日の出時間が遅く、日の入り時間が早い季節は、だんだんと夜道を歩くことにも慣れてしまいがち。でもちょっと油断すると、「ひったくり」に狙われることも……。
実は、ひったくり犯があなたを狙うのは、圧倒的に「夜」が多く、さらに女性を狙った犯行が目立つので注意が必要です。
ひったくり被害時の状況で一番多いのは、「バッグを手や肩に所持していたケース」。次に多いのが「自転車のカゴ内に荷物を置いていたケース」です。自転車のカゴ内の荷物も、ひったくり犯の恰好のターゲットなのです。
では、もしひったくりに遭ってしまったら、どうしたらよいのでしょうか?
●追わずに覚えよう!!
バッグを取られたことに気づき、とっさにバッグを掴んで離さないでいると、バイクに引きずられ大怪我をしてしまうかもしれません。無理に犯人を追うよりも、服装やナンバープレート等、犯人の特徴を覚えましょう。
●すぐに110番通報をしよう!!
ひったくり犯は、同じ地域で繰り返し犯行におよぶケースが少なくありません。 なるべく早く警察へ連絡し、犯人の特徴を伝えましょう。素早い連絡が、犯人逮捕の可能性を大きくします。
●バッグは車道と反対側に持つこと
ひったくり被害の大多数は、車道側にバッグを持っていた時に発生しています。また、ただ肩に掛けただけのバッグは狙われやすいので、体の前に両手で持つ、タスキ掛けにするなど、持ち方に気をつけましょう。奪いにくいリュックサックにするのもオススメです。
●ひったくり防止ネットまたはカバーを使用すること
自転車のカゴに、ひったくり防止用のネットやカバーを装着すると、荷物やバッグが奪われにくくなります。カゴの中を外から見えないようにしたり、雑誌などをカバンやハンドバッグの上に置いたりするだけでも効果があります。
●なるべく、明るくて人通りの多い道を通ること
少々遠回りでも、明るく人通りの多い道を通りましょう。やむを得ず、暗く人通りの少ない道を通るときは、周囲に気を配りましょう。とくに無灯火の自転車やオートバイ、通り過ぎてからUターンをするバイクには要注意です。