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防犯標語・スローガンに使える!ALSOKセキリュティ川柳

皆さん、こんにちは。インターネットが普及した現在、自宅にいながら簡単にあらゆる種類の情報収集や、世界中の人々とメールのやりとりが出来るようになりました。便利な反面、ルール・原理を知らないと、運転できない赤子が高速道路に車で乗り出すのと同じくらい危険な状態とも言えます。そこで今回は「ネット社会」をテーマにご紹介していきます。

優秀賞は、「ネット社会」の素晴らしさを詠んだこの句。IT技術の向上により、会ったこともない人達が年齢、性別、国籍などを超えて垣根なく交流出来るようになりました。このようにインターネットは、本来人と人をつなぎ生活に幸せをもたらしてくれるものです。しかし近年は、悪質なネット犯罪が増えたことによって、光と影の「影」の部分がクローズアップされています。「影」に踏み込まず、「光」の部分を活用するにはどうしたらよいか、これからご紹介する句を参考に一緒に考えていきましょう。

佳作の1番(死語にしちゃ いけない言葉 ネチケット)。「ネチケット」とは"ネットワーク"と"エチケット"を組み合わせた造語で、インターネットを利用する上で守るべきルールやマナーのことです。例えば、電子メールを送る場合には、「不必要に容量の大きなデータを送らない」「宛先(To、Cc、Bcc)の使い分けに気をつける」など、相手に対する配慮が必要です。利用者の心得として「ネチケット」を再確認しておきましょう。2番(世界から 刺客集まる パソコンへ)。最近アメリカの政府系サイトに対するサイバーテロがありました。この攻撃は、世界中のパソコンにウイルスをばら撒き、感染した無数のパソコンからそのサイトへのアクセスを集中させて、情報ネットワークを麻痺させてしまうというものでした。自分の知らないうちに加害者となってしまうこともあるのです。そうならないためにも、ウイルス対策ソフトや外からの侵入を防ぐパーソナルファイヤーウォールなどを活用しましょう。また、使用時以外はパソコンの電源を切っておくこともお勧めします。続いて3番(決済は 鍵のマークの 確認後)。皆さんは「フィッシング詐欺」という言葉をご存知ですか?これは有名店や銀行を装った偽サイトをつくり、利用者の口座番号などの個人情報を盗む犯罪です。情報を送る前に、ブラウザに表示される「鍵」のマークをクリックすると表示されるサーバ証明書を見て、信頼出来るサイトかどうかを必ず確認しましょう。(参考:総務省「国民のための情報セキュリティサイト」

4番(パンドラの 箱も覗ける 家の中)の句は、お子さんのいるご家庭では注意が必要です。インターネットは親の知らないところで、悪質・わいせつなサイトへのアクセスが可能です。まず、子どもとパソコンや携帯電話利用時の約束ごとを決め、さらにフィルターで閲覧出来るサイトを制限するなどの対策もしておきましょう。5番(うちの子を 責めてるような 掲示板)。最近の子どもにとって深刻な問題のひとつである「ネットいじめ」。普段から子どもと良いコミュニケーションを保ち、もし子どもの様子がおかしかったら、先生や専門家に相談しましょう。また、自分の子どもが加害者にならないよう、親からの教育も必要です。

思わず笑ってしまった6番(フィルターを かけたら夫が まず消され)の句。迷惑メールの設定をしたら、ご主人のメールが拒否されてしまったのですね(笑)。そして世相を現す7番(出張費 泊まって浮かす ネットカフェ)。リーマン・ショックの影響は深刻です…。最後に8番(隣でも 口よりは手で メール送る)には、共感される方も多いのでは?メールは便利ですが、リアルなコミュニケーションも大切に、両方併用してくださいね。

インターネットは、世界中の人々と交流することが出来るとても素晴らしいもの。一方で、現実社会と同じく様々な危険が潜んでいます。安心して楽しく利用するためにも、何を心得ておき、どのような対策をしておくべきかを今一度見直していただければと思います。