故人やペットの遺骨ペンダントが良くないといわれる理由は?手元供養の種類や注意点を解説

高齢者・介護 2024.07.10
ペンダント

大切な家族やペットをなくした時、遺骨ペンダントを作って供養したいと考える方もいるでしょう。しかし、遺骨ペンダントを作るのは良くないと聞いたことがあるかもしれません。遺骨ペンダントは、本当に良くないものなのでしょうか。

ここでは、遺骨ペンダントが良くないといわれる理由を、手元供養の種類や注意点とともに解説します。

目次

遺骨ペンダントとは

遺骨ペンダントとは、故人の遺骨や遺灰の一部を小さな容器に納め、ペンダントとして身に着ける手元供養(てもとくよう)の一種です。

手元供養とは、故人の遺骨を手元に置き、日常生活のなかでその存在を感じるための供養方法です。遺骨ペンダントは、故人との絆を感じることができるとされているのです。
また、遺骨ペンダントは人間だけでなく、ペットの供養としても利用されています。ペットの供養では遺骨のほか、毛や歯、ひげなどをジュエリーやカプセルにいれて身につけるものもあります。

遺骨ペンダントは良くないものではない

遺骨ペンダントや遺骨を用いたアクセサリーは、決して良くないものではありません。遺骨を持ち歩く行為は法律や条例で禁止されているわけではなく、手元供養の形の一つとして認められているものです。

遺骨ペンダントは、故人やペットを家族の一員としていつまでもそばに置いておきたいという気持ちを表しています。多くの人にとって、精神的な支えとして身に着けられている遺骨ペンダントを、「良くないもの」と考える必要はありません。

遺骨ペンダントは分骨の一種

分骨とは、遺骨を複数の場所に分けて納骨・供養する方法です。遺骨ペンダントもこの分骨の一種として、供養を行うものです。

家族が亡くなった後の必要な手続きについては、こちらも参考にしてください。

遺骨ペンダントが良くないといわれる理由

ペンダントをする人

そもそも遺骨ペンダントが良くない、といわれる理由を見ていきましょう。

遺骨を自宅で保管したり手元に持っておくことが良くないといわれている

遺骨を自宅で保管したり、手元に持っておくことが良くないといわれる背景には、日本の伝統的な宗教観が関係しているといえます。日本では、遺骨は墓地に納めるべきだとする考え方が根強く、手元供養に対して抵抗感を持つ人もなかにはいるでしょう。また、大切な家族の遺骨を砕いて、別のものに加工することに違和感を覚える人もいるかもしれません。

しかし、現代では個人の信念やライフスタイルに合わせた供養方法が尊重されるようになっており、遺骨ペンダントもその一環と考えられています。

遺骨を身に着けると、良くないことが起こると思われている

遺骨を身に着けることに対して、不吉なことが起こるという迷信があります。しかし、多くの場合は心理的な要因に過ぎません。むしろ遺骨ペンダントを持つことで、故人やペットの存在を感じられ、精神的な安定を得られる人も多くいます。

遺骨を加工することが違法だと思われている

遺骨をペンダントなどのアクセサリーに加工する行為が、違法ではないかと誤解している人もいます。しかし、適切な方法で行われる限り、遺骨の加工は法律に触れる行為ではありません。遺骨ペンダントを製作する業者も増えており、そのような業者を利用すれば安心して遺骨を加工できます。

故人が成仏できないと考えられている

遺骨が完全に納骨されない限り、故人が成仏できないという考え方もあります。しかし、多くの宗教や文化では、手元供養も故人を敬う適切な方法の一つとされています。遺骨ペンダントを持つことで個人が成仏できない、故人やペットとのつながりを感じることができ、心の安らぎを得られることが重要です。

故人や亡くなったペットの遺骨を使った手元供養の種類

故人や亡くなったペットの遺骨を使った手元供養には、遺骨ペンダント以外にもさまざまな方法があります。

遺骨を用いたアクセサリー

遺骨を用いたアクセサリーは、遺骨を指輪やブレスレットなどペンダント以外のアクセサリーに使用する方法です。デザインも多種多様で、家族への思いを込めた特別なものを作ることができます。

ミニ骨壺

ミニ骨壺は、小さな骨壺に遺骨を納めて自宅に置くことで供養する方法です。さまざまなデザインや素材があり、インテリアに合わせて選ぶことができます。自宅に保管することで、いつでも手を合わせることができ、家族を身近に感じることができるでしょう。

ぬいぐるみ

遺骨をぬいぐるみのなかに納める方法もあります。特にペットの遺骨供養に利用され、抱きしめることで心の癒やしとなります。ぬいぐるみ自体も可愛らしいデザインが多く、手元供養として非常に人気があります。

インテリア

遺骨をアート作品や特別なオブジェに埋め込み、インテリアとして飾る手元供養の方法もあります。日常生活を送る空間に遺骨を用いたインテリアを一緒に装飾するのも良いでしょう。

手元供養を選ぶ際の注意点

供養

実際に手元供養を行う際には、いくつかの注意点があります。ここでは、手元供養を選ぶ際の注意点について見ていきましょう。

親族との十分な話し合いが必要

手元供養を選ぶ際には、親族との十分な話し合いが必要です。遺骨ペンダントに加工するには遺骨を砕く粉骨を行う必要があるため、なかには抵抗を感じる方もいます。また、お墓に納骨することが一般的な供養方法であることから、分骨であっても手元供養に抵抗を感じる親族の方もいるでしょう。手元供養が決して縁起の悪いものや違法行為ではないこと、そして正しい供養方法の一つであることを説明したうえで、理解を得ることが重要です。

分骨してお墓に納骨する場合は分骨証明書が必要

分骨証明書とは、分骨を正式に認める証明書であり、遺骨をお墓に納骨する際に必須となる書類です。火葬後、基本的に骨は骨壺に納められるため、分骨を希望する際は火葬場の担当者にあらかじめ伝えておく必要があります。その際に分骨証明書の提示が必要となるため、事前に分骨証明書を準備しておくようにしましょう。

家族の安全安心の暮らしを「ALSOKのみまもりサポート」で実現しよう

ご高齢の親や祖父母と離れて暮らしている場合、火災や熱中症、急な体調不良など、もしもの時に心配になることもあるでしょう。離れて暮らしていると、家族のもとへ駆けつけるのが遅くなってしまう場合もあります。そんな時に安心なのが見守りサポートサービスです。

HOME ALSOK みまもりサポートの画像

ALSOKの「HOME ALSOK みまもりサポート」では、離れて暮らす家族にもしもの事態が発生しても、訓練を受けたガードマンが迅速に駆け付けます。
熱中症や災害時の危険を注意喚起できるほか、健康について看護師資格を持つスタッフにいつでも相談可能で、家族の安全と安心をサポートします。また、電話回線不要で導入することができ、コントローラーの操作も簡単なため、ご高齢の方にもわかりやすく、本人とその家族が安心して暮らせる環境づくりをお手伝いします。
さらに安否確認や位置履歴情報の確認、外出・帰宅通知などのオプションサービスも充実しています。
離れていても高齢のご家族を見守ることができる、ALSOKのみまもりサポートの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

またALSOKでは、ペットや子どもの見守りに適した「HOME ALSOK アルボeye」というサービスも提供しています。家で留守番をしている子どもやペットの様子をライブ映像で確認することができ、万が一の際にはガードマンに駆けつけ依頼ができます。

まとめ

遺骨ペンダントを含む手元供養は、故人やペットを身近に感じるための大切な供養方法です。遺骨ペンダントが良くないとされる理由には誤解も多く、法的な問題もありません。ただし、手元供養を選ぶ際には、親族との十分な話し合いや必要な手続きを確認することが重要です。
家族やペットの安心安全をサポートするための「HOME ALSOK みまもりサポート」や「HOME ALSOKアルボeye」も、ぜひ導入をご検討ください。

この記事に関連する商品

HOME ALSOK Connect
お買い上げプラン
月額費用4,070円(税込)
  • スマホで簡単に警備操作
  • 24時間365日の徹底警備。緊急時にはガードマンが現場に急行
  • お手頃価格で家計も警備も安心
HOME ALSOK アルボeye
カメラ稼働式
月額費用2,750円(税込)
  • 自宅内に設置したカメラの映像をスマホでいつでも確認!
  • もしもの際はメールで異常を通知+ガードマンが駆けつけ
  • ご高齢者様の見守りなどの利用にも