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ゾッとするだけじゃ、スマされない。「歩きスマホ」の怖~い話
2022年03月07日時点の情報です
深刻な社会問題になっている「歩きスマホ」。接触や転倒による事故は年々急増し、歩行中のみならず自転車や自動車の運転中に引き起こした重傷・死亡事故なども大きな問題になっています。決して他人事ではない、危険すぎる「歩きスマホ」「ながらスマホ」の実態を特集します。
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スマートフォンの普及に比例するように、「歩きスマホ」や「ながらスマホ」による事故が増加しています。東京都内だけでも、平成28年から令和2年の5年間に救急搬送された人の数は196人にものぼっています。
※1 東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域
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過去5年間に救急搬送された196人の年代や事故の種別を詳しく見てみましょう。
出典:東京消防庁「歩きスマホ等に係る事故に注意!」より
※1 東京都のうち稲城市、島しょ地区を除く地域
2つのグラフから、年代では20代が最も多く、次いで30代、40代・50代。そして「衝突」「転倒」「転落」による事故が多いことがわかります。
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●視覚・聴覚から情報が入りにくくなる
スマホの操作中は、視野が通常の20分の1になるともいわれています。視界が画面に奪われるだけではなく、イヤホンをしている場合には耳から入ってくる情報まで閉ざされてしまいます。
●急な危険に対応できない
周囲の状況が把握できないということは、衝突や転倒の危険を未然に回避することができません。多くの場合が両手か利き手でスマホを操作しているため、とっさに手をついたり、顔や頭をかばったりすることが難しくなります。
●周囲を事故に巻き込んでしまう
事故でもっとも多いのが「衝突」です。衝突した場所や状況によっては、相手を電車のホームに転落させてしまったり、車道側に転倒させたりするなどして思わぬ事故に巻き込んでしまう危険があります。
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・家庭や学校、職場でお互いに意識づけをする。
・通話はもちろん、メールの操作は、立ち止まって安全な場所で。
・「歩きスマホ」をしている人の動きに注意し、できるだけ近づかないようにする。
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「歩きスマホ」も「ながらスマホ」も、絶対にしてはいけない危険な行動です。「ちょっとくらい」という過信が、予期せぬ事故や傷害事件を招いてしまうということを忘れずに、生活に欠かせないスマートフォンや携帯電話と上手に付き合うための習慣やマナーを身につけていきましょう。
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