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ALSOKの新入社員研修に潜入してみた!

2013年06月26日時点の情報です

新入社員研修
「がっちりマンデー」(TBS)や「潜入! リアルスコープ」(フジテレビ)など、テレビ番組でもたびたび取り上げられてきたALSOKの新入社員研修。2013年春、新しく入社したフレッシャーズたちは一体どんな研修を受けるのでしょうか?その現場をリポートします!
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こんにちは!ALSOK新入社員研修の舞台へようこそ。
この研修所では、毎年5000人を超える社員の研修が行われています。

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建物の中には、ATMが設置された「ATM実習室」や防災機器を扱える「防災実習室」、営業活動の実習を行う「ロールプレイングルーム」など、実戦的な研修ができる部屋を設けています。研修用とはいえ、使用する機材はすべて本物。実際に動かしながら学ぶことによって、理解を深めることを目的としています。

新入社員研修をはじめ、中堅社員研修、昇任研修、幹部研修などを行うための研修所なのです。

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数ある研修のなかでも、特に厳しいことで知られるのが新入社員研修! 今年も2013年度新卒採用者が、4泊5日にわたって研修を受けました。

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警備の仕事は、お客様の生命および財産を守るという大変重要な業務です。
その業務を遂行するためには、旺盛な責任感を持った、心から信頼できる「人間」でなければならないと考えています。そのために、ALSOKの新入社員研修は、特に「人間教育」に重点を置いたものとなっています。

警備の現場では、些細なミスや妥協が事故につながり、信用失墜を招いたり、場合によっては自らの命に危険が及ぶこととなります。そこで、新入社員にはまず最初に「初動全力」と「凡事徹底」の2つの心構えについて教えます。

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「初動全力」―― 何事も最初が肝心。自ら力の出し惜しみをせず、最初から全力で取り組むということ。

「凡事徹底」―― 当たり前のことを当たり前にやる……ではなく、当たり前のことを人には真似できないくらい一生懸命やるということ。

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短い期間の中で最大の成果をあげるため、新入社員はもちろん、講師陣もこの心構えを持って研修に臨みます。

例えば――

■「挨拶」

挨拶は社会人として最も基本的なことですが、それを全力で、人には真似できないくらい一生懸命に行います。

■「時間厳守」

研修は分単位のスケジュールが組まれており、着替えから入浴に至るまで常に時間との戦いとなります。たとえどんなに忙しくてもお客様との約束を守るのが社会人の務め。何事も緩慢に行うのではなく、無駄なくテキパキと動いて時間を創り出せるように「行動」……ではなく「考動」することを身につけます。

■「居室の整理整頓」

警備に携わる者として見落としはご法度! 清掃はホコリひとつ残らないよう、隅々まで徹底的に行います。ベッドメイクでも妥協せず、シーツにしわひとつない一流ホテル並みの状態に仕上げます。

■「記憶より記録」

警備の現場では、事件・事故の際に証拠となる記録が求められることもしばしば。曖昧な記憶より確実な記録が重要となるので、学んだこと、指示を受けた事はどんなことでもメモをとる習慣を身につけます。

■服装点検

ガードマンはその制服姿ひとつで犯罪を抑止する力があります。しかしその着こなしが乱れていては、犯罪を誘発する可能性も……。「ネクタイ、良し! 指の爪、良し!」と、点検の基本動作「指差呼称」にて、頭から足元まで点検を行います。

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お客様から信頼されるには、「人間教育」と同様に、セキュリティのプロとしてお客様の安全を守るための知識・技能を備えていることも必要です。

新入社員研修では、警備業にまつわる法令や知識から、基本教練や護身術といった実技、電話対応などのマナー面に至るまで、総合的に教育します。

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室内での座学から屋外での実技まで、さまざまなシチュエーションでみっちりと研修を行います。

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主な新入社員の研修内容

●護身術訓練
防具などを身につけ、実際にそれらを使用するリアルな現場を想定した実技訓練を行う。ちなみに、この研修とは別に、社内の護身術大会を開催し、技能の向上に努めている。

●応急救護
AED(自動体外式除細動器)の操作法なども含めた、本格的な救護研修。「応急手当普及員」の資格をもつ社内インストラクターによる4時間の訓練を通し、消防署・消防本部が認定する公的資格「普通救命講習」の修了認定を受ける。

●防災実務
消火器をはじめ、火災報知設備、非常用放送設備、煙感知器、熱感知器など、各種防災機器の知識と使い方を学ぶ。研修を行うのは、これらの機器や消火栓の構造が学べる防災実習室だ。

●不審者発見時の措置
被害拡大を防ぐことを念頭にした警備時の巡回の仕方、不審者発見時の対処法、注意点などを詳しく学ぶ。

●倫理&マナー
他の職種に比べて、一層高いモラルが求められる警備業。コンプライアンス(法令順守)はもちろん、倫理観の意識付けを図る教育を行う。挨拶の仕方、言葉遣い、服装などのビジネスマナーについては、同社オリジナルの教材やロールプレイング形式の実技を通して教育している。

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新入社員研修中は、日々のスケジュールもなかなかハードなんですよ。

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朝6時に起床し、8時から研修プログラムをスタート。2度の食事をはさみ、夜8時までみっちりと学びます。

そして、これらの合宿の最終日に行われるのが、学んだ成果を見るための「修了考査」。筆記試験と実技試験があり、いずれも基準点を超えれば合格!下回ると落第…ではなく、追試が待っています。

とくに実技試験では、一糸乱れぬ団体行動が求められ、「気を付け!」や「右向け、右!」などの号令とともに、大人数が息をぴたりと揃えて行動します。

たった一人でも手を抜く者、わからない者がいれば成功しません。

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犯人と対峙した際に使用する警戒棒の使い方を学ぶ

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仲間たちと円陣を組み、士気を高めていざ、修了考査へ!

そのため、実技試験を無事に乗り切るべく、かつてこの合宿を体験した先輩たちが稽古をつけます。その練習が夜更けまで続くのです。

では、さっそく実際の修了考査の風景をのぞいてみましょう!

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合宿初日はバラバラだった各自の動きが、見事に統一されました。

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今では基本動作「右へならえ」も、すばやく、的確に揃います。

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警戒棒を握り、気迫を込めた声を振り絞る新入社員たち

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全員の動きが一つに揃い、敬礼の動作一つでもザッとキレのある音がします。

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5日間の合宿で、表情もキリリと引き締まったようです。

数日前まで他人同士だった新入社員たちが、「合格」という目標を目指し、心をひとつにして臨む実技試験。

研修の集大成として、集中力、精神力、そして団結力が試されます。

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え? なぜここまで厳しく教育するかって? それは――。

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「警備員は、お客様の生命や財産を守るという、大変重要な仕事です。そのため、『一つのミスも許されない』という警備の原点を身に付ける必要があります。また、警備の現場では、時には犯人と対峙することもあります。その時に弱みを見せず、毅然とした態度で立ち向かわなければなりません。 セキュリティのプロとして出発するために、厳しい訓練を行うのです! 」

緊張感みなぎる修了考査が終わり、すべての新入社員に合格が言い渡されました。涙を浮かべて、互いの健闘をたたえあうフレッシャーズたち。この厳しい合宿を全力を出し尽くして乗り越えたことで、同期たちとの絆も一段と深まったようです。

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このように、ALSOKの警備員たちは新入社員研修に合格したことを第一歩としてそれぞれの任務につき、あらたな研修を受けながらたゆまぬ努力を続けていきます。

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いやぁ、ぼくも入社当時を思い出しちゃいました。これからも、ALSOKだから安心できると言っていただけるようにがんばります! それではみなさん、また来月このコーナーでお会いしましょう。

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