ALSOKセキュリティ川柳
防犯標語・スローガンに使える!ALSOKセキリュティ川柳
皆さんこんにちは、安田です。今回のテーマは「あやしい人」。テーマが面白かったのか、たくさんの方にご応募いただきました。内容も、防犯上の大切なことから川柳らしい楽しいものまで盛りだくさんでした。ありがとうございます。
優秀賞の句は、子どもを守る上でとても大切なことです。「あやしい人について行ったらダメ」と言う親御さんが多いかと思いますが、実際のところ、犯罪者は外見だけではわからない場合が多いのです。お子さんには「(お父さん・お母さんの)知らない人について行ったらダメ」と教えましょう。例えば、優しいふりをして(A)「一緒に遊ぼう」と近づいたり、(B)おもちゃで気を引いたり、(C)「道がわからないから教えて」と困ったふりをしたり、(D)「お母さんが交通事故にあったから一緒に行こう」と言ったり、様々な手口で近づいてきます。こういう時は、(C)は「大人の人に聞いてください」、(D)は「家の人に確認してみます」などと言い、ついて行かないように教えましょう。「ALSOKあんしん教室」で子ども達に教えている覚え言葉、「いかのおすし」が基本です(ついていかない、車にのらない、おおごえを出す、すぐ逃げる、大人にしらせる)。佳作の1番(怪しさは 外見だけで 分からない)も同じですね。
2番(警戒を していた相手 いま夫)はとても面白く拝見しました。見た目だけではわからない逆の例ですね。3番(ふるさとの 団地見ていた だけなのに…)。この方のお気持ちはとてもよくわかります。防犯意識の高まりにより、地域全体で警戒の目を光らせていることの多い昨今では、見慣れない人が疑われてしまうこともあります。しかし、空き巣などが人に見られたり、声をかけられたりしたときに犯行をあきらめる確率が高いことは、統計的にも明らかになっていますので、防犯上は大変好ましいことです。とはいえ、いざ自分が「あやしい人」と思われてしまうと悲しいですね。
4番(振り返り 過ぎる私が 超怪しい)の方は、気にすることなくどんどん振り返ってください。夜道で標的を物色している犯罪者にとって、何度も振り返って警戒している人のことは狙いにくいものです。5番(こんな世だ 子を一人には させぬべし)は、親御さんのお気持ちがよく理解できます。なるべく1人にさせないことが大事ですが、下校時などに1人になってしまったら、振り返りながら歩く、ブザーを手に持って歩く、小走りで帰る、といったことを実行するよう言い聞かせましょう。高学年では塾に通うお子さんもいますが、帰りは、親御さんが迎えに行くのもよいでしょう。
そして6番(家の前 行ったり来たりは 要注意)。このような人は確かにあやしいですね。あやしい人を見かけたときは、相手の顔を見て、「こんにちは」「どうかなさいましたか?」「どちらをお探しですか?」と丁寧に尋ねることです。仮に、あやしい人でなくても失礼にはなりませんし、空き巣などなら、犯行をあきらめる確率は高くなるでしょう。
7番(ATM 人影ないか 見回して)。お金を引き出すときは、ミラーなどで、暗証番号を盗み見されないように気をつけましょう。また、銀行からの帰り道も注意が必要です。ひったくられないよう、車道側にバックを持たない、自転車ならネットをかけるなどの工夫をすることでリスクを軽減できます。8番(誰だろう 無言電話の あちら側)。無言電話は、かかってきたら丁寧かつすぐに切るのが鉄則です。お子さんにも十分言い聞かせましょう。9番(あやしいと 吠えたら主人 ポチ反省)はとても可愛い作品ですね!ご自分の飼い犬に疑われたことはちょっと悲しいですが、反省したポチの姿が目に浮かんで微笑ましいです(笑)。
今回は皆さんの「あやしい人」に対する関心の高さを実感しました。防犯意識をしっかり持って、安全安心な我が街を作って行きましょう。