初詣はいつまでに行く?行ってはいけない日はある?初詣の参拝期間について

高齢者・介護 2024.11.29
初詣

1年の無事や平穏をお願いするため、家族や友人と初詣に行く方も多いでしょう。年が明けてからすぐにお参りするイメージのある初詣ですが、一般的にはいつまでに行けばよいと考えられているのでしょうか。また、初詣に行ってはいけない日や時間帯についても、よく知らないという方も多いかもしれません。
この記事では、初詣の参拝期間や行ってはいけない日、参拝マナーなどについてご紹介します。

目次

初詣の起源

初詣の起源は、大晦日~元旦に氏神様に祈る「年籠り(としごもり)」といわれています。古来の日本では、12月31日の大晦日の夜からその土地の氏神様の宿る社寺に籠り、元日の朝まで寝ずに祈る「年籠り」が行われていました。その習慣が時の流れとともに変化し、大晦日の夜に参拝をする除夜詣、元旦に参拝する「元日詣」「恵方詣」が行われるようになりました。
そして明治~大正の時代頃、元日詣が現在の「初詣」として呼ばれるようになったといわれています。

初詣はいつまでに行く?

お正月の松飾り

初詣は、お正月の松飾りを建てておく期間(年神さまがいらっしゃるとされる期間)である「松の内」の間に行くのが一般的とされています。松の内の期間は地域によって異なり、関東では1月7日まで、関西では1月15日までです。
初詣は1月1日~1月3日の三が日に参拝するイメージがありますが、松の内の間であればいつでも参拝できます。

松の内を過ぎてからの初詣は?

初詣は、松の内を過ぎてからの参拝でも良いと考えられています。松の内の間に初詣に行けない場合は、1月中、遅くとも節分(立春)までに参拝するのが良いでしょう。

大晦日の夜からお正月の三が日は人手が集中するため、混雑を避けて参拝したい方は日をずらしていくのも良いでしょう。神社やお寺によってご利益はそれぞれであるため、何か所か参拝しても失礼にはなりません。

初詣の屋台やおみくじはいつまで楽しめる?

初詣の屋台やおみくじを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。初詣の屋台・露店は1月7日頃までの出店が多いようですが、なかには1月14日まで、または節分まで露店が出ているケースもあります。

おみくじは、初詣の期間に限らず1年中引くことが可能です。神社やお寺に参拝した後、社務所・寺務所でおみくじを引きます。お札やお守りも1年中いただくことができますが、新年のお守り、破魔矢や熊手、縁起物のだるまなどは初詣期間のみなので注意が必要です。

初詣に行ってはいけない日はある?

1年の無事や平穏をお祈りする初詣ですが、初詣に行ってはいけない日はあるのでしょうか。

不成就日

不成就日の参拝は避けましょう。不成就日とは「何事も成就しない日」とされています。日の吉凶を占う選日のうち凶日にあたり、1週間に1度の頻度でやってきます。
凶日であることから、初詣に行く日としてはふさわしくない日だと考えられているため、不成就日を避けて参拝すると良いでしょう。

2025年1月の不成就日は以下の通りです。

  • 5日(日)
  • 13日(月)
  • 21日(火)
  • 31日(金)

忌中期間(五十日まで)

神道において、忌中期間は五十日間とされています。忌中期間は故人の行く先が決まっておらず、穢れが広まってしまうと考えられているため、忌中期間の神社への参拝は避けた方が良いでしょう。
なお、仏教における忌中期間は四十九日ですが、仏教では死を「穢れ」とする概念がないため、お寺への初詣は忌中でも問題ありません。

喪中期間は初詣に行っても良いのか

忌中期間は四十九日(五十日)ですが、喪中は一周忌までの1年間を指します。喪中は、亡くなった故人を追悼するため、家族や親族が喪に服す期間のことです。お寺の場合は、喪中期間であっても新年の初詣に行くことに制限はありません。
神道では、忌中期間は外部との接触を避けて身を慎むべきと考えられており、神社への参拝は控えた方が良いとされていますが、忌明けであれば喪中期間であっても初詣に行って良いとされています。
忌中にどうしても参拝をしたい場合は、お祓いを受けてからであれば参拝しても良いとしている神社もあるので、相談してみるのも良いでしょう。また、忌中を過ぎていれば神事を再開しても良いとされているため、厄払いやおみくじを引く行為も問題ありません。

初詣には何時から行くと良い?

初詣は年が明けてから初めて神社やお寺に参拝する行事であるので、参拝日時の制限は設けられていません。元旦や三が日の午前中、お昼過ぎまでは混雑するため、人混みを避けるなら早朝や夕方が良いでしょう。三が日や松の内期間は、深夜や早朝も開門している神社やお寺が多くありますが、それ以降は閉まる時間が早いところもあるので注意が必要です。余裕をもって参拝できるように、事前に開門時間を調べておくと良いでしょう。
お守りなどを授かりたい場合は、授与所が開いているか確認してから行くと確実です。

初詣の参拝マナー

手水舎でのお清め

初詣の参拝のマナーは、神社とお寺で少し異なります。ここでは、初詣の参拝マナーについて神社とお寺に分けて解説します。

神社での参拝の作法

鳥居をくぐる際は、軽く一礼してから中央を避けてくぐります。手水舎で心身を清めてから、拝殿に向かいます。参道を通って神前へ進み、賽銭箱の前に立ったら会釈をします。賽銭箱にお賽銭を納めて鈴を鳴らし、姿勢をまっすぐにして腰を90度に曲げて二礼します。二礼した後、手を合わせて二度拍手したら静かに目を閉じてお祈りします。最後に深く一礼してお参りは終了です。

お寺での参拝の作法

一礼してから山門をくぐり、手水舎で心身を清めます。山門をくぐる際は中央を通っても問題ありませんが、敷居を踏まないように注意しましょう。香炉がある場合は線香を供えます。賽銭箱の前に立ったら一礼をして、お賽銭を納めます。鐘をついたら手を合わせて、静かにお祈りします。最後に深く一礼してお参りは終了です。
本堂内に入る場合は、ご本尊の前でまずご焼香をしてから、正面を向き合掌します。焼香の回数は1~3回と宗派によって異なるため、わからない場合は1回で良いでしょう。

手水舎でのお清めの手順

鳥居または山門をくぐり、境内に入ったらまずは手水舎の水で心身を清めます。神社・お寺どちらでも手水舎での作法は原則同じです。

・ひしゃくがある場合

  1. あらかじめハンカチを用意し、浅く一礼してから手水を始める。
  2. 右手でひしゃくの柄を持ち、水をすくう。左手から洗い、柄を持ち替えて右手を洗う。
  3. もう一度、右手で柄を持ち、左手に水をためて口をすすぐ。
  4. 左手を洗い、ひしゃくを両手で静かに立てて柄の部分を水で流し、ひしゃくをもとの位置に戻す。
  5. ハンカチで口と手を拭き、最後に浅く一礼して手水を終える。

・流水の場合

  1. あらかじめハンカチを用意し、浅く一礼して手水を始める。
  2. 両手を洗い、両手に水をためてその水で口をすすぐ。
  3. 両手を洗う。
  4. ハンカチで口と手を拭き、最後に浅く一礼して手水を終わる。

参拝する際、お賽銭の金額に決まりはないですが、無理のない範囲で納めると良いでしょう。お賽銭は、神様への感謝の気持ちを込めて納めるものなので、自身が思う金額で気持ちを込めて納めることが大切です。また、願い事をいくつしてもマナー違反ということはありませんが、ご利益を授かれるようにある程度内容は絞る方が良いと考えられています。お賽銭を納めたら1年間のお礼と報告をし、新たな願い事とお祈りをささげると良いでしょう。

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