ALSOKセキュリティ川柳

防犯標語・スローガンに使える!ALSOKセキリュティ川柳

押忍! まだまだ寒い日が続く今日この頃、諸君はいかがお過ごしかな? ちょっとした気の緩みから風邪などを引いて体調を崩しがちなこの季節。体をいたわるとともに護身にも励んでいただきたい! そこで今回は、「自己防衛」がテーマの句をご紹介いたそう!

自分の身を守るには、優秀賞の句の通りスキを作らないように心がけ、とにもかくにも標的にならないことが大切。そこで、相手に狙うスキを与えてしまう悪い例を一つ挙げよう。寒い時期にありがちな、ポケットに手を入れたまま歩く行為。これは非常に無防備で危険ですぞ!襲われてもすぐに対応できないので、両手はポケットから出しておくべし!なお、夜道などでは、正面ではなく目線をやや下げて歩くことをお勧めします。武道の世界では「目付け」と呼ばれていますが、目線を下げることによって、正面を向いている時よりも背後にいる人の気配を感じやすくなるのです。簡単にできることなので、是非実践していただきたい。他にも自己防衛の参考になる句をご紹介していこう。

まずは1番の句(夜の道 こっちを通れと 点く街灯)。「明るく、人のいるところを歩く」。これは夜道で襲われないための基本です。早く帰ろうと近道したばかりに被害に遭ってしまったなどということのないように、是非徹底していただきたい。次に2番(大声と 逃げ足だけで 身を守り)。襲われた時はとにかく逃げるが勝ち!また、大声を上げることは、犯人が驚いたり周りに知らせたりするだけでなく、緊張がほぐれて体が動きやすくなる効果もあるのですぞ。ちょっと視点を変えて、3番(情報は 教えず漏らさず 盗まれず)。銀行などのATMで発行される明細書を安易に捨てていませんかな?これは「私のカードを使ってください。」と言っているようなもの。その道のプロに情報を悪用されないために、明細書は不用意に捨てないことですぞ!暗証番号も推測されにくいものにする、定期的に変更するなどの管理を忘れずに。これらの知恵は、知っていると知らないとでは大違い。したがって4番(体力が なくても知恵で 自己防衛)は、まさにその通りなのです!もちろん、5番(狙わせぬ 知識と意識で 自己防衛)のように、知っているだけでなく常に「意識」して、いざという時に役立つようにしておくことが肝心ですぞ。

続いて、過信することの危険性を詠んだ6番(大丈夫! 一番危ない その過信)。何が起こるかわからない世の中、「自分だけは大丈夫」と過信せず、むしろ「何かあるかもしれない」と思って行動することが大切ですぞ。自動車を運転する際に、「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」をしなければならないのと同じですな。7番(セキュリティ 信頼するも 過信せず)のように、ホームセキュリティも導入するだけで安心してしまってはダメ。例えば、外出する時に警備をセットすることを忘れてしまっては元も子もありません。外出時には、「セットよし!」と指を差し、注視し、声に出して確認し、セット忘れを無くすようにしていただきたい。セットした「つもり」がつもれば仇(あだ)となりますぞ!
8番(ご近所が 気をつけ合って 自己防衛)と9番(自己防衛 向う三軒 輪がカギに)で詠まれている「ご近所パワー」。お隣同士で協力することが、自己防衛に繋がることを認識していただきたい。「不審者がいたそうですよ」「明日から外出します」、こんな会話が防犯意識を高めることになるのですぞ。
そして最後は、10番(手を洗い こまめにうがい 自己予防)の句。これは健康面の自己防衛。寒く乾燥する冬は、特にウィルスに気をつけなければなりませんな。それがしも毎日こまめな手洗い・うがいを心がけておりますぞ。諸君もご自愛のほどを!

自己防衛の基本は、スキを作らないこと。そのためにも自分だけは大丈夫と過信せず、常に「何か起こるかもしれない」という危機意識を持って、各種対策を実践していただきたいと思います。