ALSOK セキュリティコラム
手軽に揃えてしっかり安心 防犯・防災グッズで対策を
<2019年3月15日>
今回のテーマは、「防犯・防災グッズ」です。<br> 「備えあれば憂いなし」のことわざ通り、「まさか」の時に備えて日ごろから対策を講じておくことで、安心感のある生活を送ることができます。「防犯・防災対策」というと、たいそうな仕掛けを要し、更にはお金がかかりそうなイメージをもたれる方も相当数いらっしゃるようです。しかし今回は、比較的安価で手軽に購入でき、かつ日々の暮らしに安心感をもたらすグッズを中心にご紹介します。
1. 防犯編
【(1) 外出時】
防犯ブザー(女性向け)
一年のうち、日中の時間が短く日没も早まる冬の時季、仕事帰りなどで辺りが暗くなったあとに、夜道を一人で歩いて家路につかれる女性も多いはずです。不審な人物に後をつけられるといったケースまで至らずとも、見知らぬ人が自分の背後から近づいてくるような状況は心理的に嫌なものでしょう。そのようなとき、心強い味方となる道具が「防犯ブザー」です。万が一の場合には、紐やチェーンを引っ張ることで大音量が響き渡り、周囲の人に身に危険が迫っていることを知らせることができます。普段持ち歩くバッグに一つ備えておけば、安心感も高まることでしょう。近年、携帯性、デザイン性に配慮されたものも数多く市販されており、一見してアクセサリーと見間違うものまであります。また、誤ってブザーを鳴らしてしまうことのないよう、誤作動防止機能が付いているものもあります。
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防犯ブザー吊り下げ用具(「ブザーつりつり」)(お子様向け)
大人であれば、不慮の事件に遭遇してしまった際にも機転をきかせて、その場に応じた臨機応変な対応をすることも可能ですが、幼い子どもたちにそのようなことを求めるのは難しいでしょう。そこで、防犯ブザーをとっさに鳴動させられるよう、通学時に子どもの手がすぐに届く位置、つまりランドセルの背負いベルトの胸元付近に取り付けることを可能にしたのが「ブザーつりつり」です。
こちらを使って防犯ブザーをランドセルにぶら下げておけば、一見してブザーを所持していることがわかるため、不審者も犯罪を実行しにくいといった抑止効果も期待できます。
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ホイッスル
防犯ブザーは、周囲に知らせることのできる「音量の大きさ」が利点ですが、電池切れの恐れがあり、1か月に1回程度は電池残量のチェックを行うことが望まれます。そこで、電池切れの心配をしたくない方には、いつでも利用できるホイッスルがお勧めです。ネックストラップ式ホイッスルを首にかけておけば、すぐに手にとって吹くことができます。
バッグクリップ・バッグインバッグ
チャックが開いたままのハンドバッグを持ち歩いている女性を、街で数多く見受けます。傍から見ても「隙だらけ」という印象で、スリにも狙われやすくなります。つけこむ隙を与えないことも防犯対策の大切な要素の一つです。チャックのないバッグを愛用されている方はバッグクリップで、また、開口部が大きめのバッグをお持ちの方はバッグインバッグに貴重品を入れるなど、中身をできるだけ外に晒さない工夫をしましょう。
【(2) 自宅】
窓・扉
通常、侵入犯は開口部といわれる窓・扉から侵入を試みます。侵入経路としては、4階建以上および3階建以下の共同住宅の場合、未施錠(無締り)箇所からの侵入が一番多いとされています(警察庁発表「平成28年の犯罪情勢」より)。一方、窓や扉をこじ開けてでも侵入するといった手口が後を絶たないのも事実です。そのため最近では、防犯性能の高い建物部品に付与される「CPマーク」を、窓や扉を新たに購入・設置する場合の目安とされる方も多いと思います。
では、既存の窓や扉の場合、その強化策としてどのような手段が効果的なのでしょうか。
ガラス強化(飛散防止)フィルム
ガラス表面をクリーニングした後、貼付します。自分で手軽に取り付けられるものから、専門の業者による施工が必要なものまで様々なタイプがあります。また性能については、割れたガラスの飛散を防ぐものやガラス破壊後の貫通防止も兼ね備えた高機能なものなどがあります。
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補助錠
こじ開けられた際に侵入犯が入りうるサイズの窓や扉は、補助錠を設置する「ワンドア・ツーロック」を基本にしましょう。補助錠には、クレセント錠用、サムターン用、サッシ用など様々な種類があります。購入した後で設置できなかったということのないよう、設置場所の寸法や窓・扉の形状をよく確かめた上で、取り付け可能なタイプを選択しましょう。
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防犯用玉砂利(「音砂利(おんじゃり)」)
戸建住宅にお住まいの方などが、建物の外周に対して警戒を行う場合に有効です。庭や通路などに防犯用玉砂利(「音砂利」)を敷設することにより、侵入犯が敷地内に侵入を試みた場合にも、砂利を踏んだときに出る大きな音で威嚇することができます。
2. 防災編
【(1) 非常持ち出し品(震災時の必需品)】
地震や台風などの被災生活に備えて、非常持ち出し品を用意しておくことをお勧めします。しかし、「必要性は感じているものの、いったい何を準備しておいたらよいのかよくわからない」といった声がしばしば聞かれます。まずは、ライフラインが復旧するまでに通常かかるといわれる1〜2日を過ごすために最低限必要なもの(備蓄用保存水、食料、簡易トイレ、ブランケット、ライト、マスク、滑り止め付軍手等)を準備しておくといいでしょう。これらがセットになった商品(「緊急キット」)もありますので、上手く活用しましょう。
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【(2) 防災用ヘルメット(防災ずきん)】
防災用ヘルメットにもいくつかタイプがあります。いつでも身近な場所に収納・携帯でき、緊急時には瞬時に装着できるといった観点から、普段は畳んでおいて、緊急時に取り出したときに広げられるタイプのものがお勧めです。
【(3)消火器】
「消火器」と聞くと、操作が難しそうと思われる方がいるかもしれません。しかし実際には、安全栓を引き抜き、レバーを握るだけで誰でも簡単に使えますので、粉末消火器を台所に1台は常備しておくといいでしょう。特にご家庭で天ぷらやフライ料理をよく作る方には必須アイテムといえます。なお、老朽化した消火器による破裂事故などが報告されていますので、設置場所や管理には気をつけるようにしてください。
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【(4)住宅用火災警報器】
火災による死亡事故原因の多くは、「逃げ遅れ」といわれています。そこで逃げ遅れ防止策として、消防法で住宅用火災警報器の設置が義務化されました。その設置基準と期限は、各地方自治体により定められています。皆さんのお住まいの地域の設置基準と期限を確認し、早期に住宅用火災警報器を設置しましょう。
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3. まとめ
もうすでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、今回ご紹介した防犯・防災グッズのほとんどはALSOKで現在販売している商品です。手前味噌ではありますが、今回ご紹介した商品はどれも大変ご好評をいただいております。
なお、更に詳しい商品説明や外観などについてお知りになりたい方は、ALSOKのオンラインショップ(防犯・防災グッズ通販ショップ)http://guardman-shop.com/)をご覧下さい。
乾燥した寒い日々が続きます。くれぐれも火の元にはご用心下さい。