ALSOK(本社:東京都港区、社長:青山 幸恭)は、CMでおなじみの「ALSOK体操」をシニアの健康増進プログラムへとアレンジした「ALSOKあんしん体操」を製作いたしました。本体操の動画は本日より、ALSOK公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
今後は、ALSOKグループ全体を通じて本体操の普及拡大につとめるとともに、健康増進に寄与する新サービスの提供を目指してまいります。
1 背景
ALSOKは2012年10月より介護事業を展開しております。2014年9月に有限会社あんていけあ(東京都目黒区)、10月に株式会社HCM(東京都港区)、2015年2月にアズビルあんしんケアサポート株式会社(現、ALSOKあんしんケアサポート株式会社)の株式をそれぞれ100%取得し、介護事業の拡大とノウハウ蓄積に努めてまいりました。
介護報酬改定等により今後の競争激化が予測される中、介護サービスにも更なる付加価値が求められつつあります。いっぽうALSOKは、歴史あるスポーツ支援活動や所属アスリートの活躍により、フィジカルな「力強さ」がブランドイメージと深い関わりを持ちます。
そこで、CM認知度が高い「ALSOK体操」をシニアの健康づくり・介護予防に役立てることで「ALSOKの介護」の付加価値向上を図る一助とすべく、「ALSOKあんしん体操」の製作に着手いたしました。
2 「ALSOKあんしん体操」の概要
「ALSOKあんしん体操」は、2010年から2013年にかけて計4回CMとして放送され好評を博した「ALSOK体操」を、シニアの健康増進に適したプログラムへとアレンジしたものです。介護予防研究を専門とされる東京都健康長寿医療センター研究所 大渕修一博士監修のもと、ALSOKグループ介護会社の機能訓練スタッフ(理学療法士等)が中心となり、体操プログラムを検討しました。
「ALSOKあんしん体操」は、5種類の体操プログラムとオリジナル歌詞から構成されます。
3 「ALSOKあんしん体操」のコンセプト
「ALSOKあんしん体操」は、「元気」「つながり」「安全安心」という3つのコンセプトに基づいています。
(1)あんしん体操で元気になろう
高齢社会の新しいキーワードとして“フレイル(Frailty:虚弱※)”が大きく注目されていますが、フレイル対策の一つとして適切な運動による筋力低下の予防は非常に重要です。
「ALSOKあんしん体操」は、軽快な音楽に合わせて楽しみながら「上半身、体幹、下半身の関節を動かす」「手と足を同時に動かす」など機能訓練のポイントを押さえた運動が可能です。
(2)あんしん体操でつながろう
「ALSOKあんしん体操」は、一人で行う体操に加え、二人で組んで行う体操をメニュー化しました。 ペアになり体操することで、体のバランスを互いに支えあい体操の効果が増す、コミュニケーションが深まる、などの利点があります。
また、お子さまも楽しんで行える体操プログラムのため、多世代交流のレクリエーションとしても活用いた だけます。
(3)あんしん体操で安全安心
「ALSOKあんしん体操」の歌詞には、「スタンダード編」と「安全安心編」の2つがあります。
「安全安心編」歌詞の例
4 公開について
下記WEBサイトよりご覧いただけます。
5 今後の活用と展開
(1)ALSOKグループによる普及活動
ALSOKグループ介護会社では、デイサービス等で本体操をトライアル実施しており、今後もオリジナル運動プログラム、レクリエーションとして導入を拡大していきます。
またALSOKは2013年よりCSR(社会貢献)活動として、高齢者の安全安心な暮らしに貢献する訪問講座「ALSOKほっとライフ講座」を実施しております。本講座のプログラムでも、「体操」を実施してほしいとの要望が高かったため、新たなメニューとして取り入れてまいります。
(2)健康増進・介護予防サービスへの展開
少子高齢化に直面するわが国において、社会保障を維持し持続的成長を達成するために健康寿命の延伸は欠かすことができません。ALSOKグループでは本体操を端緒とし、皆さまの健康づくりに関するニーズを伺いながら、将来的には安全安心な高齢社会に寄与する新しい健康増進・介護予防サービスの提供を目指しております。
第一ステップとして、要介護レベルや特定機能向上(転倒予防・口腔機能向上等)に特化したより専門的な運動プログラムの提供、クラウドシステムによる身体データ測定、看護師等の専門スタッフによる健康相談、等をメニュー化したヘルスケアサービスのリリースを検討中です。
健康増進・介護予防サービスイメージ
以 上