スマートフォンが熱い原因は?スマートフォンの熱対策・正しい対処法を解説

お役立ち情報 2024.09.10
スマートフォン

スマートフォンが熱い場合、このまま使用しても問題ないのか、故障ではないのかと悩む方は多いでしょう。スマートフォンが熱くなる原因は、放熱ができていない、ながら充電をしているなどさまざまです。実際にスマートフォンが熱くなってしまった場合、どのような対策・対処法をすれば良いのでしょうか。
今回は、スマートフォンが熱くなる原因やスマートフォンの熱対策・正しい対処法について解説します。

目次

スマートフォンが熱い原因

スマートフォンの充電

スマートフォンが熱くなるのには、さまざまな原因があります。

温度上昇に対して放熱ができていない

スマートフォン使用時は、端末内部にあるCPUやバッテリーなどが発熱します。この熱は、通常は外気に放熱されることで端末に熱がこもってしまうのを防いでいますが、以下の理由で放熱ができない場合に熱くなりやすくなっています。

外気温が高い

夏の屋外など外気温が高い環境でスマートフォンを使用すると、放熱が発熱に追いつかないため熱くなってしまいます。外気温が高い場所でのスマートフォンの使用は避けましょう。

直射日光が当たっている

直射日光がスマートフォンに当たっている場合も、スマートフォンが温度上昇して放熱がうまくできず熱くなってしまいます。スマートフォンの置き場所は、直射日光が当たらない場所を選びましょう。

熱を遮断するカバー、ケースを使っている

スマートフォンにつけているカバーやケースの素材によっては、放熱を妨げてしまう原因になります。皮やシリコンなどの素材は放熱しにくいため、長時間の使用や充電中などの際に過剰に発熱する可能性があります。スマートフォンのカバーやケースをつける際は、放熱のしやすさも考慮して選ぶと良いでしょう。

ながら充電をしている

スマートフォンの充電中は、必ずバッテリーが発熱します。そのため、スマートフォンを充電しながら通話や通信をする「ながら充電」はバッテリーへの負荷が高く、通常よりも発熱する可能性があります。また、ながら充電をすることにより、CPUやバッテリーなどが熱を持ち、動作異常を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。充電中はなるべくスマートフォンは操作しないようにしましょう。

負荷の高いアプリの長時間使用

高画質なゲーム、動画編集アプリ、動画配信サービスなどスマートフォンへの負荷の高いアプリを長時間使用している場合に、CPUに負荷がかかってしまい熱くなる原因となります。画面上アプリを操作していない場合でも、バックグラウンドでアプリが作動しているとスマートフォンが熱くなることがあります。
また、GPSを使用するアプリも負荷がかかりやすいため注意が必要です。

充電ケーブルが合っていない・古い

充電ケーブルが適合していない、純正のものではないケーブルを代用している場合や、充電器やケーブルが古い場合にもスマートフォンが熱くなる場合があります。適合していないケーブルは電圧が高い場合があるため、スマートフォンが発熱する原因になります。また、ケーブルの断線や変形などがあると、内部で発熱を引き起こしている可能性もあるため注意が必要です。充電ケーブルは、代用せずスマートフォンに適合しているものを使用しましょう。

スマートフォン本体やバッテリーが劣化している

スマートフォン本体やバッテリーの劣化により、発熱する場合があります。機種や使い方によって異なりますが、スマートフォンの寿命は3~5年、バッテリーは2年程度です。劣化するとフル充電ができなくなり、バッテリーの減りが早くなってしまいます。発熱と同時にスマートフォン本体やバッテリーに膨張が見られる場合は、劣化している可能性が高いので、買い替えやバッテリー交換を検討すると良いでしょう。

ウイルス感染している

スマートフォンがウイルスに感染してしまうと、ウイルス感染の影響によってCPUに負荷がかかるため、発熱の原因になります。ウイルスが個人情報の無断転送や端末内のデータなどを破壊しようとバックグラウンドで動作が行われるため、不自然にスマートフォンが熱くなる場合は、ウイルス感染を疑いましょう。

スマートフォンが熱いまま放置するとどうなる?

スマートフォンを発熱したままにしておくと、さまざまな不具合が発生してしまいます。スマートフォンが熱いまま放置するとどのような症状が出るのでしょうか。

充電の減りが早くなる

スマートフォンに採用されているリチウムイオン電池は、熱に弱い特性があり、本体が発熱し続けているとバッテリーの劣化が進んでしまいます。バッテリーの劣化が進むと、充電容量が少なくなり、充電の減りが早くなってしまいます。
バッテリーの寿命が短くなると、買い替えの頻度が高くなる可能性もあるため、注意が必要です。

熱暴走が起こる

熱暴走とは、スマートフォン本体が熱くなった影響により正常な動作ができなくなる状態のことをいいます。熱暴走が起こると、スマートフォンのセーフティ機能が発動され、以下のような症状が出ます。

  • 動作が遅くなる
  • 自動で再起動される
  • カメラが起動できない
  • アプリの起動が遅くなる
  • アプリが強制終了される

これは、スマートフォンが処理速度を落として高温化を防ぐ仕組みが働いているためです。熱暴走が起き、フリーズや再起動が起こると、操作中のアプリで未保存のデータなどは消えてしまう可能性があります。スマートフォンが高温の時は、無理に操作はせず、しばらく放置して本体が冷えてから使用するように心がけましょう。

発火や爆発の可能性がある

長時間高温の場所に置いておくなど、スマートフォンが熱い状態のまま放置していると、バッテリーの劣化が早まり、膨張してまれに発火や爆発につながる可能性もあるので注意が必要です。スマートフォンの発火や爆発によって、火災が発生するおそれもあります。

スマートフォン本体の故障につながる

スマートフォンを熱いままにしてしまうと、製品寿命が短くなり、故障しやすくなる可能性があります。端末内部の部品は熱に強いとは限らないため、熱いまま放置するとスマートフォン本体が故障する確率が上がってしまいます。

スマートフォンの熱対策・正しい対処法とは

スマートフォンの熱対策

スマートフォンの熱対策にはどのような方法があるのでしょうか。

放熱できるようにする

スマートフォンが熱い原因として、放熱がうまくできていない可能性があるため、スマートフォンを風通しの良い場所に置く、カバーを外す、カバーの素材を変えるなどの対策が有効です。放熱できない環境で使用し続けると、本体が高熱になりバッテリーの劣化や本体の故障につながってしまうため避けましょう。また日陰に移動するだけでなく、扇風機やうちわなどで風を送るのも効果的です。スマートフォンの放熱を妨げない環境を作ることが重要です。

ながら充電をやめる

ながら充電をしていると、スマートフォンが発熱しやすく、放熱が追いつかなくなってしまうため、充電をやめるのが最も効果的な対処方法です。バッテリーの発熱に加えてCPUへの負荷がかかるため、充電しながらのスマートフォンの使用はやめましょう。

スマートフォンの電源を切る

充電をやめても発熱がおさまらない場合や、ながら充電により高温になってしまった場合などは、スマートフォンの電源を切ることで本体の発熱を抑えることができます。また、電源を切ることで負荷の高いアプリやバックグラウンドで作動していたアプリなどが停止され、再起動後の発熱のリスクを減らすことが可能です。

スマートフォンのアプリを終了させる

使用しているアプリを終了させることも効果的です。現在、画面に表示されているアプリだけではなく、バックグラウンドで作動しているアプリも発熱の原因になるためすべてのアプリを終了させましょう。バックグラウンドアプリは、タスク一覧を表示して終了させるか、画面下部から中央に向けて表示させ、上にスワイプで終了できます。機種やバージョンによっては終了方法が異なる場合があるため、確認が必要です。
アプリを終了させる際、保存していない情報は消えてしまうため注意してください。

明るさのレベルを下げる・省電力設定にする

スマートフォン画面のバックライトの明るさも本体の温度を上げる原因の1つです。画面が見える範囲で明るさのレベルを下げると良いでしょう。また、省電力設定を行うことも、高温にさせないための対策です。省電力設定をするとバッテリーの使用を節約できるため、スマートフォンの発熱を抑えることができます。
スマートフォン使用中の発熱が気になる際は、画面の明るさレベルを下げる・省電力設定をするようにしましょう。

充電器やケーブル、スマートフォン本体の買い替えを検討する

充電器やケーブル、スマートフォン本体の買い替えを検討するのも対策の1つです。適合しない充電器やケーブルの使用はバッテリー劣化の原因になる可能性があるため、スマートフォンに適合している充電器やケーブルを使用しましょう。
充電器やケーブルが劣化したり、スマートフォン本体が故障してしまった場合は、発熱による発火や火傷など重大な事故が発生する前に買い替えを検討してください。

セキュリティソフトを利用する

スマートフォンのウイルス感染が疑われる場合は、セキュリティソフトの利用やパスワードの変更を検討すると良いでしょう。セキュリティソフトの利用やパスワードの変更をすることで、ウイルス感染やそれに伴う個人情報の無断転送などを防ぐことが可能です。また、不要なアプリがダウンロードされていないかも確認するとより安全です。

急速に冷やす方法は結露が発生するため避ける

スマートフォンを急速に冷やす方法は、結露が発生してスマートフォン本体内部も結露してしまい故障につながることがあります。
保冷剤を貼る、冷蔵庫・冷凍庫に入れる、エアコンの冷たい風に直接当てるなどの行為は避けましょう。
特に、防水性の高いスマートフォンは気密性が高いため、内部に結露が発生すると水分を放出しにくく故障の原因となってしまいます。

スマートフォンが熱い場合は、風通しの良い日陰に置く、扇風機やうちわで風を送る、市販されているモバイル機器冷却用シートを使用するなど、本体の温度をゆっくり下げることが重要です。

ご自宅の安全安心を守るALSOKのホームセキュリティ

スマホゲート画像

スマートフォンが熱くなると、バッテリーが劣化・膨張し爆発や火災が発生する可能性があります。あるいは、スマートフォンがウイルス感染していた場合、個人情報の流出、自宅への空き巣や不審者の侵入などの二次被害に発生する場合があります。自分や家族の安全を守るためには、普段から火災や防犯の対策を行うことが重要です。ALSOKのホームセキュリティ「HOME ALSOK Connect」は火災や不審者の侵入を検知し、高度な訓練を受けたプロのガードマンが駆けつけて対処するため安心です。「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2種類があり、セルフセキュリティはお手頃価格でホームセキュリティを実現でき、もしもの時にはガードマンの依頼駆けつけが利用できます。オンラインセキュリティは、火災や不審者の侵入などの異常発生時に自動でガードマンが駆けつけます。
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ご自宅の安全安心のために、ALSOKのホームセキュリティを活用してみてはいかがでしょうか。戸建て住宅はもちろんのこと、集合住宅でも導入可能です。ぜひ、お気軽にご相談ください。

まとめ

スマートフォンの放熱ができない環境での使用や負荷の高いアプリの長時間使用、ながら充電などスマートフォンが熱くなる原因はさまざまです。スマートフォンが熱くなる原因を正しく理解し、発熱による発火や火傷などの重大な事故が起こる前に、しっかりと対策・正しい対処を行うことが重要です。

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