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両親の介護を「考えている」人は60%! 知っておきたい介護のキホン
2014年09月10日時点の情報です
子どもたちの学校も始まり、すっかり日常のペース。夏休み中は、帰省して実家の家族と過ごした方も多いのではないでしょうか。そんな時、ふと頭をよぎるのが “介護”の問題。親が年老いていく姿を見て、介護について考えたという話も聞きます。そこで、みなさんの「介護」の意識を大調査! 8月13日~27日までの期間、327人を対象にアンケートを実施しました。
「考えている」派は約6割。「親の動きが鈍くなってきたところから」(餃子さん・男性)「親が歩くのに不自由になった」(ぴこまるさん・女性)「母が亡くなり、父が一人暮らしを始めてから」(いくいくさん・女性)などのできごとをきっかけに考え始めた方が少なくないようです。また、「現在、週一のペースで通って面倒みている」(ケロッピさん・女性)など、現在進行形で介護を行っているとの声もありました。
一方、「考えていない」派の4割は、「現実味がわかない」(リマさん・女性)という声が多数。また、「考えなくてはいけないが、正直どうすれば良いかイマイチ分からない…」(ぴのこだっくさん・女性)と、危機を感じつつも両親が健在の時は、介護の情報を調べるまでに至らないのが現実のようです。
ちなみに、「お金」と「体力」に関する不安は両派とも共通でした。さっそく、それぞれのコメントをご紹介しましょう。
●実際に介護を経験してみて……
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など、肉体的にも精神的にも、介護をする側の負担大きいことが伺えます。
●どうしていいかわからない
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両親が倒れた、ケガをした……など、介護のXデーはある日突然やってきます。もし、高齢のご両親が入院をされたときは、まず医師に介護認定のレベルかどうかを確認し、認定されそうなら、すぐに「介護保険」を申請しましょう。
介護が必要になった高齢者とそのご家族を、社会全体で支えていくための公的なシステムのこと。「要介護認定」を受けることで、介護に関する公的サービスを利用できる。
行政による要介護認定は、申請してから30日程度かかります。必要があればすぐに介護保険サービスを受けられるように、早めに申請するのがベスト。 もちろん、認定後はサービスを利用しなくてもかまいません。
●制度を使った介護方法の選び方
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介護保険制度で受けられる公的サービスには、大きくわけて2つあります。
●施設介護
介護保険法上の施設に入所して受けるもの。
●介護保険制度で受けられる公的サービス
自宅や、自宅とみなされる集合住宅に住みつつ、「訪問で受ける」、「通って受ける」、「短期入所して受ける」などのサービスがある。
居宅介護の「訪問で受けられる」サービスは、ホームヘルパーが訪問し、介護や日常生活の援助を行うものが代表的。一方、「通って受ける」サービスには、日帰りで食事、入浴、レクリエーションなどが受けられるデイサービスなどが該当します。
●その他
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居宅介護を選択すると、家を介護用に改修する必要も。介護保険制度を使えば、車いすやベッドなどの福祉用具を貸し出すサービスや、介護グッズの購入費を支給したり、住宅を介護用に改修するための費用の支給なども受けられます。
また、困ったことや不明点があるときは、親が実際に介護サービスを受ける地域の「地域包括支援センター」に相談しましょう。介護保険の申請方法はもちろん、地域のサービス、介護プランなどのアドバイスを無料で受けることができます。 ほか、民間企業が介護サービスを手掛けている例もあります(ALSOKケア http://www.care.alsok.co.jp/)。
“終わりの見えないマラソン”とも喩えられる介護においては、一人で抱え込むのは禁物! 親、家族、専門家が一丸となって立ち向かうことが大切です。
●介護保険の申請はお早めに
●困ったら地域包括支援センターに相談
●介護はチーム戦! できるだけ周りの助けを借りて
親によっては、設備の整った介護施設に入りたい方、介護保険を利用した在宅ケアを望む方など、希望する介護のスタイルはひとそれぞれ。まだご両親が健在の方も、いずれやってくるかもしれない日のために、今のうちによく話し合っておきましょう。
(ALSOKチーム)