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長時間、移動するなら知っておきたい!旅行者を襲う「エコノミークラス症候群」の予防法
2016年07月06日時点の情報です
いよいよ夏休みシーズン到来! 飛行機で飛び立つ空の旅、クルマの旅、鉄道の旅など、家族で夏の旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか。でも、長時間の移動は同じ姿勢で座ることになり、ふくらはぎが痛くなったり、腫れてきたりすることも……。その症状、もしかしたら「エコノミークラス症候群」の兆候かも!?
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「エコノミークラス症候群」の典型的なケースは、長時間かけて飛行機で移動してきた人が、座席から立ち上がり、歩き始めたとたんにショック状態に陥り、ひどい時には亡くなってしまうというもの。 原因は、長時間にわたって同じ姿勢をとりつづけることで足の血流が悪くなり、血管の静脈に血の塊ができてしまうからです。
この血の塊が大きくなると、血液の流れをせき止め、患部が腫れたり、赤く変色したりします。 歩き出して筋肉がポンプの役割を果たすことで、静脈にできた血栓が血液の流れに乗って肺に達し、肺の動脈を詰まらせて呼吸困難やショック状態を引き起こすのです。
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もともと飛行機のエコノミークラスの旅客が発症しやすい病気だったため、この名前がつきましたが、自動車をはじめ、ほかの交通機関を使った場合も、長時間同じ姿勢をとりつづけると発症する恐れがあります。そのため、「エコノミークラス症候群」は、別名「旅行者血栓症」とも呼ばれています。
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初期の症状は、足や膝が腫れ、ふくらはぎや太ももに痛みが出てきます。このような症状が発生したら早めに医療機関を受診する必要があります。
そして、足にできた血栓が肺に詰まると、胸の痛みと息切れが起きます。非常に重いケースでは心臓発作のような症状が発生するため、注意が必要です。
発症しやすいのは、40歳以上の人で、中でも高齢者、生活習慣病のある人、妊娠中や出産して間もない女性などに多いとされています。
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<エコノミークラス症候群を予防せよ! 健康に過ごすための“旅行者5カ条”>
1) 同じ姿勢をとり続けずに、立つ時間を作る
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2)足首ストレッチで血流を良くする
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3)水分を十分とる
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4)リラックスできる服装を心がける
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5)深呼吸を行う
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旅といえば移動がつきものですが、往路も復路も健康第一! 遠い場所への旅行を予定されてる皆さん、最高の旅の思い出を作るためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
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更新日:2016.09.07
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