ALSOKアンケート
<別居している高齢の親を持つ子ども意識調査>
親孝行度合いの自己採点は平均47点
今後したい親孝行は「こまめに帰省」「頻繁に連絡」「感謝の気持ちを伝える」
メールやLINEで連絡できたら、親との連絡頻度が増えると2割が回答
高齢の別居親に不安を感じている人は72%
「介護」「ケガ」だけでなく、「火の始末」「空き巣」も不安
<2014年9月4日>
ALSOK(本社:東京都港区、社長:青山 幸恭)は、敬老の日を前に、70歳以上の高齢の親と別居している首都圏の男女を対象とした「別居している高齢の親を持つ子どもの意識調査」を実施しました。
調査結果は、以下の通りです。
【調査概要】
調査対象:70歳以上の自分の親と別居している東京・神奈川・千葉・埼玉在住の男女500人
(会社経営者・会社役員・団体役員、会社員・団体職員、自営業、公務員)
調査期間:2014年8月11日~18日
調査方法:インターネット調査
4割以上の人が「週に1回以上」の頻度で連絡している
親と連絡を取る頻度について聞いたところ、最も多いのは「1カ月に1回以上」(30.4%)でしたが、1週間に1回以上の頻度で連絡している人は42.0%でした。男女で比べると、女性のほうが頻繁に親と連絡を取り合っていることがわかりました。
親から連絡をもらうことが多い人の半数以上が「話すことがない」と回答
親との連絡はどちらから取るかという質問に対しては、40.0%%が「自分からが多い」と回答しました。「親からが多い」と回答した人にその理由について尋ねると、「話すことがない」(54.7%)、「忙しい」(35.0%)、「面倒くさい」(27.0%)の順となりました。特に男性は、「話すことがない」と回答した人が67.2%もおり、女性よりも親との会話の話題に困っていることがわかりました。
親が使ってくれたら連絡頻度が増えると思うツールは、「携帯電話のメール」と「LINE」
半年以内に親と連絡を取り合っている人に、親が使ってくれたら連絡頻度が増えると思うツールを聞いたところ、「携帯電話のメール」(23.4%)、「LINE」(17.2%)、「パソコンのEメール」(11.1%)の順になりました。
携帯電話のメールやLINEを使ってくれたら連絡頻度が増えると思う理由は、自分の好きな時間に連絡を取れて、写真で近況報告しやすいから
携帯電話のメールやLINEを使ってくれたら連絡頻度が増えると思う理由について聞いたところ、いずれも「自分の好きな時間に連絡を取れるから」、「写真を送れるので近況報告をしやすいから」の順になりました。また、LINEと回答した人の31.6%は、「絵文字やスタンプなど、非言語コミュニケ―ションが楽しいから」を挙げました。
別居している高齢の親に不安を感じている人は72.0%
特に介護が必要になった時の対応やけがなど健康面に不安を感じている
3人に1人は火の始末や空き巣、特殊詐欺など防犯関連を心配
別居している高齢の親に対して不安はあるか聞いたところ、72.0%%が何らかの不安を感じていることがわかりました。
不安の内容としては、「認知症や寝たきりなど、介護が必要になった時の対応」(53.1%)、「けがや病気で入院したときの対応」(48.6%)、「けがや病気をしやすくなった」(42.8%)と、親の健康面に不安を感じている人が多数を占めました。また、3人に1人以上が「火の始末や戸締りをきちんとしているか」(36.9%)、「空き巣や押し売り、強盗・ひったくりに狙われるのではないか」(33.9%)と、親の防犯事情を心配していることがわかりました。
高齢の親に不安を感じていても、3人に1人は何も対策していない
高齢の親に不安を感じている人に、親の安全や安否確認のためにしていることや利用しているサービスがあるか聞いたところ、不安を感じているにもかかわらず、3人に1人は何も対策していないことが分かりました。
対策していることの内容は、「定期的に電話をかける・もらうようにする」(43.9%)、「定期的に会いに行ったり、一緒に旅行をする」(28.6%)となり、ほとんどが家庭内でできることに止まりました。
自分の親孝行度合いを自己採点すると、平均47点
今後したい親孝行は「こまめに帰省」「頻繁に連絡」「感謝の気持ちを伝える」
親孝行度合いを自己採点してもらったところ、男女ともに平均47点となりました。
今までにしたことのある親孝行を聞いたところ、「親の好きなものをプレゼントする」が最も多く、半数以上(55.8%)がしたことがありました。
今後してあげたい親孝行は、「旅行に連れて行く」と52.0%が最多となりました。「今後してあげたい親孝行」 と「したことのある親孝行」を比較すると、「今後はこまめに帰省」してあげたい」と考える人が多く、「したことがある」との差が16.2%にのぼりました。「生活費を支援する」、「頻繁に連絡する」、「感謝の気持ちを伝える」も12%の程度差があり、普段からできる、さりげない親孝行をしてあげたいと考えていることがわかりました。
親の身に何かあっても約半数の人はすぐにかけつけられない
親がけがや病気をしたと連絡があった時、すぐにかけつけることができるかという質問に対して、約半数の53.0%は「会社を早退してすぐにかけつけることができる」と回答しましたが、37.0%は「仕事が終わった後」「連絡のあった週末に」「担当しているプロジェクトが完了したら」かけつけられると回答し、「かけつけることができない」(8.6%)と合わせると45.6%がすぐにかけつけられないことがわかりました。
高齢の親とは同居してもいいが、自分の子どもとはしたくない
女性は、できれば親とも子どもとも同居したくないと考えている
自分の親が老いた時、同居したいか聞いたところ、51.8%が「同居したい」「親が希望するなら同居したい」と回答しました。一方、自分が老いた時に子どもと同居したいかという質問に対しては、は56.6%が「同居したくない」「できれば同居したくない」と回答しました。
特に女性はその傾向が顕著で、7割が自分の子どもとは同居したくないと考えていることがわかりました。
高齢者向けサービス紹介
ALSOKの個人向けブランド「HOME ALSOK」では、高齢化社会に対応した新たなサービスの拡充に努めています。
HOME ALSOK みまもりサポート
緊急通報によるかけつけやハンズフリー健康相談等で高齢者の「いつも」と「もしも」を見守るサービスです。個人のお客様へのご提供のほか、サービス付高齢者住宅の設備としての導入や、自治体が提供する「高齢者向け緊急通報システム事業」「地域支援事業」等でのご利用ができます。
基本サービス
救急通報サービス
「緊急」ボタンを押すと「ガードセンター」に警報が送信され、ガードマンがかけつけます。
►ALSOKヘルスケアサービス
「相談ボタン」を押すと「ALSOKヘルスケアセンター」という専門部署につながり、24時間いつでも健康や医療、介護に関する相談が受けられます。
►救急情報登録
予めかかりつけの病院や持病などの情報を登録していただくことで、緊急通報等でガードマンが駆け付けた際に救急車搬送が必要になった場合、かけつけた救急隊員に引き継ぎをスムーズに行うことができます。
オプション
►火災監視
台所やお部屋に火災センサーを設置し、火災の発生を検知するとガードセンターに信号が送信され、ガードマンがかけつけます。
►ガス漏れ監視
台所等にガス漏れセンサーを設置し、ガス漏れの発生を検知するとガードセンターに信号が送信され、ガードマンがかけつけます。
►ライフリズム監視
センサーにより、一定時間トイレのご利用がない場合にガードセンターに信号が送信され、ガードマンがかけつけます。(外出設定時は監視対象外)
►見守り情報配信サービス
センサーにより、生活リズムの異状を検知し、必要に応じてご家族等にメールで情報を配信します。別途有料にて弊社による「かけつけ」もご利用できます。メール配信は「定期連絡」「異常通知」のどちらかをお選びいただきます。(外出設定時は監視対象外)
ALSOKほっとライフ講座
高齢者向け訪問講座「ALSOKほっとライフ講座」を2013年10月より開始しました。当社社員が講師として地域包括支援センター等へ赴き、高齢者を狙った犯罪の傾向と対策について楽しみながら学べる「防犯かるた講座」と「防犯クイズ講座」、または、パートナーに万が一の事があった時に備えるための「救急救命体験講座」を実施します。
※ALSOKほっとライフ講座について詳しくはこちら
HOME ALSOK るすたくサービス
近年増えている空き家向けの管理サービスです。ALSOKの社員が月に1回「敷地内見回り」「郵便受け投函物の整理」など、お客様と相談して決めた項目のチェックを行い、報告書をご提出します(7,700円(税込)/月)。オプションで、住宅の維持に最低限必要な換気や清掃を行う「換気サービス」(7,700円(税込)/1回あたり)なども提供しています。
総務省 平成25年住宅・土地統計調査(速報集計)より
以上
この件に関するお問い合わせは ALSOK 広報部 mail : koho@alsok.co.jp