本社勤務が人生の転機に。
ミスが起きない環境づくりに挑戦したい

野田 和良

警備輸送事業部
東洋大学卒
2015年入社(資金)

CareerStory#07

1年目

警送埼玉支社 資金管理部

1つのミスも許されない厳しさを実感

入社1年目は、現金などの貴重品を輸送する警備輸送業務を担う警送埼玉支社に配属されました。警備輸送隊員は、金融機関やコンビニエンスストアのATMの現金を補充したり回収したりと、多額の現金を厳重に輸送します。資金管理部門では、釣銭用の小銭を準備したり、回収した売上金をお客様の口座に振り込むといった業務を行っています。

私が従事していた資金の仕事は、現金を数える・お客様の釣銭を用意する・バッグに現金を詰めて警備輸送隊員に引き渡す・お客様口座に売上金を入金するなど、幅広く現金に関する業務を行っています。

1年目に私が担当していた業務は、前日に警備輸送隊員が回収してきた現金を機械で数えて、次の日に持っていく現金を用意するといった業務で、覚えてしまえば作業自体は難しいものではありません。しかし、お金に関する仕事なので、ミスは許されないという責任感とプレッシャーがありました。現金の計数ミスや報告書の記載ミスがあると、お客様に多大な迷惑をかけてしまいます。大きなミスをすることはなかったものの、常に緊張感を持って、二重チェックなどを徹底していました。

半年程で全体のおおよその流れを覚え、1年程度で戦力になることができたと自負しています。

2年目

警送埼玉支社 資金管理部

業務の効率と精度を上げる取り組みを続けた

2年目からは、引き続き現金を数える業務などを担当。初心を忘れず緊張感を持ちながらも、従来業務の効率化を図っていきました。新たな仕事として、同僚であるパート従業員や派遣社員への指示出しや事務作業にも携わるようになりました。

そのなかで大切にしていたのは、個々が仕事をしやすいよう気を配ることです。私自身もお金を数えながら全体を見渡し、人手が足りないところにフォローに行くなど、スムーズに業務が進むよう工夫していました。また、丁寧な言葉遣いを意識し、良好な関係づくりにつとめていました。

事務作業は、報告書の作成がメインです。回収した現金の金額が正確であることなどを記載したもので、量が多く、お客様ごとに書式も異なるため、慣れるまでは大変でした。

資金での5年6ヶ月は、業務の精度を高め効率を上げていく経験をするとともに、話し方や気配りといった仕事をするうえで大切なことを学べました。

6年目

警備輸送事業部 警送資金センター

システム担当者として全国の拠点をフォロー

2020年10月に配属された警送資金管理室は、全国の資金の取りまとめをしています。資金の仕事に関する基準やルールを決め、それらを周知することで、警備輸送の安全性や品質を守る重要な部署です。

配属後は、警備輸送用資金を管理するシステムの担当者として、新たにご契約いただいたお客様のデータ登録などに携わりました。

具体的には全国の入金機の解約・新規契約などの登録や警備料金の振込に関する運用を行いました。振込に関する運用は、入金機のデータを見て不備を見つけた場合にお客様に連絡するなど、スムーズにご利用いただくためのお客様サポートが主な業務です。
当初はお金の流れや振り分けの仕組みなどがなかなか理解できず、苦戦しました。また、拠点の入力ミスを修正するのも一苦労でしたが、先輩につきっきりで教えてもらい、業務を理解していきました。

異動してから、会社全体の仕事の流れを理解することができ、物事を俯瞰的に見ることができるようになったと思っています。

7年目

警備輸送事業部 警送資金管理課

ヒューマンエラーが起きない環境づくりに取り組みたい

2022年3月に警送資金管理課へ異動し、現在は事業所からの問い合わせ対応の他、運用ルール変更を知らせる通達資料の作成などを担当しています。

配属当初は、全国各地から様々な問い合わせが来るので対応しきれず、マニュアルをひたすら読み込み、知識の習得に努めました。徐々に知識が増え、スムーズに回答できるようになってきたと感じています。

全国の資金部門がミスなく、より効率的に仕事ができるようにすることが私たちの役割です。例えばヒューマンエラーが出た場合、全国に注意喚起するだけでなく、体制そのものを変更することもあります。その際は、検討を重ね、会議で議論して実行に移します。また、機械化などの効率化施策を経営陣に提案する場合もあります。

警送資金管理課での仕事は私の人生において、一番のターニングポイントだと感じています。警送資金管理課の一員として、時には自分よりも遥かにキャリアが長く上位の役職の社員に、意見を伝えたり指示したりしなければいけません。以前の私でしたら委縮してしまっていたのですが、今では対等に話すことができています。価値観が大きく変わり、社会人として成長できました。

ヒューマンエラーは起こしてはいけないものですが、残念ながら起きてしまうものでもあります。現場での資金の仕事と本社での管理業務どちらの経験も活かし、エラーを起こさせない、起こしてもすぐに気がついて対処できる環境をつくりたいと考えています。

私のPRIDE

ALSOKは、縁の下の力持ちのような存在です。何も起きないことこそが存在価値なので、成果が華々しく取り上げられることはあまりありません。しかし、警備輸送が力を発揮しなければ、日本の金融インフラは成り立たず、ATMも使えないように、目立たずとも多くの人の役に立っています。私はそんなALSOKを誇りに思います。

学生のみなさんへのメッセージ

警備会社ということもあり、就職前は体育会系の上下関係が厳しい社風だと思っていました。しかし、実際は穏やかで優しい上司・先輩が多く、何もわからない私に丁寧に仕事を教えてくれ、安心して業務に取り組めました。
また、警備関連の仕事なのでハードワークのイメージがありましたが、長期休暇など休みはしっかり取れます。
ALSOKには、伸びしろしかありません。ぜひ一緒に、ALSOKを盛り立てましょう!

Other CareerStory

その他のキャリアストーリー