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62.5%の親が子どもの遊び場所を把握
安全性を親が判断し、子どもに降りかかる危険から守りましょう
今回の調査の結果では、全体の62.5%の親が子どもの遊び場所を把握しているということがわかりました。しかし、「公園に行くと出かけているけど、『本当かな』と思うことがあります」といった不安を抱えるコメントも。親にとっては、子どもが学校から帰ってすぐにカバンを置いて外に遊びに行く姿は、頼もしく感じることでしょう。しかし、子どもに降りかかるかもしれない危険を察知して、守ってあげることが何よりも大切。そのためには、遊ぶ場所の安全性を親が判断することが重要です。夏休みは、危険が増える時期です。今から、子どもだけで遊びに行く時のルールを家族で話し合っておきましょう。
もうすぐ夏休みが始まります。子どもたちにとっては、いつもの生活と違って自由な時間が増えることで、開放的な気分になる時。冒険心から今まで行ったことのない繁華街に出かけるなど行動範囲が広がります。一方、親にとっては子どもの行動に目が行き届かなくなると同時に、犯罪に巻き込まれる危険性に不安が増すばかりです。警察庁の『平成22年上半期の犯罪情勢』では、子ども(20歳未満)がターゲットとなった被害件数は11万5,278件も報告されています。主な罪種別にみると、窃盗犯が圧倒的に多く、9万9,905件。次に傷害が2,449件、暴行が2,422件、強制わいせつが1,680件、恐喝が1,165件となっています。子どもが狙われる可能性があることを親がきちんと認識し、子どもと一緒に危ない所などについて話し合う時間をつくりましょう。
子どもに防犯の意識をしっかり教えて、自分の身を守れるようにしつけを
ALSOKが小学校で行っている防犯授業の『あんしん教室』では、「自分の身の守り方」を教えています。不審者と遭遇した時の対処法を教えていないと、子どもはいざという時にどうしたら良いかわからず、相手のいいなりになってしまいます。ですから、家庭においても外ではどんな危険が潜んでいるのか、日頃から話し合うようにしましょう。また、子どもには外出する際に「誰と」「どこへ」「何をして遊び」「何時ごろ帰るか」を伝えるように家庭でルールを決めてください。また、食事の時や休日には子どもとコミュニケーションをとり、普段どんな遊びをしているのか、どんな子と遊んでいるのか、話をよく聞くようにしましょう。
お小遣いは親がアドバイスをしながら子どもに管理させて金銭感覚を育む
夏休みは、子どもだけで出かけることが多くなり、お小遣いをもたせることもあるでしょう。また、塾などに通う子どもには、電車賃や何かあった時のためにお金を渡すこともありますね。子どもはあったらあった分を使ってしまうので、きちんと管理させることを教えましょう。例えば、500円渡したら200円が電車賃、300円が昼食代、というように示してあげることで、使い方を自然と学ぶことができます。そして、帰ってきたらおつりを確認します。このようなルールを作ることで、子どもにお金を管理させながら、親も子どものことを管理することができるのです。
日頃のコミュニケーションから子どもの行動を把握することが大切です。そして、危険な場所で遊んでいることがわかったら、理由を伝えながら子どもに防犯の意識を高めるようにしていきましょう。
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