暮らしに役立つ ALSOK
ライフサポートコラム
最低限知っておきたい一軒家の火災対策
2022年3月4日時点の情報です。
命や思い出などを一瞬で奪ってしまう恐ろしい火災。一年で最も乾燥している冬は、火災が発生する確率も必然的に高まります。消防庁によれば、2020年の総火災件数は34,691件。出荷原因別にみると「たばこ」3,104件、「たき火」2,824件、「こんろ」2,792件、「放火」2,497件、「火入れ」1,684件の順になっています。第4位の「放火」ですが、「放火の疑い」も合わせると4,052件となり、一番多い結果となります。
|
まずは不審者を家に近づけないこと、燃えやすいものを家の周りに置かないことが肝心。放火は深夜に発生することが多いため、特に就寝前に以下のような点に気をつけて、放火を防ぎましょう。
●不審者が敷地内に侵入しないようにする
・屋外の玄関灯、門灯を点灯する。
●建物の周りや共用スペースに燃えやすいものを置かない。
・自転車、バイクのカゴに燃えやすいものを放置しない。
・車両のボディカバーを使用する場合は、防炎製品を選ぶ。
・郵便受けに郵便物や新聞を溜めておかない。
|
|
最近では火を使わないIHクッキングヒーターも増えてきましたが、ガスこんろを使用する際には、火の出しすぎ(あふれ火)による「着衣着火」に気をつけましょう。ガスこんろを操作した際に袖口に着火すると、衣服の表面を移動するように火が燃え広がり、大やけどや死亡事故につながります。セーターやフリースなどの起毛素材の衣服を着ているときは、特に注意が必要です。
また、住宅火災犠牲者の約7割が、夜の就寝時に火災の発見が遅れ、逃げ遅れたために亡くなっています。そこで、平成23年からは住宅用火災警報器をすべての住宅に設置することが法律により義務付けられました。
警報器の効果は上の図のとおり。死者数も延焼面積も約半分までダウンしています。
ちなみに、住宅用火災警報器には、「煙」を感知するタイプと「熱」を感知するタイプがあります。一般的に、煙タイプは寝室や階段などに、熱タイプは台所などに設置します。設置基準は各市町村条例により異なるので、最寄の消防署や各市町村のホームページなどで確認してくださいね。
ALSOKのホームセキュリティは、火災による温度の変化や煙の発生を感知、放火魔などの不審者の侵入感知、急病時などの非常通報など、さまざまなリスクから24時間365日いつでも守ってくれる安心安全のサービスです。異常を感知したときにはガードマンが迅速に駆けつけて状況の確認や対処を行います。火災予防だけではなく、放火などの防犯対策としても有効なサービスですので、ぜひ一度導入をご検討ください。
|
|
関連コラムこちらもお読みください
更新日:2017.3.1 (2022年3月14日 更新)
3月のある日。あんしん家族が何やら大騒ぎ! お父さんの転勤が決まって、マイホームをしばらく留守にしなければならないようです。住まいの手入れなどを気にするお母さんですが、問題はそれだけではありません。悪質な犯罪に利用されかねない「空き家」の問題と対策を特集します。