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防犯標・スローガン語に使える!ALSOKセキリュティ川柳

優秀賞の句をご覧になって、皆さんは「いかのおすし」って何のことだかおわかりになりましたか?もちろん、食べるお寿司のことではありません!これは、ALSOKが子ども達に防犯を学んでもらうために行っている「あんしん教室」で教えている覚え言葉で、「(知らない人には、ついて)いかない、(声をかけられても車には)のらない、(連れて行かれそうになったら)おおごえを出す、(声をかけられたり、追いかけられたら)すぐ逃げる、(怖いことにあったり見たりしたら、すぐに大人に)しらせる」、の頭文字を取ったものです。

防犯教育が盛んになってきた最近では、子ども達を中心にだいぶこの言葉も浸透してきましたが、「いかのおすし」と聞いて「なんだ?」と思われた親御さん、これを機に勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

佳作の中にも、面白い作品が色々ありました。まずは、お父さんの“心配性”や“失敗談”に思わず笑ってしまう作品!これらの作品を見て言えるのは、「お子さんとのコミュニケーションはとても大切」ということでしょう。お子さんの自立心はもちろん大切ですが、親御さんの目がお子さんを守ることも事実です。おしゃれを気にする思春期の女の子などに、「写真を撮らせて」といった自尊心をくすぐる手口で近づいてくる犯人もいます。普段から親子のコミュニケーションをはかる中で、防犯についても教えてあげましょう。

お子さんの居場所が気になるという方は、GPS機能を搭載した携帯電話などを利用するのもひとつです。4番の方(「子どもより だんなの居場所 気にかかる」)は、帰りの遅いご主人の居場所の方が気になるようですが・・・。また、5番の句(「通学路 一緒に歩いて 危険知る」)のように、休日にお子さんと通学路を歩き、危険な場所はどこか、危険な時はどうするかを一緒に考えることもとても有効です。

深い意味に感心させられた句もあります。例えば6番の句(『道たずね 走って逃げられ ほっとする』)。道を尋ねたら逃げていった子どもを見て「防犯教育が行き届いているなあ」と感心しつつ「ちょっと寂しい」、そんな状況でしょう。そして7番の句(『子どもの目 笑顔の人は 「いい人」だ』)。「怪しい人」とよく言いますが、実際の犯人は、ニコニコしながら近づいてきたり、珍しい虫や可愛らしい小動物を巧みに利用したりすることが多く、子どもから見ると「いい人」になってしまうのです。どんな人でも、見た目ではわからないので、知らない人について行かない、名前・住所を教えない、が基本です。

また、防犯ブザーは、持たせるだけで安心してはいけません。子どもは、遊んで鳴らして電池を消耗したり、ふざけて壊したりすることもあります。肝心な時に、8番の方(「身に危険 防犯ブザー 電池切れ」)のようにならないためにも、一日一回はチェックをし、ランドセルの肩など、いざという時に使いやすいところに着けましょう。v子どもの防犯は、大人が子どもと一緒になって、そして、地域で取り組むことが大切です。地域の子どもはみんなの子ども。大人が意識を持って子どもの防犯にしっかり取り組むことで、地域の防犯力も上がります。