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ALSOKの隊員、大阪で振り込め詐欺に「あかん!」
ALSOK大阪中央支社の多田隊長が、業務でご契約先のコンビニエンスストアを訪れた際、携帯電話で指示を受けながらATMの操作をするご高齢の男性客を見かけました。
「失礼ですが、電話の相手方はお知り合いですか?」と声をかけたところ、男性客は「自宅に市役所から電話があって『医療費の還付金を返したいが、書類は届いているか』と聞かれ『届いていない』と答えると、『社会保険庁に電話してください』とフリーダイヤルの番号を教えられた。そして電話をかけたらコンビニへ行くように指示されて、ここに着いたら電話がかかってきたので、指示通りにATMを操作していた」などと話されました。
ひととおり話を伺って不審な点を感じた隊長は、すぐに「怪しいですね。銀行に確認しましょうか?」と申し出ました。銀行に事情を伝えて本人と直接話してもらったところ、やはり振り込め詐欺の可能性が高いということでした。
それを聞いた男性客は「だまされているとは思っていなかった。本当にありがとう。」と言いながら警察に向かいました。相手に電話番号を知られている男性客が、また被害に遭わないとは限らないと考えた隊長は、「今後も注意してください」と伝えて別れました。
その後、ALSOKに銀行と警察から電話があり、今回の件が振り込め詐欺であったことと、警察に被害届が出されたことが分かりました。
巧妙化する振り込め詐欺の手口がまたひとつ明らかになりましたが、迷うことなく声をかけた多田隊長の行動力が、間一髪で被害を未然に防ぐことにつながりました。
多田隊長のコメント
実際に振り込め詐欺の現場に出くわしたのは初めてでした。最初確信はありませんでしたが、ここで声をかけなかったことで被害にあえば、男性客も自分も後悔すると思い、すぐに声をかけました。今回の経験をもとに、部下に対しては『同様のケースに遭遇した際は、尻込みせず声をかけるように』と伝え、信念と勇気を持って行動することの大切さを指導しました。