ALSOKアンケート
<空き家に関する意識調査>
「近所に空き家がある」人は33.2%
45.8%は「近所の空き家」にネガティブイメージ
自宅を長期留守にしなければならなくなったら、3人に1人は「空き家のまま」
親の死後、親の家を「売る」つもりでも、現実は「相続しなかった」人が多数
<2015年2月12日>
ALSOK(本社:東京都港区、社長:青山幸恭)は、2012年10月より、空き家や別荘、セカンドハウスなど、常に人が住んでいない住宅の見回りサービスを実施しております。昨年、総務省が発表した、『平成25年住宅・土地統計調査』によると空き家率は13.5%と過去最高を記録し、社会的な問題となっていることから、「空き家に関する意識調査」を実施しました。
調査結果は、以下の通りです。
【調査概要】
調査対象:全国の親と別居している30歳以上の男女500人
調査期間:2015年1月10日~15日
調査方法:インターネット調査
「近所に空き家がある」人は33.2%
家の近所の空き家の有無について聞いたところ、33.2%と、3人に1人が「近所に空き家がある」と回答しました。
2014年に総務省が発表した『平成25年住宅・土地統計調査』によれば、2013年時点の空き家率は13.5%と過去最高を記録しており、“空き家問題”を身近に感じているようです。
近所の人は、空き家を「もったいない」 と感じている
45.8%は空き家にネガティブイメージがある
家のまわりにある空き家について、3割程度が「もったいない」と感じています。一方、「不安だ」「危険だ」「汚い」と不快に感じている人は合計45.8%で、近所の空き家に対してネガティブイメージを持っていることがわかりました。
近所の空き家に対してネガティブイメージを持っている人に、その理由を尋ねたところ、「物件が老朽化して倒壊する恐れがあるから」(66.1%)、「伸びた庭木や落ち葉を放置しているから」(53.6%)、「不審者が住み着くかもしれないから」「放火されるかもしれないから」(ともに44.6%)となりました。近所に空き家があることで、自分や家族にも危害がおよぶことを懸念しているようです。
近所の人たちは空き家について「きちんと管理してほしい」「誰か住んでほしい」と感じている
近所に空き家がある人に、空き家をどう管理してほしいか聞いたところ、「家の保全や清掃などの管理をきちんとしてほしい」(31.3%)と、近所に迷惑がかからないようにしてほしいという意見が最も多くなりました。また、「賃貸物件にして、誰かに住んでほしい」(29.5%)、「取り壊して更地にして、土地を活用してほしい」(27.1%)と、空き家の解消を求める声も多く寄せられ、空き家問題への関心の高さがうかがえる結果となりました。
自宅を長期留守にしなければならなくなったら、3人に1人は「空き家のまま」
持ち家を持っている人に対し、もし、転勤や親の介護などで、住んでいる家を長期間留守にする必要がある場合、どうするかという質問に対し、「貸す」(38.5%)が最多となり、3人に1人は「そのまま空き家にしておく」(31.4%)と回答しました。
そのまま空き家にしておく理由を聞いたところ、「いつかまた住む予定だから」(61.4%)、「手続きが面倒だから」(33.7%)、「今後どうするか決めていないから」(30.7%)となりました。
親の死後、家の管理にギャップ
予定では「売る」つもりでも、実際は「相続しなかった」が最多
親の住まいについて聞いたところ、13.2%はすでに親が亡くなっており、存命中の方を含めた持ち家率は87.8%でした。
「親が亡くなった後、親の持ち家をどう活用する/したか」という質問に対し、【親が存命中の方】は「売る」(29.8%)、「相続しない」(22.5%)、「引っ越して自分が住む」(21.7%)となりましたが、【すでに親が亡くなっている方】では、「相続しなかった」(36.4%)、「売った」(22.7%)、「引っ越して自分が住んでいる」「取り壊した」(ともに12.1%)と、実際には相続しないケースが多いことがわかりました。
また、【親が存命中の方】は、自分が住んだり売ったり、自分で管理できると考えているのに対し、【親が亡くなっている方】の回答を見ると、現実は相続しないということが多いようです。
将来、空き家に住むなら、「広い庭のある家」に住みたい
空き家に住みたいと思うか聞いたところ、積極的に「住みたい」と回答した人はわずか2.2%でしたが、最近では、中古住宅の「リノベーション」が流行しており、新築以上にスペックの高い中古住宅もあるため、53.4%は「条件が合えば住みたい」と回答しました。
「住みたい」「条件が合えば住みたい」と回答した人に、どんな条件があれば空き家(中古物件)に住んでみたいか聞いたところ、物件や環境、インフラなど生活に必要不可欠な条件が多数挙げられました。一方、「税金が優遇されれば」(25.8%)、「改修等のための補助金が出るなら」(18.2%)と、空き家ならではの条件を挙げる人もいました。
また、どんな物件であれば空き家に住むことが理想か聞いたところ、「広い庭のある家」(48.5%)が最多となり、次いで「築年数の浅い家」(31.6%)、「中古マンション・アパート」(29.2%)の順となりました。
HOME ALSOK るすたくサービス
ALSOKの個人向けブランド「HOME ALSOK」では、高齢化社会に対応した新たなサービスの拡充に努めています。
近年増えている空き家向けの管理サービスです。
空き家には短期から長期までさまざまありますが、その中でも管理の不十分な空き家が多く、放火や侵入など、犯罪の温床になることが懸念され、社会問題化しています。
「HOME ALSOK るすたくサービス」は、別荘やセカンドハウス等の日常的に生活していない住宅向けに、お客様に代わって、見回りによる現地の状況確認や、対象施設内の郵便受けに投函された投函物の回収・整頓を全国均一で行うサービスです。
1 基本サービス
サービス内容 | 料金 |
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見回り(鍵預かりなし) 投函物整頓 |
月額 7,700円(税込) |
2 るすたくセキュリティパック
サービス内容 | 料金 |
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基本サービス+ホームセキュリティ | 月額 11,000円(税込) |
3 換気サービス(オプション)
サービス内容 | 料金 |
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窓開放による換気・通気 蛇口の通水 建物外側及び内側箇所の目視による確認 |
一回あたり 7,700円(税込)から |
※ホームセキュリティをご契約のお客様限定のサービスです。
総務省 平成25年住宅・土地統計調査(速報集計)より
以上
この件に関するお問い合わせはALSOK 広報部 mail : koho@alsok.co.jp