ALSOKアンケート
<小学生と母親の安全に関する意識調査>
子どもの日常生活に心配事のある母親は9割 「夏休みは危険が増す」と思う
登下校時は6割が防犯ブザーを持ち歩くが、放課後や休日は1~2割に激減
94.8%の母親が子どもの居場所を把握する必要性を感じながら、
17.2%は把握できていない
子どもに危険を回避するための教育をしてもらうなら、尾木ママ
<2015年7月2日>
ALSOK(本社:東京都港区、社長:青山幸恭)は、子どもたちの自由になる時間が増え、行動範囲も広がる夏休みを前に、小学生の子どもを持つ働く女性を対象とした、「小学生と母親の安全に関する意識調査」を行いました。
調査結果は、以下の通りです。
【調査概要】
調査対象:全国の小学生の子どもを持つ、働く女性500人
調査期間:2015年6月11日~16日
調査方法:インターネット調査
89.2%の母親が、子どもの日常について心配事がある
そのうち98.9%は心配を軽減するために子どもと約束事をしている
小学生の子ども(以下、子ども)の普段の生活について、89.2%の母親が何かしらの不安を感じており、中でも「道路への飛び出しなどによる事故」(57.4%)、「子ども同士のいじめ」(55.2%)、「不審者に危害を加えられる」(52.2%)について心配に感じている母親が多いことが分かりました。
これらの不安を軽減するため、「知らない人についていかない」(80.7%)、「出かける時は行き先を家族に伝える」(69.7%)、「信号や横断歩道など、交通ルールを守る」(64.3%)といった約束を子どもとしていました。
夏休みになると子どもへの危険が増すと感じている母親は85.8%
「自由に使える時間が増えるから」夏休みは危険が増す
「自由に使える時間が増えるから」(71.1%)、「行動範囲が広がるので」(58.7%)、「学校の授業がなくなり、子どもを見守る大人の目が減るから」(56.6%)といった理由から、8割以上の母親が夏休みに入ると子どもに対する危険が増えると関していることがわかりました。
危険の具体的な内容は、「道路への飛び出しなどによる事故」(54.6%)、「不審者に危害を加えられる」(41.4%)、「どこで何をしているか分からない」(37.6%)が挙がりました。
家の外で仕事を持つ母親は、常に子どもを見守ってあげられない分、余計に不安を感じるのかもしれません。
94.8%の母親が子どもの居場所を把握する必要性を感じながら、17.2%は居場所を把握できていない
子どもの居場所を把握することを必要だと感じている母親は94.8%で、ほとんどの母親がその必要性を感じていました。
子どもの居場所をどれくらい把握しているか、という質問に対しては、「あまり把握していない」「全く把握していない」を合わせて17.2%の母親が、子どもの居場所を把握できていないと回答しました。
子どもの居場所を把握することを必要だと感じながらも、現実にはできていない人が少なからずいるようです。
把握できない理由、半数が「家族に伝えた行き先と違う場所に行くことがある」
4割の母親は、「対策十分ではない」
把握していないと思う理由について、57.0%の母親が、「(子どもは)家族に伝えた行き先と違う場所に行くことがある」ことを挙げました。
母親としては、子どもの居場所を把握するために、「出かける時は行き先を家族に伝えるように言っている」(68.0%)、「学校や塾の時間を把握しておく」(67.4%)、「自宅に帰ったら連絡するように言っている」(26.8%)などの対策を行っているものの、伝えた行き先と違う場所に行っていることがあり、40.4%はその対策では「足りない」と感じていることがわかりました。
子どもの安全を守る対策、半数は「防犯ブザー」「GPSで所在地確認」をしたい
子どもの安全を守るための対策としては、約半数が「防犯ブザーの活用」(50.0%)、「GPSを使った所在地の確認」(45.4%)と回答しました。また、34.4%は、「近所で連携して子どもに声掛けするようにする」と、近所関係が希薄になっている昨今ならではの対策を挙げました。
登下校時は6割が防犯ブザーを所持、帰宅後は1~2割に激減
放課後や休日に子どもだけで遊ぶときは、防犯ブザーやGPS付き端末を持たせたい
登下校時に防犯ブザーを持ち歩いている子どもは62.6%でしたが、帰宅後や休日にも持ち歩くとなると、ぐっと数が減少し、最も所持率の高かった「放課後、近所の公園や友達の家に遊びに行くとき」でも、16.0%にとどまりました。
防犯ブザーやGPS付き端末など防犯ツールを、どんな時に"持たせようと思うか"、という質問に対しては、2割から3割程度の母親が、子どもだけで外出する時に持たせようと思っていることがわかりました。
約半数の母親は、小学生にインターネットを使わせていない
SNS・トークアプリを利用している子どもの親の3割は、子どもの連絡相手を把握できていない
インターネットの利用状況に関しては、約半数が子どもにスマートフォンもパソコンも使わせていないとことが分かりました。
インターネットを利用している子どもの用途を見ると、スマホ・パソコンともに「ゲーム」「動画視聴」が2~3割を占めました。
Twitter、FacebookなどのSNSや、LINEなどのトークアプリを使わせている家庭は1割程度でしたが、そのうち3人に1人は子どもがコミュニケーションを取っている相手を把握できていないことがわかりました。
子どもに危険を回避するための教育をしてもらうなら、尾木ママ
小学生の子どもに対して、危険を回避するための教育をしてもらうなら、誰にお願いしたいか聞いたところ、6割の母親が“尾木ママ”の愛称で親しまれている教育評論家の尾木直樹さんを挙げました。
以上
この件に関するお問い合わせはALSOK 広報部 mail : koho@alsok.co.jp