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忘年会シーズンは特に危険!?急性アルコール中毒の応急処置は?
2024年4月30日時点の情報です
年末の仕事納めにむけて、慌ただしさに拍車がかかる12月。1年の労をねぎらう忘年会など、お酒の付き合いもグッと増える頃ですよね。一家の大黒柱のお父さんも、朝からバリバリ働いて、夜は飲み屋をハシゴする日々。今夜も千鳥足で帰宅しましたが、どうも様子がおかしいような……。
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東京消防庁の調べによれば、「急性アルコール中毒」が原因で救急搬送される人は6月と12月がもっとも多いという結果が出ています。
また、下のグラフは、東京消防庁管内で発生した過去5年間の「急性アルコール中毒」による救急搬送人員の推移です。これまで減少傾向でしたが、令和4年に増加に転じ、年間約1万人以上が救急車で病院に運ばれていることがわかります。
通常、血液中のアルコール濃度が上がるにつれて、酔い方は「ほろ酔い期」→「酩酊期」→「泥酔期」→「昏睡期」と進行します。一度に大量のアルコールを摂取すると、血液中のアルコール濃度が急激に上昇し、いきなり「泥酔期」や「昏睡期」に到達してしまうのです。これが、命に関わる「急性アルコール中毒」です。
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急性アルコール中毒になると、意識がもうろうとなり、強度の運動失調、昏睡、血圧・体温の低下を引き起こし、最悪の場合、死に至るケースもあります。
ほかにも、「息苦しそう」、「全身が冷たい」、「呼びかけたり、つねったりしても反応がない(昏睡)」といったような症状が現れた時は、すぐに救急車を呼びましょう。これらのサインを見逃さないためにも、酔いつぶれた人を放置するのは絶対に避けてください。
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この場合、上の足のひざを曲げて、腹部に引き寄せると姿勢が安定します。横向きにして、自然に嘔吐するのを待ちましょう。嘔吐が起きた場合は、喉に詰まるのを防ぐため、口の中から吐しゃ物をかき出してください。
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