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暮らしに役立つ ALSOK
ライフサポートコラム
アラフォー世代は特に注意!本当はコワイ「歯周病」
2015年06月03日時点の情報です
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6月4日~10日は「歯と口の健康週間」! みなさん、日々の歯磨きは万全ですか? 歯のブラッシングが不十分だと、「歯周病」にかかりやすくなります。歯周病の菌は、粘膜や血管などから侵入し、血流に乗って全身で悪さをすることがあるそうなんです。しかも、放っておくと心臓病や脳卒中になり、命に関わることも……。アルボと一緒に、歯周病対策を学びましょう!
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日本人の約8割が感染しているともいわれ、生活習慣病の一つとも位置付けられている「歯周病」。一般的には、40歳前後に発症する場合が多いとされています。
そもそも「歯周病」とは、歯と歯肉の間にある「歯周ポケット」で、歯周病菌が増えて起きる病気。菌が出す毒素によって腫れや出血などの炎症がおき、歯を支える歯肉や骨が溶けていきます。その結果、歯が抜けてしまうのです。
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歯周ポケットをきちんと磨けていないと、細菌がベトベトした物質を作り出します。
これが、「歯垢(プラーク)」です。
この歯垢は、時間とともに硬くなって「歯石」になります。
そして、歯石の中や周りにさらなる細菌が入り込み、毒素を出し続けるのです。
歯周病は、痛みの自覚症状がないまま進行します。
気がついた時には、歯周ポケットが深くなり、歯を支える骨が溶けてしまっているのです。
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朝起きたとき、口の中がネバネバする。
歯磨きをすると、出血することがある。
歯の間に食べ物がはさまりやすい。
口のニオイが気になる。
歯肉がムズムズする、あるいは痛い。
歯肉に赤く腫れた部分がある
歯が長くなったような気がする。
グラグラする歯がある。
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近年の研究で、命に関わる心臓病、脳卒中、糖尿病、肺炎といった全身の病気にも歯周病菌が関係していることがわかってきました。原因となった血栓や動脈瘤などの中から、歯周病菌が検出されているのです。
中でも、関連が深いとされるのが「糖尿病」です。糖尿病の人は体の中の防御反応が低下して感染症にかかりやすいため歯周病になりやすいとされています。逆に歯周病の人は、インスリンの働きが妨げられて症状が改善しにくいという負の相関関係があります。結果として、歯周病がもとで死に至るケースもあるのです。
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主な治療は、口腔内の歯石を完全に取り除き、細菌を徹底的に除去することからはじまります。そして、傷んだ歯肉や骨を治療していきます。
予防策は、歯周病の原因となる「歯垢」をためないことが基本。半年に1回くらいの頻度で歯科に通い、自分では取りきれない歯石を取り除いてもらうのが有効です。
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・歯ブラシは、えんぴつを持つように握ること。
・歯と歯肉の境目に45度の角度で当てる。
・歯を一本一本磨くつもりで振動させる。
・磨き残しを防ぐため、順番を決めて磨いていこう。
・前歯の裏は、歯ブラシを縦に使って、汚れをかきだす。
・前歯の表は、まず横磨き。それから縦磨きで念入りに。
・奥歯は、縦に入れたり横から入れたりして時間をかける。
・歯間は、デンタルフロスや歯間ブラシといった補助グッズを使用する。
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歯周病の予防には、日々の歯磨きが欠かせません! そこで、きっちり効果的に磨く方法を教えてくれるのが、歯医者さんの“歯磨き指導”。ただし、習っても記憶が薄れていくので、1年に3回くらい通うと良いといわれています。
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更新日:2017.3.1 (2022年3月14日 更新)
3月のある日。あんしん家族が何やら大騒ぎ! お父さんの転勤が決まって、マイホームをしばらく留守にしなければならないようです。住まいの手入れなどを気にするお母さんですが、問題はそれだけではありません。悪質な犯罪に利用されかねない「空き家」の問題と対策を特集します。