大分県治安ランキング2023 市区町村別の治安が良い地域と悪い地域は?

治安 2024.07.26
大分県別府温泉

大分県 別府温泉

大分県は九州の北東部に位置しており、温暖な気候で海や山などの豊かな自然に恵まれた県です。宇佐神宮や六郷満山などの貴重な歴史的文化遺産が多くあり、別府温泉郷や由布院温泉(湯布院)をはじめとして、県内全域に日本一の湧出量と源泉数を誇る温泉があります。温泉が身近にある自然豊かな環境で過ごしたいと、大分県への移住を検討する方は多いのではないでしょうか。移住地を決める際は、治安情報についても知っておく必要があります。
本コラムでは、大分県の治安の傾向や大分県市町村別治安ランキングを解説します。県内で遭遇しやすい犯罪への防犯対策も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

大分県の犯罪の傾向

大分県の犯罪の傾向

※刑法の一部が改正(令和5年7月13日施行)され、「強制性交等」は「不同意性交等」に、「強制わいせつ」は「不同意わいせつ」に変更されました(2024年4月現在)。

出典:警察庁や各都道府県警発表資料等を元に2022年における犯罪情勢を綜合警備保障株式会社が整理したもの

大分県の刑法犯の犯罪遭遇率は、全国44位で405人に1件という結果になっており、全国平均よりも治安が良い傾向にあります。しかし、放火の犯罪遭遇率は全国10位という結果で、前年度も11位と高い順位です。また、すりの犯罪遭遇率も全国11位と高くなっています。強制わいせつも、前年度31位から25位と順位が上昇しているため注意が必要です。

大分県の治安ベストランキング

大分県の白地図

※刑法犯遭遇率ランキングの順位に基づき色分けしています。
1位~3位 水色(治安が良い)
4位~7位 淡い緑
8位~11位 黄色
12位~15位 オレンジ
16位~18位 赤(治安が悪い)

刑法犯遭遇率:該当エリアの住民何人あたり1件の刑法犯罪が発生しているか
刑法犯認知件数:警察が犯罪の発生を認知した件数
刑法犯検挙率:刑法犯認知件数における検挙件数の割合

刑法犯遭遇率ランキング(低い順)
順位 エリア名称 刑法犯遭遇率
1 姫島村(東国東郡) 0.00人に1件
2 日出町(速見郡) 1,373.85人に1件
3 国東市 812.94人に1件
4 津久見市 755.65人に1件
5 臼杵市 719.04人に1件
6 杵築市 706.42人に1件
7 玖珠町(玖珠郡) 528.54人に1件
8 豊後大野市 504.36人に1件
9 九重町(玖珠郡) 477.59人に1件
10 日田市 455.73人に1件
11 豊後高田市 445.08人に1件
12 佐伯市 436.64人に1件
13 竹田市 408.74人に1件
14 宇佐市 387.45人に1件
15 大分市 379.52人に1件
16 由布市 350.58人に1件
17 中津市 314.01人に1件
18 別府市 302.55人に1件
刑法犯認知件数ランキング(少ない順)
順位 エリア名称 刑法犯認知件数
1 姫島村(東国東郡) 0件
2 九重町(玖珠郡) 17件
3 津久見市 20件
3 日出町(速見郡) 20件
5 玖珠町(玖珠郡) 26件
6 国東市 31件
7 杵築市 38件
8 竹田市 47件
9 臼杵市 48件
10 豊後高田市 49件
11 豊後大野市 64件
12 由布市 92件
13 宇佐市 132件
14 日田市 133件
15 佐伯市 147件
16 中津市 262件
17 別府市 376件
18 大分市 1,249件

出典:[大分県警察本部]犯罪統計書(令和4年分)「統計表 第1 刑法犯 7 市町村別 刑法犯 罪種別 認知件数」
[大分県]大分県の人口推計 - 大分県の人口推計結果[令和4年【月報】]「12月【総括表】」
※刑法犯検挙率に関してはデータがないため記載なし

大分県の刑法犯認知件数をみてみると、もっとも低いのは「姫島村(東国東郡)」で認知件数は0件でした。一方、刑法犯認知件数がもっとも多いのは「大分市」で1,249件となっています。大分市は大分県の県庁所在地で、人口約47万人を有する中核市です。鉄道3線に加え、東九州自動車道や大分自動車道の高速道路が整備されており、九州各都市へのアクセスが良く、多くの人が行き交うエリアです。

次に大分県の治安の良い地区、悪い地区について詳しくみていきましょう。

治安の良いエリアTOP3

順位 刑法犯遭遇率(低い順)
1 姫島村(東国東郡)
(0.00人に1件)
2 日出町(速見郡)
(1,373.85人に1件)
3 国東市
(812.94人に1件)

上述の通り、大分県でもっとも刑法犯遭遇率が低いのは「姫島村(東国東郡)」でした。姫島村は、大分県国東半島の周防灘海域に位置する一島一村の離島です。人口は約1,500人と少ないため他のエリアと比べて刑法犯遭遇率が低いと考えられます。
次に、刑法犯遭遇率が低いのは「日出町(速見郡)」です。日出町では、特殊詐欺等による被害の防止を図るため、高齢者世帯を対象に特殊詐欺等防止機能付き電話機購入のための経費を一部補助するなど、防犯対策を行っています。
3番目に、刑法犯遭遇率が低いのは「国東市」でした。国東市では、高齢者・子どもの事件・事故防止のためにパトロールを行う「安岐町シルバー隊」や、犬の散歩をしながら地域の見守り活動を行う「わんわんパトロール隊」など地域の住民が率先して防犯活動を行っています。

治安の悪いエリアTOP3

順位 刑法犯遭遇率(高い順)
1 別府市
(302.55人に1件)
2 中津市
(314.01人に1件)
3 由布市
(350.58人に1件)

刑法犯遭遇率がもっとも高い場所は「別府市」でした。別府市は、大分県の東海岸のほぼ中央に位置する国際観光温泉文化都市です。人口は、県内では大分市に次いで2番目に多い約11万人で、別府八湯と呼ばれる8つの温泉郷が点在し多くの人が訪れるため、刑法犯遭遇率が高い傾向にあると考えられます。
次に高いのが「中津市」でした。中津市は大分県の西北端に位置しており、県北の中核都市として栄えています。JR線や東九州自動車道、幹線道路などの交通環境が整っており、人の出入りが多いため刑法犯遭遇率が高くなっていると考えられます。
3番目に刑法犯遭遇率が高いのが「由布市」です。由布市は、大分県のほぼ中央に位置する町で、温泉や豊かな自然に恵まれています。由布院温泉(湯布院)は多くの観光客が訪れ、人が行き交うエリアであるため刑法犯遭遇率が高くなっていると想定されます。

大分県で犯罪被害に遭わないために

大分県の刑法犯遭遇率は全国44位となっており、全国的には犯罪に遭いづらいエリアですが、犯罪種別によっては刑法犯遭遇率や認知件数が上昇しているものもあるため、防犯対策をしておきましょう。

放火被害に遭わないために

大分県では放火の犯罪遭遇率が全国10位となっています。認知件数も令和3年8件、令和4年9件と増加傾向のため、対策が必要です。
放火被害に遭わないためには、家の周囲に燃えやすいものは置かず整理整頓に努め、ゴミは指定された場所・日時に出しましょう。車やバイクなどのカバーは防火仕様の製品を使用し、建物の周囲や駐車場には防犯カメラやセンサーライト、常夜灯を設置するなど不審者が近づきにくい環境を作ることが大切です。

出典:大分県警察本部 犯罪統計書(令和4年分)
大分市 わが家の防火対策
中津市 不審火に注意!

すり・ひったくりに遭わないために

大分県で令和4年中もっとも多く発生した罪種は「窃盗犯」で、中でもすりは令和3年の認知件数が0件でしたが、令和4年は8件と増加しているため、注意が必要です。
すり・ひったくりの被害に遭わないために、歩行時は人通りの少ない場所を避け、明るい道を選ぶようにしましょう。また、スマートフォンを操作したりイヤホンで音楽を聴きながらなどの「ながら歩き」は周囲の音や状況に気づきにくいため避けた方が安全です。バッグは車道側に持たず斜めに掛ける、自転車のカゴにネットやカバーを装着するなどもすり・ひったくり対策に有効です。

出典:大分県警察本部 令和4年版大分県の犯罪概況
大分県警察本部 犯罪統計書(令和4年分)
警視庁 ひったくり被害に遭わないために

性犯罪被害に遭わないために

大分県では、強制わいせつの犯罪遭遇率が前年度31位から25位と順位が上がっており、性犯罪の前兆事案である子ども・女性に対する声掛け事案等の認知件数は、令和4年においては302件発生しています。
子どもや女性に対する声掛けは、主に月曜から金曜の平日、朝・夕方の登下校時間帯に集中して発生しています。また強制わいせつ(不同意わいせつ)は、人目に付きにくい夜間に狙われることが多いです。
前兆事案や性犯罪被害に遭わないためには、人通りの多い明るい道をできるだけ複数人で歩くようにしましょう。駐車場で車に乗り込む際や帰宅時玄関を開ける際は、周囲に不審者がいないか確認することが大切です。また、防犯ブザーやホイッスル、携帯ライトなどの防犯グッズを携帯することも防犯対策のひとつです。

出典:子供・女性に対する声掛け事案等の概況(令和5年)
女性が犯罪から身を守るために…
警察庁 子ども防犯テキスト

まもるっく画像

女性や子どもの性犯罪被害の対策として、ALSOKの見守りサービス「まもるっく」もおすすめです。まもるっくはGPSを内蔵した小型端末で、保護者などの緊急連絡先との通話も可能です。万が一の時は、ストラップを引くことで「緊急通報+防犯ブザーの鳴動」を同時に行うことができます。緊急通報があると、緊急連絡先の方へすぐに通報現場の位置情報と状況を通知。依頼があればALSOKのガードマンが現場へ駆けつけます。

外出時や帰宅時の安全を守るために、ALSOKの防犯サービスを活用してみませんか。

住んでいるエリアの犯罪情報の確認方法

さまざまな犯罪被害に自身や家族が遭わないために、住んでいるエリアや引っ越し先などの犯罪情報を確認して、防犯に努めるのも有効的です。
大分県の治安状態をチェックしておきましょう。

大分県警察電子メール配信システム「まもめーる」を活用する

大分県警察では、大分県警察本部及び警察署から地域の安全に関する情報を配信する「まもめーる」を提供しています。まもめーるは、不審者情報や悪質商法被害・車上ねらいなどの事件が連続発生した際の防犯情報などを配信しています。まもめーるに登録することで、地域の防犯情報について確認し、防犯対策に役立てることができます。

大分県警察 メール配信システム まもめーる
https://ansin-oita.jp/seian/mls/

大分県警察 おおいた防犯マップ「みはるちゃん」を確認する

大分県警察では、おおいた防犯マップ「みはるちゃん」によって、侵入窃盗や車上ねらい、乗り物盗、声かけ事案などの犯罪情報を提供しています。どのエリアにどのような犯罪が発生しているかを地図上で確認し、防犯対策を行いましょう。

おおいた防犯マップ みはるちゃん
https://ansin-oita.jp/seian/rmap/index.shtml

大分県警察の公式SNSを活用する

大分県警察では、公式X(旧Twitter)やYouTubeにおいて各種防犯情報や大分県警察の活動状況などを動画や画像でわかりやすく発信しています。SNSを利用している方はぜひ活用してみてください。

大分県警察公式X
https://x.com/oita_police/
YouTube大分県警察公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCXgB2Mfl6FYkx0kWomBd2pA

防犯対策はALSOKのホームセキュリティ

大分県の犯罪遭遇率は44位と全国的には犯罪に遭いづらいエリアですが、犯罪種別にみると放火や強制わいせつ(不同意わいせつ)など犯罪遭遇率が高いものもあるため、自身や家族の安全を守るため防犯対策に取り組むことが大切です。

スマホゲート写真

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また、ALSOKでは屋外対応の防犯カメラ「HOME ALSOK Connect Eye」もご用意しています。
HOME ALSOK Connect Eyeは、Wi-Fi接続のため配線工事不要で、屋外でも屋内でも簡単に設置できます。アプリを通じてスマートフォンからリアルタイムの映像を確認できるほか、センサーが動きを検知するとお手持ちのスマートフォンにプッシュ通知が届きます。もしもの時にガードマンが駆けつける(有償オプション)ことも可能です。住宅や周辺の見守りとしても導入できます。

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