ALSOK 安全安心コラム
熱帯夜対策に扇風機をフル活用!体感温度を下げるのがコツ
2018.07.19(2023.11.30更新)
夜間の最低気温が25℃以上の日を熱帯夜といいます。
熱帯夜が続くとぐっすり眠れなくなり、睡眠不足になる方が多いのではないでしょうか。エアコンや扇風機の風を直接当てると体が冷えてしまいますが、かといって部屋の窓を開けたまま寝ることは防犯上問題があります。
そこで今回は、熱帯夜対策として扇風機の上手な活用方法をご紹介します。
毎年、平均30日もある熱帯夜
出典:気象庁「過去の気象データ検索」
気象庁の統計データによると、2023年に東京(地上気象観測地点)で熱帯夜が記録された日は、7~9月を通じて合計57日でした。過去24年間の年平均は30日を超えています。
近年は30日に満たない数値で推移していましたが、2023年の熱帯夜の日数は過去24年間の中で最も多くなっています。年によってバラつきはあるため、寝苦しい夜がいつやってきても良いように対策を行っておくことが大切だといえるでしょう。
熱帯夜はなぜ寝苦しい?
日本の夏は高温多湿。熱帯夜が多い7月と8月の湿度を調べてみると、東京の場合、2023年7月の平均湿度は72%、8月も同じく平均湿度は78%と、どちらの月も湿度が高いといえます。
暑いと汗をかきますが、この汗には明確な役割があり、汗は蒸発する際に気化熱を発生させ体温を奪うことで体の表面温度を下げているのです。しかし、気温も湿度も高い時は汗がなかなか蒸発しません。そうすると、汗が蒸発して体温を下げる仕組みが働きにくくなるだけでなく、皮膚もベタベタするため、不快に感じるようになるのです。
それでは、そんな不快な熱帯夜でも涼しく過ごす方法はどのようなものがあるのでしょうか。
扇風機を活用して体感温度を下げる方法
人が感じる温度の感覚を“体感温度”といいます。体感温度は湿度の高低や風の有無によって左右されるため、同じ温度・湿度であっても風があれば涼しく感じ、風がなければ暑く感じるといわれています。
この考え方を利用すると、寝苦しい熱帯夜でも風(=空気の流れ)をつくることができれば、体感温度を下げることが可能といえます。
こちらでは、扇風機を活用する簡単な方法とポイントをご紹介しましょう。
扇風機を2台使って空気を循環
扇風機を2台使う方法があります。1台目の扇風機は天井へ向かって風を送り、2台目の扇風機は反対側の位置に置いて床や壁など違う方向へ風を送ります。扇風機を2台使用することによって空気に対流が発生するため、室内の空気を循環させることができます。
熱帯夜対策に扇風機を活用する際のポイント
扇風機はもともと人に直接風を送り、涼しくするようにできています。しかし、長い時間扇風機の風に当たり続けていると体が冷えてしまい、体調不良の原因につながることがあります。熱帯夜対策として扇風機を使う場合は、以下4つのポイントに注意しましょう。
- 風が直接自分に当たらないようにする
- 弱い風を送るようにする
- 扇風機は自分から離れた場所に置く
- タイマーをセットして2時間程度にする
窓を開ける場合は防犯対策を徹底しよう
暑い日の夜は窓を開けて風通しをよくしたいと思われる方も多いのではないでしょうか。
空き巣などの犯人は、住人が在宅しているにもかかわらず食事中や就寝中を狙って侵入してくることもあります。
ALSOKは警備会社ならではの防犯性能を備え、家庭内での万一の事態にも対処できるホームセキュリティサービスを提供しています。
防犯センサーが異常を感知したときにガードマンが急行対応して万一の事態に備えることができます。外出先からの遠隔操作もでき、スマートフォンやパソコンで警備状況を確認することも可能です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
体感温度を下げて熱帯夜を涼しく過ごそう
睡眠は心身の疲労回復に大切な役割を果たしているため、睡眠不足が続くと体が疲れやすくなったり、昼間に強い眠気を感じたりするなど、健康への影響が懸念されます。
高温多湿の熱帯夜であっても体感温度を少しでも下げることで、ぐっすり眠れるようにしたいものですね。熱帯夜対策には今回ご紹介した扇風機を使う方法のほか、ひんやり涼しく感じる寝具を使う方法もあります。よく眠れる工夫をして寝苦しい熱帯夜を乗りきりましょう!