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火の気がないのに炎や煙が!ヒヤリとしたことがある人は3人に1人
2013年12月11日時点の情報です
いよいよ本格的な冬シーズン! 大気が乾燥する季節とあって、全国の各自治体も、火の用心を呼び掛けています。しかし、なかには火の気がない場所で火災が起きてしまうケースも……。
たとえば、今年10月には福岡市の医院から出火して、10人が死亡したいたましい事故がありました。出火原因とみられているのは、コンセントに長く差し込まれ続けて、劣化したプラグ。この周辺にほこりがたまることで、火がついてしまう「トラッキング現象」の可能性が指摘されています。
ほかにも、札幌のそば店で起きた「天かす」による火事をはじめ、ペットボトルの水が太陽光を収れんしたり、オイルの付いたバスタオルが乾燥機の中で煙を出したりと、ふとしたはずみに燃え上がる“意外な火災”は日常に潜んでいます。それらの火災を経験した人はどれぐらいいるのでしょうか? ALSOKチームがアンケート調査してみました。
結果を見ると、およそ3人に1人の人が火の気のないところから出火した、または出火しかけた経験があることがわかります。なかでも一番多かったのは「家電製品や電子機器」。次いで、「分電盤やコンセント」と、電気によるものが上位を占めました。
3番目に多かったのが、「ペットボトルや鏡など」によって太陽光が集められて起こる“収れん火災”。全国では1年間に約30件が報告されており、夏に比べると太陽の位置が低く、部屋の奥まで太陽光が入ってくる冬場に多い傾向があります。
また、これらの“意外な出火”について、以下のように回答が寄せられています(原文ママ)。
●家電製品や電子機器から出火
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現在、電気機器メーカーが発煙・発火に至る恐れがある機器をリコールしています。
劣化していない家電製品から出火するケースもあるため、電源をつけっぱなしにしたり、燃えやすいものを周りに置いたりしないよう注意しましょう。もちろんホコリも、こまめにお掃除するのが吉ですね。
●火の気がないのに、分電盤やコンセントから出火
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ゴキブリが壁付きコンセントの内側に入りこんだり、ペットやネズミがケーブルをかじったりして、分電盤やコンセントからの発熱・出火が起きることがあります。ゴキブリは、姿を見かけたら早めに駆除。分電盤やコンセントは日頃から清掃や点検を行うことが大切です。
●ペットボトルや鏡などで太陽光が集まって出火
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昨年11月には、共同住宅の一室にあった化粧用の拡大鏡が段ボールに光を集め、窓際を焼く火事がありました。 ペットボトルやステンレスボール、凹面鏡など、太陽の光を集めやすいものは、室内の太陽光が差し込む場所に置かないように注意しましょう。
冬は電気ストーブや電気カーペット、温水洗浄便座などの暖房機器を使用する時期。この周りに洗濯物を吊したり、電気ストーブをつけたまま就寝したりしないよう、十分お気をつけくださいね!
(ALSOKチーム)