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小学生の防犯対策

小学校入学を機に子どもの交友関係や行動範囲が変わり、防犯上注意しなければならない点も変化します。この記事では、この春、小学校へ上がる子どもの保護者様に注意してほしい防犯上のポイントをまとめました。

統計データから読み解く、子どもが巻き込まれる犯罪の傾向

1. 子どもの被害件数の総数は減少傾向にあるが、連れ去りや強制わいせつなどは横ばい

「令和3年警察白書」によると13歳未満の子どもが被害者となった刑法犯の被害総件数は減少傾向にあり、令和2年は8,788件と過去数年で最も低い件数となりました。

しかし、罪種別で見ると「暴行」や「傷害」などの子供の心身に深刻なダメージを与える罪種件数においては、平成29年を皮切りに上昇している傾向にあります。

2. 小学生の犯罪被害認知件数は、未就学児童より増加
「暴行・傷害」で約2.1倍、「強制わいせつ」では約6.4倍

小学校への進学を機に、子どもがひとりで行動する機会は大幅に増加します。新入学生の保護者にとっては、わが子が犯罪に巻き込まれてしまわないかと不安に感じる時期ではないでしょうか。
実際に警察庁の統計では、小学生は未就学児童と比較して、「暴行・傷害」で約2.1倍、「強制わいせつ」で約6.4倍、「略取誘拐・人身売買」で約2.1倍の被害が確認されています。入学を機に「自分で自分の身を守る」意識を持たせておくことは非常に重要であるといえるでしょう。

なお、被害者(13歳未満)の年齢・性別を罪種別に見てみると、「略取誘拐・人身売買」と「強制わいせつ」では女の子の被害が、「暴行・傷害」では男の子の被害の割合が多くなっています。

3. 被害発生場所は道路上が最多。次いで「住宅」での被害が多い

20歳未満が被害に遭う割合が高い場所を罪種別にみると、下記のとおりとなっています。

いずれも「道路上」での被害が目立ちますので、入学前には子どもと一緒に通学路を歩いてみて、注意が必要な場所や、緊急時の避難場所などについて教えておきましょう。
特に犯罪者が好む場所と言われているのが、「入りやすい場所」かつ「見えにくい場所」です。誰にも怪しまれることなく子どもに接近でき、犯行に及んでも目撃されにくい場所、さらに助けを求めても誰にも声が届かない場所には出来るだけ立ち入らないよう子どもに教えておきましょう。

4. 知っておきたい略取(りゃくしゅ)誘拐の実態

略取誘拐とは、暴行や脅迫などにより力ずくで人を連れ去る犯罪のことです。子どもの心身ばかりか、その後の人生にも深刻な影響を及ぼし、時に尊い命を奪うこともあります。
こちらは2003年に警察が発表した126件の略取誘拐事案を分析した統計の一部ですが、ここからどのような対策が必要なのかを見ることができます。

略取誘拐事案 既遂の要因(2003年1/1~10/15に発生した既遂の87件)

被害者の約半数は
騙されてついて行ってしまった。

防犯ブザーを持っていたとしても使おうとしなければ意味がないので、騙されないよう教えることが重要

略取誘拐事案 発生の状況 同行者の有無(2003年1/1~10/15に発生した126件)

子どもが1人でいるときほど標的になりやすい。

出来るだけ1人で外出しない(させない)ようにさせることや、1人でいるときほど周囲に注意を払うように教えることが重要。

出典:警察庁「子どもを対象とする略取誘拐事案の発生状況の概要」(2003年)
※15歳以下の子どもが被害者となった事案

親子で注意したい 6つの防犯対策

  1. 持ち物に名前を書くときは他人から見えない場所に
  2. 防犯ブザーは「通学用」と「外出用」の複数個を用意する
  3. 防犯ブザーを持つときの「3つの約束」を教える
  4. 町に潜む危険な場所を、親子で確認し、話し合う
  5. 通学・外出時の約束「いかのおすし」を教える
  6. 留守番前の約束「いいゆだな」を教える
1. 持ち物に名前を書くときは他人から見えない場所に

「知らない人についていってはいけない」と分かっていても、自分の名前で呼び掛けられることで警戒心が薄れてしまう場合があります。そのようなリスクを減らすためにも、持ち物に名前を書く場合は他人から見えない裏側に書くなど、簡単に名前を知られてしまわない工夫をしましょう。
また、過去には玄関先に置かれた傘などの物品から子どもの名前を知られてしまった事例があります。家の周りにも子どもの名を知る手がかりとなるような物を置かないよう注意しましょう。

2. 防犯ブザーは「通学用」と「外出用」の複数個を用意する

放課後や休日の外出など、通学時以外の状況下でも犯罪に巻き込まれてしまうケースがあるため、防犯ブザーは常に持ち歩く習慣をつけておくのがよいでしょう。
1つの防犯ブザーを、出かけるたびにランドセルから取り外して使用する方法だと、面倒なうえに、外し忘れや着け忘れが多くなってしまいがちです。常時ランドセルにつけておく「通学用」と、それ以外の「外出用」の複数個を用意しておくのがよいでしょう。

防犯ブザーを選ぶ際の4つのポイント

●子どもでも鳴らしやすいか
いざという時にすぐに鳴らせないと意味がありません。子どもの力でも無理なく鳴らせる引き紐タイプか、押しボタンタイプがおすすめです。

●十分な音量が出るか
1メートル離れた位置から計測して85dB(地下鉄の車内音に相当)以上の音量が出るものであれば十分です。ただし、電池が消耗してくると音が小さくなるので、月に一度は保護者がチェックするようにしましょう。

●見えやすく 使いやすい所に装着できるか
ブザーを装着していることが一目でわかることで、犯罪抑止効果が期待できます。使いやすさに加え持ち忘れにくいことを考慮するなら、ランドセルのベルトに装着しやすいタイプがよいでしょう。ブザー装着用金具のついていないランドセルには、後付け可能なブザー専用の吊りベルトを使えば装着が可能です。

●壊れにくいか
雨に濡れたり、落下させてしまうことでブザーが壊れてしまう場合があります。できるだけ防水性能、耐衝撃性能の備わったブザーを選ぶとよいでしょう。

3. 防犯ブザーを持つときの3つの約束を教える

防犯ブザーを持つとき、使うときには、以下の3つの約束を守るように教えましょう。 また、緊急時に適切に使えるよう、持ち始めるときはもちろん、持った後も定期的に使い方の練習をしておきましょう。

4. 町に潜む危険な場所を、親子で確認し、話し合う

例えば、人があまり通らない薄暗い道や、木が生い茂った公園など、「まわりから見えにくい場所」で「誰もが入りやすい場所」は、子どもを狙う人物がいても気づかれず、助けを呼んでもわかりにくいため、危険な場所と言えます。また、駐車場では、無理やり車に連れ込まれたり、車にひかれてしまう危険もあります。
こういった場所で一人で遊んだりしないように、実際に親子で子どもの行動範囲を歩きながら確認し、もしそういう場所を通らなければならないときは、どういうことに注意すればよいか、どこに逃げればいいのかを話し合っておきましょう。

子どもが狙われやすい場所

5. 通学、外出時の約束「いかのおすし」を教える
いか
どんなに優しそうな人でも、たとえどんなことを言われても
知らない人についていかない。
知らない人の車には絶対にらない。
無理やり連れ込まれることもあるので、話しかけられたら2メートル以上離れる。怪しいと思ったら、車の進行方向と逆の方向に逃げる。
おごえを出して助けを呼ぶ。
危ないときは大きな声で「たすけて!」と叫ぶ。または、防犯ブザーを鳴らす。
安全なところまでぐ逃げる。
コンビニなどのお店や110番の家など、一番近くにある明るくて大人がいるところに向かって逃げる。
すぐにおうちの人にらせる。
危険な目に遭ったら、すぐに保護者に知らせる。保護者と話ができないときは、近くにいる大人に知らせる。

▼詳しくはこちら
「いかのおすし」の意味は?子どもの防犯標語を徹底解説!

6. 留守番する前の約束「いいゆだな」を教える

低学年のうちから留守番を任せる機会は少ないかもしれませんが、留守番中の子どもを狙った犯罪も少なくありません。被害を防ぐためのポイントは、犯行者に「家に大人がいるかもしれない」と思わせることです。そのためには、学校や外出先から家に帰るとき、すなわち「留守番する前」から気をつけておくべき約束があります。ALSOKでは、この約束を「いいゆだな」という覚え言葉にして小学生に教えています。

いえのカギを見せない
これから留守番することがわかってしまうので、家に着くまではカギは人から見えないところにしまっておく。
いえのまわりをよく見る
家の近くに人が隠れていないか、ずっとついてくる人がいないか、家に入る前に確認する。
ゆうびん受けをチェック
郵便受けがいっぱいだと、空き巣が家に誰もいないと思って入ってきてしまうかもしれない。留守番前に取り込むようにする。
だれもいなくても「ただいま!」
家の中に家族がいるように見せかけ、子どもだけで留守番していると悟られないようにする。
なかに入ってすぐ戸締り
カギが開いていたら、悪い人が入ってきてしまうかもしれない。玄関だけでなく、家全体の戸締りを確認してから留守番を開始する。

小学校低学年くらいだと、カギの使い方に不慣れなため、玄関扉の開錠に手間取ってしまう子が多いものです。玄関先で手間取っていると、これから留守番するということがばれてしまったり、背後が無防備になってしまったりと、防犯上よろしくありません。留守番を任せる前には、カギの使い方の練習をしておくこともおすすめします。

おすすめの商品・サービス

まもるっく

「まもるっく」は屋外での見守りを実現したセキュリティサービスです。
トラブル時の駆けつけはもちろん、事前に家族の連絡先を登録することで家族間での安否確認を行うことも出来ます。

  • Point1すぐにALSOK!

    ストラップを引くと、ALSOKへ緊急通報と防犯ブザーの鳴動ができます。

  • Point2緊急時には駆け付け

    ご依頼をいただければALSOKが位置情報を確認して、現場を捜索いたします。

  • Point3安心の通話機能

    あらかじめ「まもるっく」に登録した電話番号に発着信が可能。
    どなたでも安心してご利用いただけます。

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防犯ブザー用「ブザーつりつり2」

防犯ブザーをランドセル背負いベルトの胸の辺りに付ける商品。中央に反射板がついており、夜道でも目立ちます。ベルトはマジックテープ式なので、おけいこ用かばんへの着脱も簡単にできます。

大きさ:6×22センチ
色:黄色、青
価格:661円(税込)

ネットワークカメラ

家庭用防犯カメラ「IPカメラViewla IPC-07FHD-T」
ALSOKロゴ入り

サイズ:120×91×100mm(350g)
接続方式:有線・無線LAN対応(b/g/n)
200万画素
価格:47,000円(税込)

こんなときに
・お子様の帰りを確認する用として
・室内の見張り用カメラとして など

無料の専用アプリを使えば、自宅のWi-Fi回線を通じ、いつでも、どこからでもスマートフォンなどで映像を確認することができます。 双方向通話機能があり、カメラとスマホ間で会話することも可能です。

専用ステッカーが付属します。

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