ALSOKセキュリティ川柳

防犯標語・スローガンに使える!ALSOKセキリュティ川柳

こんにちは、安田です。子どもたちにとって、待ちに待った夏休みがはじまります!今回は、楽しい夏の思い出を残すために「夏休み」をテーマにした句をご紹介します

優秀賞の句には感心しました。たしかに、子どもたちの安全を守る「目配り声がけ」に夏休みがあってはいけませんよね。普段は学校の登下校の時間帯(朝8時と午後3時)に合わせて、子どもたちを見守る「83(ハチサン)運動」を住民ボランティアで行っている地域がありますが、夏休みは早朝からラジオ体操に参加したり、昼間塾に行ったりするなど、子どもたちが出歩く時間はまちまちです。そのため、大人たちは常に「目配り声がけ」をするように心がけなければなりません。危険な場所で遊んでいる子がいたら声をかけて注意を促し、不審な人を見かけたら「こんにちは」「どちらかお探しですか?」と声をかけて、無言で逃げたりしたらすぐに通報することが大切です。

佳作の1番(夏休み 開放感の 落とし穴)は、するどい指摘です。夏休みは、好奇心旺盛な子どもたちの行動がより活発になり、普段行かないような危険な場所にも足を踏み入れてしまうことがあります。高学年なら人が集まる繁華街、低学年なら近所の裏山や川など。子どもの気持ちを親が感じ取り、どのような危険があるかを一緒に考え、対策を言い聞かせる必要があります。また、普段ランドセルにつけている「防犯ブザー」は、夏休みでも危険をまわりに知らせるための必需品です。伸縮式のワイヤーなどでズボンのベルト通しなど子どもが操作しやすいところにつけ、一緒に鳴らす練習をしましょう。そして2番(安全と 一緒に遊ぶ 夏休み)。“安全と一緒に遊ぶ”とは、ひとりで遊ばない、大人の目が行き届く、逃げ場がある、ということです。災難を未然に防ぐ心がけが肝心なのです。

3番(夏祭り 怪しいやつも 踊ってる)の句。子どもにとって大イベントの夏祭り。しかし、子どもを言葉巧みに誘い出す悪い人が潜んでいることもあります。知らない人に「お菓子あげるよ」「ママが倒れたから来て!」などと声をかけられてもついていかないよう、具体的な会話やシーンを例に挙げて言い聞かせましょう。子どもに教えたい4番(留守番の お約束です 『いいゆだな』)の句。『いいゆだな』は、留守番時のお約束に関する覚え言葉です。子どもと一緒に覚えましょう(詳しくは、第6回「お留守番」をご覧ください)。次に親の気持ちを詠んだ5番(日記見て 子の行動を 観察し)の句。子どもが誰と、どこで、何をしているのかは、親でも意外と把握していないもの。普段から子どもの話すことや行動に目を向けて「心の日記」を読み取ってあげたいものですね。

長期不在時の防犯対策を詠んだ6番(長期留守 新聞郵便 留めておく)の句。郵便物や新聞が溜まっていると、「いません」と宣言しているようなもの。事前に新聞を止めるか、お隣さんに回収をお願いしてみましょう。そのためにも普段からのおつき合いを大切にしたいですね。そして7番(夏休み 留守まかせよう アルソック)。光栄です!夏休みを思う存分お楽しみいただけるよう私たちがお手伝いできればうれしく思います。

8番(物価高 家族揃って お留守番)は、今の世相をうまく表現していますね。共感できます(笑)。9番(ちゃっかりと 朝寝楽しむ ランドセル)は可愛らしい句です。たっぷり休みをとったランドセルも防犯ブザーを戻して点検し、新学期を迎えましょう。

ワクワクドキドキの夏休み。しかし、安全安心に休みはありません。子どもたちが本当に楽しい夏休みを過ごすには、地域の大人たちの協力があってこそではないでしょうか。