服についた油汚れの落とし方を解説!時間が経った頑固な油染みの落とし方も紹介

お役立ち情報 2024.09.27
汚れた衣類

日常生活の中で、服に油汚れがついてしまうことは少なくありません。通常の洗い方では落としにくいため、困ることも多いのではないでしょうか。服についた汚れやシミはその種類に合った洗剤や方法で洗うことが大切です。
この記事では、自宅でできる服についた油汚れの落とし方、時間が経った頑固な油染みの落とし方についてご紹介します。

目次

どうして服についた油汚れは落ちにくいのか

悩む主婦

服についた油汚れや油染みが落ちにくい原因は、汚れの性質にあります。「水と油」という言葉からもわかるように、油は水と混ざり合いません。油汚れは水に溶けにくいため、通常の洗濯では落ちにくいのが特徴です。油汚れを落とそうと何度も水洗いをしたり服をこすったりすると、汚れが落ちにくくなってしまうこともあります。また、汚れてから時間が経ってしまうと、繊維の中に油が入り込んで落としにくくなります。
食用油や化粧品などの油汚れは、温めると粘度が低くなり、繊維から浮きやすくなる性質を持っているため、40℃程のお湯を使用して落とすのがおすすめです。水では落とすことのできなかった油汚れが、お湯を使用することできれいに落ちることもあります。

服につくとシミになりやすい汚れの種類

服につく汚れには油溶性・水溶性・不溶性の3種類があります。それぞれ性質が異なり、適した洗剤や洗い方をしないと、シミになってしまう可能性があります。以下では汚れの性質や洗い方について解説していきます。

油溶性

油溶性の汚れは、水に溶けにくい性質を持っています。皮脂汚れやファンデーションなどの化粧品、ヘアオイル、食用油などは油溶性の汚れに当てはまります。油溶性の汚れを落とす際は、ドライクリーニングで使われる有機溶剤がもっとも効果的です。
軽い油汚れであれば、お湯を使用することで汚れが繊維から浮きやすくなり、落としやすくなります。また、油溶性の汚れは酸性なため、反対の性質であるアルカリ性洗剤を使用すると効果的です。

水溶性

水溶性は水に溶けやすい性質を持っています。コーヒーやジュースなどの汚れが当てはまり、水に溶けやすいため、水と中性洗剤で洗うと落としやすくなります。中性洗剤で落ちなかった場合は、衣類用の酸素系漂白剤を使用すると汚れが落ちやすいためおすすめです。

不溶性

不溶性の汚れは、水にも油にも溶けにくい性質を持っています。泥やスス、墨汁などの汚れが当てはまります。固形石鹸や酸素系漂白剤を用いて洗いましょう。不溶性の汚れは水を含んだ状態だと汚れが落ちにくくなるため、乾いた状態でこすり洗いするのがポイントです。

洗濯をした後に、服に新たな汚れがついている場合、洗濯機にカビが発生していることがあります。洗濯機の掃除方法が気になる方はこちらの記事を確認してください。

自宅でできる、服についた油汚れの落とし方

衣類の洗濯

クリーニングには出さずに、自宅でできる服についた油汚れの落とし方を解説します。

軽い油汚れの場合

服についた油汚れが少量である場合、または汚れがついてからまだ時間が経っていない場合は、食器用洗剤や洗濯用洗剤を用いて落とすことができます。強くこすると衣類が傷んでしまうため、歯ブラシや洗濯ブラシを使ってやさしく洗いましょう。
まずは、油汚れがついた服をぬるま湯に浸けます。次に油汚れの部分に、食器用洗剤または洗濯用洗剤をつけ、歯ブラシや洗濯ブラシでやさしくこすります。その際、汚れが広がらないように、細かく動かすのがポイントです。その後、水で洗い流してから通常通り洗濯機に入れ、乾かしてから汚れが落ちているか確認しましょう。

時間が経ってしまった油染みの場合

服についた油汚れが、時間が経って頑固な油染みになってしまった場合は、クレンジングオイルや漂白剤を使用して洗濯すると落とすことができます。

クレンジングオイル

クレンジングオイルには、油分を含む化粧品を吸着する成分が入っているため、服についた油汚れを落とすのにも役立ちます。クレンジングオイルは水分に触れ乳化すると、洗浄力が弱まってしまうため、衣類が乾燥した状態で使用しましょう。
落とし方は、汚れのある部分の下にタオルを敷き、油汚れの部分にクレンジングオイルをつけます。次に汚れが広がらないように、歯ブラシで油汚れの部分を軽く叩きます。その際、強くこすらず下に敷いたタオルに汚れを移すイメージで軽く叩いて落とすと良いでしょう。その後、ぬるま湯に入れてもみ洗いしクレンジングオイルを落としたら、通常通り洗濯をし、乾かします。乾いた後は、汚れが落ちているか確認しましょう。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤の主成分は過炭酸ナトリウムで、酸性の汚れを落とすことを得意としています。色柄ものの衣類にも使うことができ、洗濯用洗剤と混ぜて使用することも可能です。使用する際は、必ず衣類の洗濯表示を確認してから使用するようにしましょう。
酸素系漂白剤を使用して汚れを落とす場合、ゴム手袋を着用し洗面器やバケツに40℃のお湯と酸素系漂白剤を入れます。油汚れのついた部分がしっかり浸かるように衣類を入れ、1時間程度浸け置きしましょう。その後、取り出して洗濯機で洗い、しっかりと乾かします。衣類が乾いた後は、汚れが落ちているか確認しましょう。

頑固な機械油の汚れの場合

機械油の汚れは、通常の油汚れよりも粘度が高く落としづらいため、専用の洗剤を使用して落としましょう。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ソーダが混ざり合ったアルカリ剤で、油汚れなど酸性の汚れを落とすときに便利です。天然由来の成分なため、環境や人にやさしく赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心して使用することができます。

染み抜き用ベンジン

ベンジンは石油から作られる有機溶剤で、油を溶解させる働きがあります。通常の洗濯で落とせない油汚れを落とすことができ、デリケートな衣類にも使用することができます。使用する際は、ゴム手袋を着用し十分に換気を行います。火気の近くでは使用しないように注意しましょう。また、衣類の色が落ちる可能性があるため、事前に目立たない部分で色落ちしないか確認する必要があります。

外出先で服に油汚れがついた応急処置

油汚れは時間が経つほど繊維にしみこんで落ちにくくなってしまいます。そのためすぐに洗濯ができない外出先で服に油汚れがついたときは、シミにならないように対処する必要があります。ここでは、外出先で服に油汚れがついたときの応急処置の方法を解説します。

油染みが広がらないようにやさしく拭く

油汚れがついた場合、まずはそれ以上油染みが広がらないように、ハンカチやティッシュで表面の汚れを拭き取りましょう。その際は、強くこすらないように注意が必要です。強くこすってしまうと、汚れが落ちにくくなるだけでなく、衣類が傷んでしまう可能性があるので、やさしく拭き取りましょう。

油汚れの部分を叩く・石鹸を使用する

服の表面の汚れを拭き取った後は、水で濡らしたハンカチやティッシュで汚れた部分を叩くように拭きます。汚れがついた部分の外側から汚れの中心に向かって叩くと、汚れを広げずに済みます。外出先に石鹸やハンドソープなどがある場合は、水で濡らしたハンカチやティッシュに、石鹸やハンドソープを含ませてから汚れの部分を叩いて拭き取ると汚れが落ちやすくなります。

汚れが薄くなったら乾燥させる

服を水で洗い流せる場合は、油汚れの部分を水で流します。難しい場合は、水を含ませたハンカチやティッシュをあてて石鹸・汚れを落とします。汚れが薄くなったら、最後に乾いたティッシュやタオルなどで水気を取った後に、乾燥させましょう。

このような手順で応急処置をして、自宅に帰宅後はなるべく早く洗濯をするようにしましょう。紹介した応急処置が面倒と感じるなら、市販のシミ抜きを常備する方法もあります。

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まとめ

服につく汚れには種類があり、それぞれに合った洗剤や洗濯方法を選ぶことが大切です。油汚れはお湯を使って洗うことで汚れが落としやすくなり、クレンジングオイルや漂白剤を使うことできれいに落とせます。また、外出先で汚れがついてしまった場合の応急処置方法も覚えておくと安心でしょう。

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