ALSOKセキュリティ川柳

防犯標語・スローガンに使える!ALSOKセキリュティ川柳

あけましておめでとうございます。本年も、皆さまに役立つセキュリティ情報をお届けできればと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。今回の防犯標語・スローガンに使える!ALSOKセキリュティ川柳は、「安全・安心」な街づくりができるように「街の安全」をテーマにご紹介していきます。

まずは優秀賞の句。この作品の素晴らしいところは、地域の安全を「宝」と捉えたところです。誰もが犯罪のない安全安心な街に住みたいと願っていますが、残念なことに、安全が当たり前とはいえない世の中になっています。自分達の住む地域が安全であると、安心しておだやかに暮らせるだけでなく、そこに新たに人が集まり、さらなる地域の活性化に繋がるという相乗効果が期待できます。安全は、それだけで高い「価値」があり、まさに地域の「宝」といえますね。

佳作には、住民による防犯パトロールを取り上げた作品が多く見られました。まずは1番(防犯の 腕章ママが 強く見え)の句。普段は優しいお母さんも、腕章をつけてパトロールしているときは、とても強そうで頼もしく見えますね。ここで注目したいのは「腕章」。腕章は、犯罪者への防犯アピールはもちろん、ママたちにもやる気を起こさせ、さらにその活動を見ることで子どもたちが防犯意識を高める効果も期待できるのです。続いて2番(散歩する 老人達も パトローラー)のように、「散歩のついでに見守る」という気軽な形での参加もOKです。地域の人たちが皆で3番(よその子も 身内と思い 見守る目)のような気持ちでいることが、結果的に犯罪防止に繋がります。
次に4番(安全も 親睦も増す パトロール)。住民が協力して活動することは、地域の防犯に大きく貢献することは間違いないのですが、それだけではなく別の良い効果をもたらした例もあります。定年退職されたお父さんが地域のパトロールに参加したところ、近所に知り合いが増えたり、お孫さんの友だちの親御さんと仲良くなれたりしたなど、親睦が深まったという話を耳にしました。地域防犯活動は、会社人間だったお父さんが近所づきあいを始めるきっかけにもなるのではないでしょうか。

防犯を意識しすぎたあまりに勘違いしてしまった、5番(不審者か 目を光らせたら 父だった)の句。勘違いされたお父さんは可哀想ですが、このくらい防犯意識が高いのは、非常に感心できることです!犯罪者は人の目や声掛けで犯行をあきらめることが多いと言われていますので、怪しい人を見かけたら適度な距離を設けて身の安全を確保しつつ、チェックするようにしてください。

防犯設備に関する6番(門灯が 続くこの道 ほっとする)。夜の犯罪は、暗い場所で起きることがほとんど。もし近所に暗くて危険な場所があれば、市区町村の公的機関に街灯を設置してもらう相談をしてみると良いでしょう。
7番(ALSOK シールを見れば 賊寄らず)。私たちもALSOKステッカーには、犯罪抑止効果も期待しています。犯罪者に対して「ALSOKが守っている」というメッセージを伝え、地域の安心安全に繋がればと思います。
そして8番(IT化 カメラが見守る 繁華街)の句。近年監視カメラの導入が進み、犯罪者の検挙に役立つなどその効果が注目を集めています。その反面、プライバシーの問題で賛否両論あることも事実です。撮影データの管理や扱い方を設置者や住民同士でしっかり議論する必要がありそうですね。
最後に、願わくば9番(監視より 笑顔で街を 守りたい)のように、笑顔あふれる社会にしたいものです。何か事件が発生し、そのことで街がギスギスしてしまうのは悲しいことです。挨拶やパトロールなどを通して、お互いに気持ちよく安全な街を築いていきたいですね。

誰もが願う「街の安全」。それを実現するには、カメラや街灯など“街の設備(ハード面)”だけでなく、犯罪をなくそうという“地域住民の防犯意識(ソフト面)”の両方が大切です。そのバランスがうまく取れると、理想的で安全な街づくりができるのではないでしょうか。