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スカートの女性はご用心!と思ったら男性も被害に!?スマホによる「盗撮」「隠し撮り」の実態とは
2022年02月21日時点の情報です
従来は小型で高性能なスパイカメラやペン型カメラなど、特殊なツールが使われてきた「盗撮」や「隠し撮り」。しかし、現在ではスマホを使ったケースが中心に。さらに、「盗撮」や「隠し撮り」といえば女性がターゲットになりがちでしたが、近年は中高年の男性が撮影されてトラブルになるケースも!? 「盗撮」と「隠し撮り」の実態をアルボが解説します。
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令和元年中の迷惑防止条例違反の盗撮事犯(※)の検挙件数は3,953件。犯行場所で多かったのは、「ショッピングモール等商業施設」(977件・全体の24.7%)と「通常衣服を着けない場所」(920件・全体の23.3%)でした。(※各都道府県警察において,「下着等の撮影」「(赤外線カメラなどを用いた)透視による撮影」「通常衣服を着けない場所における盗撮」として判断したもの)
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供用物(犯罪の実行に使用したもの)では「スマートフォン」が(2,871件・全体の72.6%)、「カメラ付き携帯電話」が(182件・全体の4.6%)で、あわせて70%以上を占めました。これまでは、「小型カメラ」や「ボールペン型カメラ」といった特殊な機器が使われてきましたが、近年はスマホの普及やカメラ機器の性能向上によって身近なツールが盗撮に使用されています。
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不自然にバックやスマホを構えていたり、背後をうろついていたりする人がいる場合は、一度立ち止まり、相手を先に行かせましょう。
ショッピングモールや駅、書店、レンタルビデオ店をはじめ、公共の電車やバスの座席を利用するときも用心してください。
スカート内の盗撮被害をあらかじめ防止するためにも、段差のある場所ではバッグや上着などで上手にガードしましょう。
盗撮を見つけたら、警察に届けましょう。携帯電話やスマホ、カバンに仕込んだカメラによる盗撮は、いずれも「迷惑防止条例違反」や「軽犯罪法違反」などにあたります。
ちなみに、盗撮犯がスマホゲームで遊ぶふりをしながら盗撮を行っているケースについても報告されています。
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性的な目的による盗撮のほか、他人の姿を勝手に撮影し、SNSなどに掲載するタイプの盗撮も増えています。高校生や大学生といった若い人が「仲間内で笑いたい」「面白がりたい」という気持ちで、他人を隠し撮りしてSNSで拡散してしまう事件が後を絶ちません。
本人の同意を得ず勝手に撮影した場合は「肖像権侵害」、その人をおとしめるようなツイートを行えば、「侮辱罪」や「名誉棄損罪」といった罪に問われることもあるとされています。
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