座談会（転職者×転職者）
Crosstalk#01
Member
-
川口 智
城東支社営業部 営業
前職：ディベロッパー
2015年 -
髙木 章雄
法人営業第二部 営業
前職：フィットネスクラブ
2008年 -
佐藤 祐茉
城西支社営業部 営業
前職：人材紹介
2021年
Talk#01
前職はどんな業界で働いていましたか？ 転職先としてALSOKを選んだ理由は何ですか？
川口さん
前職はディベロッパーで投資用の不動産を扱っていました。1年目は個人客向けに営業、2年目は秘書課で社長室の秘書と運転手をしていました。厳しい環境での営業経験と、秘書時代に学んだ目上の方との接し方や調整力が、今の仕事に活きていますね。
転職時には大学時代の野球部の先輩がALSOKで働いていたため、話を聞かせてもらい、入社を決めました。
髙木さん
前職はフィットネスクラブのインストラクターをしていました。日々さまざまなお客様が来店されるので、臨機応変なコミュニケーションを学びました。一方で新たな挑戦をしたいという思いもあり、転職を考えるようになりました。
その際、ALSOKで働いていた知り合いから、人を大切にする会社だと聞いていたので応募を決意。出会った社員の対応の良さから「人を大切にする」という社風を感じて、入社を決めました。
Talk#02
今の仕事内容や
仕事で嬉しかったことを教えてください。
佐藤さん
東京都内の城西支社で法人・個人問わず営業をしています。ALSOKの良さは昇任制度や評価が可視化されていること。昨年初めて昇任試験にチャレンジし、合格できたのが嬉しかったですね。また、先日発表された営業員ランキングでは、自己最高位を更新。可視化されることで厳しさもありますが、モチベーションにも繋がっています。
川口さん
最初は東京都内の城東支社に配属され、4年半機械警備に従事した後希望して営業に異動しました。営業に配属された翌日、さっそく一人で営業に行きました。法人への営業方法がわからず、目の前にあったホテルにふらっと入りました。社名を伝えて困りごとを聞いたものの、「ありません」という答え。パンフレットを渡したところ、ちょうど東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催前だったため、AED（自動体外式除細動器）の取り扱いについて質問を受けました。そこで慌てて会社に戻り先輩に声をかけたところ、同行してくれて、そのまま受注することができました。
髙木さん
初回訪問で受注に繋がったのは、川口さんの才能の一つですよね。声をかけられた先輩がサポートしてくれたのも、川口さんだからこそ。次は同じような場面で後輩を支援できるといいですね。
私は東京都内の渋谷支社に入社後、機械警備隊員を1年間経験し、次に個人営業を経験、その後は法人営業を行っていました。入社11年目に本社に異動となり、最初は会社全体の営業戦略を企画するポジションに就きました。現在は法人営業第二部で、複数の会社から成るプロジェクトの担当をしています。本社にはさまざまなポジションで異なる業務をしている人がいるので、会社の仕組みやそれぞれの部署、個人の役割が見えます。本社で培った人脈はこの先長く役立つと感じています。
Talk#03
仕事をするなかで、
課題にぶつかった経験はありますか？
佐藤さん
新規のお客様への営業に課題を感じました。前職では担当する企業の複数の部署と関わりますが、ある程度の関係ができたうえで営業をしていました。そのため、話の進め方や関係構築の仕方が少し異なっていて日々改善中です。
一方、私の強みはお客様との関係性が生まれれば、ニーズを深掘りしていけるところです。「佐藤さんがきめ細かな対応をしてくれて嬉しい」とお客様から言われた経験もあるので、もっと自分の強みを磨いていきたいと思います。
川口さん
後輩の教育が課題です。機械警備隊では後輩を指導する機会はありませんでした。今は10人ほどのグループで仕事をしていますが、ほとんどが25歳以下の若手社員。月1回の勉強会で、私の社会人経験や営業経験などを伝えています。彼らを一人前にしたいと思っているので、私の目標は教育です。
後輩を育てる時に大切にしているのは、理由を説明すること。ただ「やれ」と言われるだけでは、後輩は納得して仕事ができません。商品を提案する際も、お客様のお困りごとのヒアリング方法や解決方法まで、論理的にわかりやすく説明するようにしています。
髙木さん
管理する側が部下に伝え方を工夫するのは大事ですよね。私が部下を持った時に大事にしたのは、押し付けない姿勢。ヒアリングし褒めるように心がけたところ、部下は変わっていきました。年上の部下を持った経験もあります。営業成績が伸びないので、部下と話をして彼の価値観を聞きました。すると奥さんを大事にしているとわかったのです。「営業成績を上げるのは会社のためだけではなく、営業員もインセンティブの収入が増えますよね。そのお金で奥様と美味しいものを食べに行けば、もっと楽しいんじゃないですか」と提案したら、一気に変わりましたね。自分から変わろうとしなければ、人は変わりません。話を聞くのはとても大事だし、聞いた話は自分にとっても勉強になります。
Talk#04
ALSOKの良さは何だと思いますか？
佐藤さん
人がいいところ、そして商品もいいと思います。お客様の困りごとを解決したりニーズを満たしたりするための手段が、入社前に想像していた以上にありました。
今、お客様の売上金をALSOKが管理してお客様口座に入金する、『入出金機オンラインサービス』を提案しているのですが、商談相手のお客様の営業形態ではうまく運用ができません。そこで、お客様が使用している釣銭機と、当社の別のサービスを組み合わせて提案できないかを考えています。できないと断るのではなく、お客様の理想を叶えられるサービスを模索するのはやりがいもあって楽しいです。
川口さん
私も佐藤さんと同じく、周りにいる社員がいい人ばかりだと感じています。さらに、警備は時代が求めている事業であり、決してなくなることのない仕事だと思うので、そこに良さがあると思います。
前職の不動産営業よりも、当社の方が仕事の幅が広く、営業としても考えることや調整することが増えて、他社でも通用する営業スキルが身についたと思っています。
髙木さん
当社は警備会社ではありますが、お客様が求めている商品があれば幅広く提案することができます。新型コロナウイルスが流行した時には、世の中のニーズに対応し、迅速に対策商品も販売してきました。佐藤さんの発想も素晴らしいですよね。今まで先輩たちが培ってきた信用と、警備という商品への信頼があるからこそ、お客様は「ALSOKからなら安心して購入できる」と思ってくださっているのでしょう。
Talk#05
仕事や職場において
改善したい点はありますか？
佐藤さん
まだ紙の書類を扱う場面が多いですね。前職も東証プライム上場企業でしたが、ウェブ上で完結する仕事が多く、スピーディに仕事が進んでいました。当社はセキュリティというとても重要な情報を取り扱っていますので、慎重に物事を進めるのですが、その結果お客様をお待たせしてしまって悔しく感じるときもあります。
川口さん
もっと他部署との交流を増やしたいと思っています。新入社員は入社後に各職種の実務を経験する実務研修があってとても良いと思いました。入社時以外でも定期的にそういった機会があると、お互いの仕事を理解できて、さらに良い職場になると思います。
髙木さん
職種や部を横断して話し合うのはとても大切ですよね。本社では、営業・企画・運用を一つのフロアに集めて三位一体で頑張ろうという取り組みが始まりました。支社にも浸透していくといいのではないでしょうか。
私は女性が働きやすい環境づくりですね。私は自分の妻が子育てをしながら働いている姿を見ているので、女性は男性に比べて産後など休みが必要な期間があると実感しています。そのためには男性の制度利用も不可欠です。男性社員の育休も少しずつ実績がでているので、女性も男性も安心して働ける会社になっていると感じています。
Talk#06
ALSOKらしさとは何でしょうか。
どんな時にALSOKらしさを感じますか？
佐藤さん
当社の前会長のメッセージ「愚直に徹する」。泥臭いものの真面目一徹なところがALSOKらしいと感じます。
川口さん
私は大柄なので、営業に行くと、警備員や柔道、レスリングの経験をよく聞かれます。ALSOKイコール体育会系というイメージがあるからでしょう。アイスブレイクにもなりますし、機械警備隊時代の話もできるうえ、現場を知っている人が営業として訪問することに安心感を持ってもらえます。
髙木さん
入社後に受ける新入社員研修で行う基本教練のきびきびした動きはALSOKらしいですね。本社ではお客様が帰る時に外まで見送り、「ありがとうございました」とお客様の姿が見えなくなるまでお見送りをします。「ALSOKは挨拶が徹底している」とおっしゃるお客様もおり、この挨拶もALSOKらしさを感じます。
Talk#07
将来のキャリアビジョンを教えてください。
佐藤さん
城西支社は女性のリーダーが多く、キャリアアップのお手本が身近にいます。営業のグループリーダーなどで着実にキャリアを積み重ねて、いずれは部下を持ちたいと思います。前職で人材関係の仕事をしていたこともあり、今も人事業務には関心があります。そのため、週末にスクールに通って社会保険労務士の資格を取得するための勉強をしています。出産などで働き方が変わるかもしれませんが、ALSOKには様々な道があるので専門知識を持った総合職として働けるように準備をしています。
川口さん
後輩に立派な背中を見せられる先輩になりたいですね。尊敬する野村克也さん（元プロ野球選手、監督）は、政治家の後藤新平の「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする」という言葉を大事にしていたそうです。とてもいい言葉だと思い、私も参考にしています。人を育て、将来のALSOKを担う人財を遺（のこ）していきたいです。
髙木さん
川口さんのような人が上司になると部下はもっと働きやすくなるかもしれませんね。私は、ALSOKはとてもいい会社だと思っています。この人のために頑張りたいと思える人が沢山いますし、そう思ってくれる後輩もいます。ただ、改善点もあり、改善のためには、キャリアを重ねて声を上げていくことも大切。当社には女性の本社部長や支社長もいますので、佐藤さんにもその一人となって、女性が働きやすい環境づくりに向けた旗振り役になってもらいたいですね。
三人で頑張って上を目指しましょう。
Message
ALSOKへの就職・転職を考えている人にメッセージをお願いします。
佐藤さん
ALSOKに対して体育会系のイメージを持っている人も多いと思いますが、想像しているほど体育会系の会社ではないので安心してください。私自身、文化系の人間なので、入社前は周りからは「スポーツマンばかりの会社に入って大丈夫？」と心配されました。確かにスポーツ経験者も多く、体育会系っぽさもあります。しかし、それは体育会系らしい人の温かさがあるだけで、理不尽な風潮はありません。普通の会社として見てもらえると嬉しいです。いい人ばかりの会社で商材も多く、当社で経験を積めばどこでも営業ができるくらい力もつくので、キャリアの一つとして考えてみてください。
川口さん
私は大学時代、野球しかせず、将来のビジョンもありませんでした。社会人になってから、もっと勉強をすればよかったと悔やみましたが、ALSOKに出会い、現在は日々勉強しながら充実した社会人生活を送っています。学校は楽しいところである一方、将来を決める大事な期間なので、一生懸命悩んで自分のやりたい仕事を見つけてください。
髙木さん
終身雇用の時代ではなくなるなかで、キャリアアップやスキルアップのために当社を選んでもいいと思います。当社は豊富な通信講座カリキュラムもありますし、オリンピックで警備ができるなど当社でしか経験できない仕事もあります。
当社はサッカーや野球、ゴルフなどのスポーツから将棋や英会話などの部活も盛んで、ワークライフバランスも実現しやすい会社です。一生懸命仕事をしつつプライベートも楽しみたい人は、充実した生活が過ごせるはず。ぜひ当社に来てくれたら、うれしいです。
Other Crosstalk
大学卒業後は人材関係の会社に就職。エージェントとして、マスコミに人材を紹介するのが仕事でした。その後事務職に転職しましたが、仕事に終わりが見える事務職よりも、仕事が無限に広がる営業職の方が向いていると感じました。ALSOKを転職先として選んだのは、個人・法人を問わず幅広いお客様と接する機会がある点に魅力を感じたからです。