コインランドリーで布団は洗えるの?メリットや注意点・洗い方の手順を知ろう
布団の汚れやニオイが気になるけれど、家の洗濯機では洗えないため、天日干しや布団クリーナーなどでケアしている、という方は多いでしょう。家での洗濯が難しい布団でも、コインランドリーを利用すれば洗濯が可能な場合があります。
今回は、コインランドリーで洗える・洗えない布団の種類や、コインランドリーで布団を洗濯するメリット・注意点、洗い方について解説します。
目次
定期的に布団を洗濯した方が良い理由
定期的に布団を洗濯した方が良い理由として、布団にカビやダニが発生しやすいことがあげられます。
カビが発生しやすくなる
カビは「温度」「湿度」「酸素」「栄養源」の4つの条件がそろうと発生します。布団には、人の皮脂、髪の毛、ホコリなどが付着しており、寝ている間に汗をかくことで湿度があがり、人の体温で温まってしまうため、カビが発生する条件がそろってしまいます。布団にカビが発生すると、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状や肌荒れなどを引き起こす可能性があります。布団をカビが発生しやすい状態にしないために、定期的に洗濯をして清潔に保つことが大切です。
ダニが発生しやすくなる
ダニが発生する条件は「温度」「湿度」「栄養源」の3つです。高温多湿の環境を好み、人のフケやアカ、髪の毛が好物で、それらが付着した布団を使い続けているとダニが発生してしまいます。ダニが大量に潜む布団で寝ていると、アトピー性皮膚炎などを引き起こす可能性があります。ダニが発生しにくい環境を保つために、定期的に洗濯しましょう。
布団を干すだけではダメ?
ダニやカビを発生させないために、布団を干しているという方も多いでしょう。布団を晴れた日に干すと、布団の中の湿度を下げることができ、ダニやカビの防止対策になります。しかし、ダニやカビは50~60℃で死滅するといわれているため、布団の中に潜んでいる場合は天日干しだけでは死滅せず、留まってしまいます。
天日干しと洗濯両方を取り入れて、清潔を保つ方法がおすすめです。
コインランドリーで布団は丸洗いできるか
布団を洗濯する際、毎回クリーニングに出すのは大変です。近年は、洗濯できる布団も増えてきており、家庭の洗濯機やコインランドリーを利用することも可能です。しかし、以下の表示や加工方法、素材のものは洗濯機やコインランドリーでは洗濯不可となっているため注意が必要です。
取扱表示が洗濯・乾燥不可の布団
洗濯の取扱表示が、「家庭洗濯NG」「タンブル乾燥NG」の表示がついている布団はコインランドリーで洗濯することはできません。コインランドリーに布団を持っていく前に、必ず洗濯表示マークを確認しましょう。
布団を購入する際は、洗濯表示マークを確認してから購入すると良いでしょう。
参考:消費者庁 新しい洗濯表示
キルティング加工ではない布団
キルティング加工ではない布団も、コインランドリーで洗濯することはできません。キルティング加工は2つの布の間に中綿を入れて縫い合わせる方法で、中綿が偏らないようにする役割があります。キルティング加工ではない布団を洗濯した場合、中綿が偏って使用感が悪くなってしまいます。また、洗濯や乾燥にムラがでてしまい、汚れが落ちずカビやダニが発生しやすい状態になってしまうため注意が必要です。
コインランドリーで布団を洗濯・乾燥するメリット
コインランドリーで布団を洗濯するメリットをご紹介します。
家庭の洗濯機に入らない布団を洗える
洗濯ができる布団であっても、自宅の洗濯機は容量が小さいため洗えないという場合もあるでしょう。コインランドリーには容量の大きい洗濯機があるため、自宅では洗えない大きさの掛け布団や敷き布団も洗濯することができます。
ダニ対策・カビ対策ができる
コインランドリーで布団を洗濯することで、ダニ・カビ対策が可能です。コインランドリーは布団を丸洗いできるだけでなく、高温乾燥ができます。機種にもよりますが、一般的なコインランドリーの乾燥機や洗濯乾燥機は高温・中温・低温が選べます。中温で60~70℃、高温であれば70~80℃になりダニ・カビを死滅させることができます。
除菌・消臭効果がある
生乾き臭の原因になる雑菌にも効果的なため、消臭効果も得られます。天日干しよりも乾燥機を使用した方が、ダニ対策や除菌消臭効果が期待できるためおすすめです。
ふわふわな仕上がりになる
コインランドリーは、大型ドラムの中で布団を回転させながら高温の風で乾かすため、布団がふわふわな仕上がりになります。長く使用して空気が抜け、薄くなってしまった布団も、ふわふわな仕上がりに戻せます。
また、天候に左右されずに布団を洗濯・乾燥できるので、天気を気にする必要がありません。
コインランドリーでの布団の洗い方
洗濯可能な布団であっても、正しい洗濯の仕方でなければ汚れを落としきることはできません。ここでは、コインランドリーでの正しい布団の洗い方について解説します。
布団の大きさに合った洗濯機を選ぶ
洗濯する布団の大きさに合った洗濯機を選びましょう。コインランドリーにはさまざまなサイズの洗濯機があり、布団の大きさによって適した洗濯機が異なります。布団を入れた際に、洗濯槽の8割程度を占めるサイズの洗濯機を選びましょう。
洗濯機の容量が小さいとしっかりと洗濯できず、大きすぎると布団の型崩れの原因となってしまいます。サイズの大きい洗濯機しかない場合は、布団と一緒にシーツなどをネットに入れて洗うと良いでしょう。洗濯機に目安の容量が記載されている場合もあるので、洗濯する前に確認しましょう。
カバーを外して紐で縛り、洗濯を開始する
布団を洗濯機に入れる際は、カバーを外します。カバーをつけたままだとしっかりと汚れを落とせないため、必ず外して洗濯しましょう。
掛け布団はそのまま入れ、敷き布団は水に強い麻などの紐で縛ってから洗濯機に入れて洗濯を開始します。敷き布団を紐で縛ることで型崩れを防ぐことが可能です。
脱水後は乾燥機へ入れる
布団の洗濯・脱水が終了したら、乾燥機へ入れましょう。乾燥機は大きめのサイズを選ぶことがポイントで、しっかり乾燥できればふわふわな仕上がりになります。なお、洗濯の際に紐で縛っている場合は、乾燥機へ入れる前または乾燥の途中で紐を解くようにします。
粗熱を冷ます
乾燥が終了したら、一度布団を乾燥機から出して粗熱を冷まし、広げてみて偏りがないか布団の状態を確認しましょう。
熱があるまま収納すると、蒸れて雑菌やカビの原因になることがあります。帰宅してからも布団に熱が残っている場合は、熱がなくなるまでしっかり冷ましましょう。
乾燥機だけの利用でも良い
時間がないときは、コインランドリーの乾燥機だけを使用するのも良いでしょう。高温で乾燥させることで、ダニやカビなどを死滅させることができ、へたれてしまった布団もふわふわに仕上げられます。乾燥の時間だけで済むので、手軽に行うことができます。
コインランドリーを利用するときの料金・時間の目安
コインランドリーで布団を洗濯するときの料金や時間の目安はどのくらいなのでしょうか。ここでは、洗濯のみ、乾燥のみ、洗濯と乾燥両方の場合でわけて解説します。
洗濯(洗いとすすぎ)のみの場合
羽毛布団をコインランドリーで洗濯(洗いとすすぎ)のみ行った場合、かかる時間の目安は1枚30~40分で、料金は500~600円が目安となっています。
2枚の場合は、かかる時間は変わりませんが、大きいサイズの洗濯機を使用するため、料金は700~900円とやや高くなります。
乾燥のみの場合
羽毛布団を乾燥のみ行った場合、かかる時間の目安は1枚30~40分で、料金は400~500円が目安となっています。2枚になった場合は40~50分で、料金は800~1,000円となっています。枚数が多いと、大きめの乾燥機を使用しなければならないため、乾燥にかかる時間が長く、料金も高くなります。
布団専用の乾燥機が置いてあるコインランドリーもあり、専用機の場合は従来の乾燥機に比べてかかる時間を短縮できます。乾燥時間を減らしたい方は、布団専用の乾燥機が置いてあるコインランドリーを探すのも良いでしょう。
洗濯と乾燥両方の場合
羽毛布団を洗濯と乾燥両方を行った場合、かかる時間の目安は1枚60~80分で、料金は1,000円前後かかると考えておくと良いでしょう。2枚の場合はかかる時間が長く、料金も少し高くなります。
コインランドリーで布団を洗濯する際の注意点
最後に、コインランドリーで布団を洗濯するときの注意点について解説します。
時間に余裕がある日を選ぶ
上記のように目安はありますが、コインランドリーによっては洗濯・乾燥にかかる時間が異なるため注意が必要です。また、洗濯機や乾燥機が空いていなかったり、予想以上に時間がかかったりする場合もあるため、コインランドリーを利用する際は、時間に余裕を持っていくと安心です。
なお、コインランドリーによっては両替機がない、高額紙幣が両替できないという可能性があるため、硬貨の準備もしてから向かうと良いでしょう。
大切な布団や高価な布団はクリーニングを利用する
大切な布団や高価な布団などは、洗濯での失敗は避けたいものです。高価な布団は、しっかりメンテナンスすることで10年以上使用できるものもあります。布団の傷みが気になる場合は、コインランドリーよりも費用は高くなりますが、クリーニングを利用した方が良いでしょう。
洗濯NG表示がありコインランドリーで洗濯できない布団も、クリーニングであれば洗えることが多いため、洗濯不可の布団はクリーニングに出しましょう。もしもクリーニングで布団が傷んでしまった場合は補償が受けられる場合があります。クリーニングに出す際は事前にホームページなどで補償について確認しておくと安心です。
毎日の安心を支えるALSOKのホームセキュリティ
コインランドリーは布団の洗濯から乾燥まで行えるためとても便利です。しかし、コインランドリーに布団を持っていく・取りに行く際に、自宅の施錠を忘れてしまうときもあるかもしれません。
コインランドリーへの外出やゴミ出しなど、短時間の外出でも空き巣に狙われる可能性があるため、忘れずに施錠するようにしましょう。さらに安心して外出するためには、ホームセキュリティの導入もおすすめです。
ALSOKのホームセキュリティは「セルフセキュリティ」「オンラインセキュリティ」の2つから選択できます。
セルフセキュリティではお手軽にホームセキュリティを導入でき、もしものときにはガードマンの依頼駆けつけが可能です。オンラインセキュリティでは、異常発生時には自動でガードマンが駆けつけます。
さらに、スマートフォンを持っているだけで、自動で警備解除が可能な機能も用意しています。外出時はワンタッチで警備を開始でき、外出前にはスマートフォンの持ち忘れもお知らせしてくれるため、安心して出かけることができます。
戸建住宅だけでなく賃貸住宅にも導入できるので、一人暮らしの方やご家族がいる方におすすめです。