むのは避けます。また、奇数でも9は苦を連想させてしまうため、注意しましょう。8は偶数ですが、末広がりを意味し縁起が良いといわれています。

結婚式のご祝儀は2万円でも良い?

社会人歴が浅い10代~20代の方や学生などは、じゅうぶんな収入がなく経済的に余裕がない場合が多いです。招待する側も事情を理解しているケースが多いため、その場合はご祝儀が2万円でも問題ないとされています。

友達や親族など関係性別の結婚式のご祝儀

ここでは、友達や親族など、関係性別の相場を詳しく見てみましょう。

友達・同僚の場合

友達や同僚にご祝儀を包む場合の相場は、3万円が目安ですが親しさの度合いによって異なることもあります。特に親しい友人やお世話になった人へのご祝儀は5万円程度包む場合もあります。

兄弟・姉妹の場合

兄弟姉妹へのご祝儀の金額は、自身の年齢や関係性によっても異なります。関係性や状況などケースによって3万~10万円と変動します。
目安としては、結婚するのが兄・姉の場合は3万~5万円、結婚するのが弟・妹の場合は5万円~10万円です。
自身が既婚の場合には、自分が結婚式を行った際にいただいた金額を参考に、子どもを連れて行く場合は5,000円~1万円程度上乗せして考えると良いでしょう。ご祝儀の金額に迷った場合は、相場を目安にしたり家族と話し合ったりして決めましょう。

親族の場合

兄弟・姉妹以外の親族へのご祝儀は、自身の年齢や相手との関係性によって変わってきます。いとこへのご祝儀は3万~10万円、甥や姪へのご祝儀は5万~10万円が目安といわれています。親族が揃って出席する場合は、事前にご祝儀の金額を話し合って決めると良いでしょう。

家族と結婚式に参列する場合のご祝儀は?

家族と結婚式に参列する場合、ご祝儀はどのようにすれば良いでしょうか。ここでは、夫婦で参列する場合、子ども連れで参列する場合、親と一緒に参列する場合のご祝儀について解説します。

夫婦で参列する場合

1人分あたりのご祝儀を3万円とすると、2人分は6万円になりますが、偶数は避けたほうが良いため、5万円か7万円で連名にするのが適当です。5万円か7万円のどちらにするかは、新郎新婦と自身の立場を考慮して、同等の関係性であれば5万円にするのが一般的です。また、6万円を渡したい場合は、1万円を商品券にし、その上に5万円を包んだご祝儀袋をのせて渡したり、6万円のうちの1万円を5000円札2枚にし、お礼を7枚にして包む方法もあるので、夫婦で話し合って決めましょう。

子ども連れで参列する場合

子どもを連れて結婚式に参列する場合、子どもの分について大人と同じ金額を用意する必要はありません。一般的には子どもの人数分の飲食代を目安に包みます。赤ちゃんは料理自体が不要ですが、ベビーベッドや授乳室を用意してもらったり、離乳食のことを相談したりと、さまざまな配慮がされていることもあるので、気持ちだけでも上乗せして包んでおくと良いでしょう。

親と一緒に参列する場合

親と一緒に参列する場合は、地域のしきたりや慣習、親族間のルールなどによる部分があるため、親と事前に話し合うことが大切です。同居していても世帯が別である、家を出て独立しているなど、それぞれの家庭でご祝儀の包み方が異なります。ご祝儀を一緒に包むのか、別で用意するのかは、親や親族に確認してから用意しましょう。

結婚式のスタイルによってご祝儀も異なる

新婦と友人

結婚式といってもさまざまな結婚式のスタイルがあります。海外挙式や会費制、挙式のみなどのスタイルがあり、それぞれの結婚式のスタイルによってご祝儀の形も異なります。

海外挙式の場合

海外挙式の場合は、旅費の負担の仕方によって、ご祝儀が必要か不要か異なります。旅費の一部、もしくは全額を新郎新婦が負担してくれる場合は、ご祝儀に相場の金額を包んで渡しても良いでしょう。旅費を招待された側が全額負担する場合は、新郎新婦はご祝儀を辞退するケースが一般的です。
なお、海外挙式は国内挙式と異なり、受付が設けられていない場合があります。海外渡航の際に余分な現金を持ち歩くのは危険な場合もあるため、ご祝儀は国内で渡した方が安心です。

会費制の結婚式の場合

会費制の結婚式は、ご祝儀ではなく決められた会費を払うスタイルです。会費が発生するため、基本的にはご祝儀は不要となります。会費制は、ご祝儀に比べて負担額が少ないケースが多いです。
また、会費をご祝儀のように包むと迷惑になってしまうため、受付にて現金で直接支払うのが一般的なマナーとなっています。会費以外にご祝儀を渡したい場合は、事前に贈るか、式が終わった後日に改めて渡すのが良いでしょう。

挙式のみの場合

挙式のみの場合は、一般的な相場はお祝いの気持ちとして1万円といわれていますが、新郎新婦から辞退の案内がある場合もあります。あまり高額なご祝儀を贈ると、新郎新婦に気を遣わせてしまう可能性もあるため、挙式のみの場合はお祝いの気持ち程度と考えておくのが良いでしょう。

結婚式に欠席する場合のご祝儀はどうする?

結婚式に欠席する場合は、連絡のタイミングなどによって対応が異なります。

招待された時点で欠席がわかっている場合

招待された時点で欠席がわかっている場合は、お祝いの気持ちを込めて結婚祝いを包むと良いでしょう。金額は大体1万円(半額~3分の1程度)が目安となっており、事前にわかっているお祝い事であるため、結婚式の1週間前までに贈るのがマナーです。直接渡すとより気持ちが伝わりますが、手渡しできない場合はご祝儀袋を現金書留で送付してもよいとされています。

直前に当日急きょ欠席することになった場合

やむを得ず当日急きょ欠席することになった場合は、1カ月前くらいには料理や引き出物の調整ができなくなるため、おわびの気持ちを込めて、出席した場合と同じ金額を包みます。金額は2万~3万円程度で、新郎新婦が新婚旅行などへ行く場合は、旅行から帰ってきてから贈りましょう。

自分の結婚式に列席してくれた方の場合

自分が先に結婚式を行い列席してくれた方へのご祝儀は、頂いたご祝儀と同じ金額を包むのが基本のマナーです。この場合、欠席することが事前にわかっていた場合や当日急きょ欠席する場合などどのタイミングで伝えるとしても、同じ金額のご祝儀を用意する方が良いでしょう。

結婚式への参加で家を空けるときは、防犯対策を忘れずに!

結婚式に出席する際は家を半日以上留守にするため、防犯対策をしっかりと行いましょう。特に、自宅から遠方の結婚式に参加する場合や海外で行われる場合には、何日間も家を留守にすることもあるため、帰宅時に幸せな気持ちが台無しにならないように防犯対策が必要です。

ご自宅の防犯対策には、窓やドアの施錠などの基本的な対策に加え、ホームセキュリティの導入もおすすめです。
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まとめ

結婚式のご祝儀の相場は3万円といわれていますが、新郎新婦との関係性や結婚式のスタイルによって金額が異なります。自身が出席する結婚式がどのようなスタイルなのか、新郎新婦とどのような関係性なのかなどしっかり確認することが大切です。失礼のない金額をご祝儀として包んで、心からのお祝いの気持ちを伝えましょう。

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