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未知なる技術への挑戦は、
新たな発見や喜びに満ちていた。

矢矧 優樹

城西支社 技術

前職:医療事務

2022年入社

Interview#05

Talk#01

心機一転、新たな道へ。学ぶことの楽しさを思い出す日々。

学生時代は、医療関係の大学へと進学し、国家資格である臨床検査技師を目指していました。残念ながら試験に合格することができず、働きながら再挑戦する道を選択。どうせなら同じ医療係の仕事に就こうと、医療事務として働き始めました。通塾のために半日のみ勤務させてもらうなど、職場からの配慮も受けていたのですが、どこか勉強することへの疲れを感じるように。そこで、心機一転新たなキャリアに挑戦してみようと思い、転職することに決めました。

色々な会社を受けてみようと転職サイトを見ていたのですが、1社目に応募したALSOKから提示された条件が非常によかったので、ここで頑張ってみようと思い入社を決意。私の地元にALSOKの事業所があったり、銀行でALSOKのガードマンをよく見かけたりしていたので、普段から馴染みのある会社として認識していた点も、決め手のひとつでした。また転職にあたって給与面は切実な問題だったのですが、やはりそこは大手企業。安定した額が保証されているので、充実した暮らしを送ることができています。

入社後は、新宿区などを拠点とする城西支社へと配属。新人向けの動画教材や先輩との現場同行を通じて、技術としての基礎知識の習得に励みました。大学で学んだ内容も同じ理系の技術分野ではありますが、私が目指していた臨床検査技師は主に生物学の分野であるのに対し、ALSOKの技術は機電系の仕事となります。初めは不安もありましたが、心機一転いちから勉強を頑張るというモチベーションがあったため、新しい分野も意欲的に勉強することができました。

Talk#02

即席では習得できない仕事だからこそ、
段階的な教育体制が心強い。

動画での学習や先輩との同行を重ねるうちに、火災センサーや人感センサーなどセキュリティ機器の知識が身についたので、最初の独り立ちではそれらのセンサーが設置されているお客様先へ点検業務で訪問しました。私と同時期に入社した技術のメンバーがもう1名いて、一緒に訪問することに。それまでは先輩が側にいてくれる安心感がありましたが、新人2人の訪問ではとにかく慎重に行動するように心がけました。それだけに、初めての点検を終えられた時の達成感も大きかったです。お互いに「できたね」と言いながら、笑い合ったことをよく覚えています。

私たち技術が担当している業務のひとつに、ALSOKが提供するセキュリティ機器の定期点検があります。個人や法人のお客様のもとへ訪問し、電池の交換やセンサーの動作確認といった機器のメンテナンスを行います。機器の故障に伴って修理に伺う臨時点検もあり、この2つを保全業務といいます。もうひとつ、セキュリティ機器の設置工事の施工管理・完了検査を行う工事業務があり、 大きく2つに役割が分かれています。私は現在保全業務を担当しています。

入社2年目からは、1人で点検に行くようになりました。独り立ちしたとはいえ、全てのセキュリティ機器やそれらに対応する作業内容を覚えられたわけではありません。そのため、私一人で対応できそうな現場をピックアップしてもらったり、まだ難しい現場では積極的に同行を志願したりと、段階的に学ばせてもらっています。何より、ALSOKが取り扱うセキュリティ機器は非常に種類が多く、また同じ機種であっても製造年によって仕組みが異なるため、一つひとつの知識や作業内容を明確にインプットしておかなければなりません。私の肌感覚ですが、全ての業務を網羅するには5~6年ほどかかるのではないかと思っています。

Talk#03

お客様からの感謝の言葉が、
日々の原動力に変わる。

仕事において喜びを感じるのは、自分の力でお客様の期待に応えられた時です。セキュリティ機器のメンテナンスを一人で完遂できたり、お客様からの質問にきちんと答えられたりしたときにいただく感謝の言葉が、日々の原動力となっています。

これまでの業務で特に記憶に残っているのが、ペンダント型の緊急ボタンをご導入いただいたお客様のケースです。ご高齢でのお一人暮らしということもあり、設置の際にはご親族の方に立ち会っていただきました。ご本人様が体調不良になられた場合を想定して、どの位置に緊急ボタンを置いておくべきか、私のこれまでの経験や先輩からのアドバイス、実際の生活状況とを照らし合わせながら、ベストな置き場所をご提案しました。特に、万が一ご本人様が倒れてしまった場合でもボタンが押せるよう、できるだけ低い位置に設置することを重視しました。きっとお客様もご不安があったと思うのですが、こちらの熱心な説明によって、最終的には安堵の表情で感謝の言葉を告げてくださりました。

私たちが提供するセキュリティ機器は、お客様の安全や命を守るものです。万が一のミスや間違いが起こらないよう、いまでもわからない点は積極的に先輩たちに相談するようにしています。その際には、単に個別の知識を断片的に覚えるのではなく、似たようなケースでは自分の力で対応できるように網羅的にインプットすることを心がけています。また定期点検であれば、決まった手順があるので比較的スムーズに進められるものの、臨時の点検は実際に現場で見てみないとわからないというのが特徴です。そういったイレギュラーな事象に対応していくためにも、さらなる勉強を積み重ねて、一人前の技術を目指していきたいと思っています。

私のPRIDE

「ありがとう」という感謝の言葉はもちろん、お客様との何気ない会話のなかにも、自分の仕事が社会の暮らしを支えていることを、ふと実感する時があります。実際に私たちが設置したセキュリティ機器によって、ガードマンが駆けつけ、お客様の命を救うことができたという事例もたくさんあります。その社会的な意義と責任感を感じながら、一つひとつの仕事と向きあっていきたいと思います。

転職活動中の方へのメッセージ

私は、医療の分野からALSOKの技術という全く別の道へと進みましたが、未経験かつ未知の領域であってもしっかりと成長を支えてくれる環境がありました。また職場には、技術の仕事にプライドを持った面倒見のよい先輩たちが沢山いるので、安心して入社していただけたらと思います。あの時に一歩を踏み出して、本当に良かったです。

ある一日のスケジュール

9:00

出社。全体での朝礼後、メールのチェックなどの事務処理にあたる。

10:00~

支社を出発し、1件目の訪問。マンション設備の定期点検を行う。

12:00~

外出先でそのままお昼休憩。

13:00~

2件目は個人のご自宅へ。ホームセキュリティの定期点検。

15:00~

3件目はマンション設備の定期点検。管理人からの依頼で、監視カメラの不具合にも対応する。

17:00~

支社へ戻り、事務処理や明日の訪問準備を行う。

18:00~

退社