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喉が痛い、肌がカサカサ、体がダルいetc.3人に1人が不調を感じていたのはアノ家電!
2015年12月09日時点の情報です
寒さに凍えるこの季節、手放せないのがエアコンをはじめとする暖房器具です。でも、ポカポカと暖かい反面、思わぬ危険も潜んでいるようで……。11月11日~25日の期間で1956名を対象に、不調を感じたことのある暖房器具を教えてもらいました!
数ある暖房器具のうち、最も票数が多かったのは「エアコン」(32%)!ピッとつければ急速に部屋を暖めてくれる頼もしいヒーローですが、一方で不調を感じたことがある人は3人に1人にのぼりました。
次いで、「こたつ」(25%)、「ストーブ」(14%)と続く結果に。それぞれの不調で多かったものをご紹介しましょう。
●エアコン
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エアコンによる不調の原因として多くの方が挙げたのが「乾燥」です。温めた部屋が乾燥するのは、空気が含むことのできる水分量が、寒いほど少なく、暖かいほど多いため。そのため、室内の水分量が一定の場合、部屋を温めれば温めるほど空気が含むことのできる水分量が増え、湿度はどんどん下がるのです。実は、乾燥を引き起こす暖房器具はエアコンに限らないんですね。
部屋を温めつつ湿度をアップする方法は、「加湿器を使う」「濡れたタオルを干す」「霧吹きで室内にシュッと水をまく」「観葉植物を置く」「浴槽に水を張り、浴室を開けておく」といった方法がありますよ。ぜひお試しください。
一方、ガスや石油を使ったストーブ&ヒーターは室内を加湿できることで知られています。というのも、ガスや石油は燃焼によってガス(または石油)と酸素が結びつき、炭酸ガスと熱、そして水に変化するため。ただし、メリットばかりではないようで……。
●ストーブ&ヒーター
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室内の酸素を使って石油やガスを燃やし、排気ガスを室内に出す仕組みになっているストーブやヒーターは、室内の酸素濃度が低下してくると不完全燃焼が進み、一酸化炭素中毒を引き起こします。
一酸化炭素は極めて毒性が強く、濃度が上がるにつれて頭痛、さらには吐き気、めまいなどの中毒症状が進み、最悪の場合は死に至ることも……。使う場合は、くれぐれも定期的な換気をお忘れなく!
また、燃焼させて温めるこうした暖房器具は、出火のリスクにもご注意ください。最近では電気ストーブから近くの物に引火するケースも増えていますので、油断は禁物。寝る前は必ずスイッチをオフにしましょう。
一方、多くの方がつけっぱなしでウトウトしていることを告白したのが「こたつ」。冬の癒しと見せかけて、やっぱりココにも人体に悪さをする魔物が棲んでいるようで……。
●こたつ
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入った瞬間、睡魔に襲われる人が続出している「こたつ」。うたた寝は天国ですが、眠ってしまうと地獄かもしれません。というのも、上半身と下半身の温度のギャップが大きく、うまく体温調節ができなくなるからです。
こたつで眠ると、下半身は温まって汗をどっさりかきながら、上半身はどんどん冷えていきます。ぐっすりと眠れなかったり、喉がカラカラになっていたり、全身のダルさを感じたり――。体調を崩さないためにも、眠気を感じたら布団やベッドに移動しましょう!
一方、暖房器具の中には、直接肌に触れる種類もありますね。たとえば、「電気毛布」&「カーペット」です。
●電気毛布&カーペット
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43度くらいの”ちょっと熱めのお風呂”といった温度でも、長時間触れていることでやけどの状態になるのが「低温やけど」。これは、熱源を長く皮膚に押し付けることで、その部位の血流が悪くなり、熱がこもるために起こります。特に血行が滞りがちな「足」は、低温やけどが起こりやすいといわれています。
電気毛布やカーペットを使う場合は、熱さ調節の「低」や「弱」に設定すること。タイマー機能を使って、つけたまま眠らないことが大切です。また、湯たんぽを使う時は専用のカバーや厚手のタオルを巻いて、肌に直接触れないようにしてください。
・エアコンをはじめとした暖房を使うときは、お部屋の加湿も忘れずに!
・ストーブやヒーターは換気&出火にご注意を。
・こたつでのうたた寝は、健康を害する!
・電気毛布やカーペットは、低温に設定し、熱源に直接触れないこと。
・いずれの暖房器具も、就寝前は切るか、タイマーを使って切ること。
ますます寒い日がやってきますが、暖房を使う時はお部屋の加湿や空気の入れ替えor換気をお忘れなく! 就寝時はくれぐれも暖房器具のスイッチはオフにして、体調不良や火事の不安のない状態でおやすみくださいね。
(ALSOKチーム)