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防犯標語・スローガンに使える!ALSOKセキリュティ川柳

こんにちは。あんしん教室の安田です。もうすぐ子どもたちにうれしい夏休みが始まります。海や山、キャンプにお祭りなど夏休みは楽しいことがいっぱいです。子どもたちに楽しい思い出を作ってもらうためにも、今回は「子どもの防犯」がテーマの句をご紹介していきます。

優秀賞は、今どきの子どもと大人の気持ちを見事に言い表していますね!この句のように、大人が子どもの防犯を意識して声を掛けたとしても、子どもには「ウザイ」と思われてしまうのかもしれません。年頃の子どもならなおさらですよね。ですが、そんな子どもたち!八っつぁんさんの気持ちをわかってあげてください!大人はいつも子どもたちの安全を願い、見守っているのですよ。そして、声掛けをしている大人の方は、子どもたちに「いつか分かってもらえる時が来る」と信じて、躊躇(ちゅうちょ)せずに続けてくださいね!

佳作の1番(子の耳に タコ出来るほど 言い聞かせ)の句。繰り返し言い聞かせるのは大事なことですが、ただ注意事項を言うだけでは、その言葉自体は心に残ったとしても本当に理解したとは言えません。内容を理解し実践してもらうためには、より具体的な話をしてあげることが重要となります。

例えば2番(覚えよう 歌じゃないけど いいゆだな)。「い・い・ゆ・だ・な」は、子どもが留守番する時の約束事を覚え言葉にしたものですが、これを覚えたとしても安心して留守番を任せられるかどうかは別。電話やインターホン越しの相手にどう対応するかなど、具体的な例を上げて子どもに教えてあげましょう。
また、3番(気をつけて 不審な人の 甘い罠)も同じです。子どもを誘い出す甘い罠(言葉)には3タイプあります。1)お菓子やゲーム、アイドルのスカウトなどを装って誘い出す「好奇心をあおるタイプ」、2)“道を教えて”といった「やさしさを利用するタイプ」、3)“お母さんが病気になった”などと「驚かせるタイプ」の3つです。知らない人に声を掛けられたらどうするかを、親が犯人役になって実演を交えながら、その対処法を教えてあげましょう。。

4番(放課後も 身につけておく ホイッスル)の句。ランドセルに付けたホイッスルや防犯ブザーは、夏休みも忘れずに!これらは伸縮式のストラップを使って、取り出しやすい所に携帯しましょう! 5番(逃げ足は 運動会でも 役に立つ)はその通り!なお、逃げるときは明るく人がいる方へ、建物内なら逃げ場を失わないように下へ逃げましょう。

6番(きかん坊 悪の誘いも 聞かん坊)。普段なかなか言うことを聞かない子どもも、この句のようであれば大目に見ることができますね(笑)! 続いて言いつけをしっかり守った7番(窓を閉め 玄関閉めて 締め出され)。締め出されたとうちゃんさんはお気の毒でしたが、防犯上は上出来ですね。

8番(SOS 加盟増加で 地域策)。加盟が増加している「子ども110番の家」。これはお店、個人宅など子どもの逃げ込み先として登録している拠点です。お子さんと一緒に、通学路や近所のどこにあるかを調べておきましょう。9番(下校時は ペットの散歩に 庭仕事)の句。何かのついでに子どもたちを見守るのも◎です。こうした参加が10番(子を守る タネは大人が 町に蒔き)のように、広がると良いですね。

子どもの防犯は、「子ども自身で身につけること」「地域で取り組むこと」の2つの柱があります。子どもたちが安全で楽しい夏休みを過ごすためにも、この機会に親子で一緒に防犯を学び、地域では子どもたちと挨拶を交わすことから始めてみてはいかがでしょうか。