ALSOKセキュリティ川柳
防犯標語・スローガンに使える!ALSOKセキリュティ川柳
隊長の駆です!大きな被害をもたらす台風や地震などの災害。皆さんのお家では、何か対策されていますか?9月1日の「防災の日」も目前ということで、今回は「災害対策」をテーマに一緒に考えて行きたいと思います。
優秀賞にある「地域の輪」。これは、災害時にとても頼りになるものです。災害時の救助には、自力で対処する「自助」、地域の人々で助け合う「共助」、そして消防署など公的機関の力を借りる「公助」があります。阪神・淡路大震災の時は、実に7割以上の人が近隣住民によって救助されました。(参考:内閣府資料「阪神・淡路大震災教訓情報資料集」)普段からご近所のコミュニケーションが良好であれば、誰が見当たらないかなどがすぐにわかるため、いざというときにも助けてもらいやすくなります。被害が大規模になるほど、地域の人々の協力は欠かせません。「地域の輪」を広げることは重要な災害対策となるので、是非皆さんに取り組んでいただきたいと思います。
佳作の1番(我が家用 みんなで話す 危機管理)の句。災害発生時、家族が別々の場所にいる場合も考えられますので、連絡方法や集合場所について事前に話し合っておく必要があります。いまや家族同士の連絡手段として欠かせない携帯電話も、災害時は不通になる恐れがありますので、災害用伝言ダイヤルの利用や、遠方の親戚宅を共通の連絡先にしておくなど、他の手段を決めておきましょう。次に2番(いざ災害 防災キット きっといる)の句。被害状況によっては救援物資が届くまで1〜3日かかります。そのため、水や食料などが入った非常袋は常備しておきましょう。3番(非常食 味が良すぎて 日常化)。確かに、最近の非常食はおいしいものが増えています。非常食が日常化してしまうのは困りますが(笑)、賞味期限前に家族で試食してみるのはおすすめです。4番(風呂の湯が トイレで流す 水になる)も注目です。お風呂の水はトイレや消火活動で使うなど、災害時にも役立ちますね。
5番(就寝中 命を守る 警報機)に登場する「住宅用火災警報器」。アメリカでは、設置義務化で火災による死者が半減しました。現在は、日本でも設置が義務化されています。逃げ遅れによる悲劇を減らすためにも、まだ設置されていない方は早めに設置するようにお願いします。続いて6番(今年から マスクも加え 常備品)。世界的に流行している新型インフルエンザ(参考:厚生労働省ホームページ)。1つの波の流行期間は約2ヶ月 といわれています。正しい認識を持ち、一人ひとりが予防を心がけましょう。
7番(ん?地震? 火を消しドア開け 様子見る)の句。地震発生時怖いものの一つが火災です。揺れが収まるまでまずは身の安全を確保し、様子を見て火を消しましょう。避難経路確保のためにドアを開けておくことも肝心です。8番(非常口 物で隠さぬ 心がけ)も大切。非常口が荷物で塞がれていたら、災害時に避難するのが困難になりますので、絶対に物を置かないようにしましょう! 次に大雨時に要注意の9番(すぐ避難 増水・氾濫 瞬く間)。その恐ろしさがうまく詠まれています。浸水危険地帯を地域の役所などに確認し、対策を検討しておきましょう。最後に10番(対策を 忘れないのも 危機管理)。災害の怖さや対策の重要性は、発生後時間が経つと忘れてしまいがち。頭でわかっていても、いざというとき行動に移せないこともありますので、防災訓練などに積極的に参加して体で覚えると良いでしょう。
いつ起こるかわからない災害。「もし災害が起こったら、自分の家や家族はどうなるだろう?」と、シミュレーションしてみてください。今回紹介した句を参考に、まずは家族で災害対策会議を開いてみてはいかがですか。