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女性が気を付けたい夜道の防犯対策|帰り道で怖い思いをする前に
2024年9月27日時点の情報です
仕事が忙しく、帰宅が夜遅くなるという女性は少なくありません。しかし、「夜」は女性にとって犯罪に巻き込まれる確率の高まる時間帯でもあります。今回は、女性が犯罪に巻き込まれないために、帰宅時に気を付けたいポイントや夜道の防犯対策についてご紹介します。
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女性が夜道を歩く際に気を付けるべき犯罪
1日のうちでも、夜間はひったくりや強盗などの街頭犯罪が多い時間帯です。女性が夜道を歩く際に特に気を付けたい犯罪について解説します。
性犯罪
痴漢や不同意わいせつ、不同意性交などの被害に遭うおそれは常にあります。以下は、令和4年の強制わいせつの時間別発生状況をグラフ化したものです。
※令和5年7月の刑法改正により、強制わいせつは不同意わいせつに、強制性交等は不同意性交等に改正されています。上記は令和4年の統計のため、「強制わいせつ」と表記されています。
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不同意わいせつと不同意性交の年代別被害状況も見てみましょう。
出典:警視庁 都内における迷惑防止条例違反の検挙、性犯罪(不同意わいせつ、不同意性交等)の認知状況(令和5年中)
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痴漢や盗撮などの迷惑防止条例違反は、10代、20代の被害割合が他の世代と比べて多いです。東京都内では、午前7時から午前9時までの通勤通学時間帯や、帰宅ラッシュで電車や駅構内が混みやすい午後5時から午後7時までの時間帯に、痴漢や盗撮被害が多く発生しています。
また不同意わいせつ、不同意性交等は、20代の被害割合が半数を占めています。
出典:警視庁「痴漢等の性犯罪被害防止対策」痴漢・盗撮の検挙状況(東京都内)
ひったくり
令和4年のひったくり認知件数のうち、女性被害率は67.5%と半数以上の割合で女性が被害に遭っています。女性は男性よりも抵抗する力が弱いうえに、スカートやヒールなど動きにくい服装の方が多いため狙われやすいです。また、男性は財布や貴重品を衣類のポケットに入れる方もいますが、女性の場合はバッグの中に入れて持ち歩く方が多いため、ひったくりに遭いやすいと考えられます。
ストーカー・つきまとい
令和5年に警察庁に寄せられたストーカー事案の相談等件数は19,843件です。そのうち被害者の87.0%が女性と、圧倒的に女性が多い結果となっています。ひったくりと同様、女性は力が弱いため狙われやすいという特徴があります。また、おとなしそうな雰囲気の方や露出が多い服装の方などもターゲットとされる傾向にあるでしょう。
出典:警察庁「令和5年におけるストーカー事案、配偶者からの暴力事案、児童虐待事案等への対応状況について」
夜道の防犯度チェック!帰宅時に気を付けたいポイント
自分が夜道を安全に歩けているかどうかをチェックしてみましょう。帰宅時に気を付けたいポイントもご紹介しているので、日頃の防犯対策に役立ててください。
夜道を歩くときは速いテンポで歩く。
音楽を聴いたり、携帯電話を触ったりしない。
暗い近道より、明るい遠回りを選ぶ。
帰り道のルートを日によって変える。
駐輪場は人目のあるところを選ぶ。
防犯ブザーを常に携帯している。
交番やコンビニなどなど、すぐに駆け込める場所を把握している。
夜道を歩くときは速いテンポで歩く
ゆっくりとしたスピードで歩いていると犯人は近づきやすく、ターゲットにされやすいです。犯罪者に隙のない印象を与えるためにも、帰宅時はスピーディに歩くのが基本です。
音楽を聴いたり、スマートフォンを触ったりしない
イヤホンをしていると音が聞こえず、スマートフォンを触っていると後ろから不審者や車が近づいて来ても異変に気付きません。性犯罪のみならず、ひったくりなどの犯罪に遭いやすくなるため、夜間の帰宅時はスマートフォンや音楽プレイヤーの使用を控えましょう。
暗い近道より、明るい遠回りを選ぶ
帰宅コースは、明るく人通りが多い道を通るのが鉄則です。近いからといって人通りのない暗い道を通ったり、公園を通り抜けたりするのは危険です。
家の周囲が暗い小道しかない場合は防犯ブザーを持つ、自転車やタクシーで帰宅するなど、防犯対策を工夫しましょう。
帰り道のルートを日によって変える
毎日同じ時間に同じ道を通ると、ライフスタイルを悟られる可能性があります。計画性のある犯人であれば待ち伏せされるおそれもあるでしょう。なるべく家までのルートは複数持ち、日によって違う道を通るのが理想です。
駐輪場は人目のあるところを選ぶ
駅から家までの道筋だけでなく、自転車通勤や通学をしている方は、駐輪場も注意してください。照明が暗い、人通りが少ない駐輪場は避け、できるだけ明るく人目のある場所を使うようにしましょう。
すぐに駆け込める場所を把握しておく
夜道で危険を感じたときにすぐに駆け込める場所を把握しておくことも大切です。帰り道のルート付近にある交番やコンビニ、店舗などを事前に確認しておきましょう。
荷物を車道と反対側に持つ
ひったくりは、自転車やバイクに乗って背後から荷物を奪う手口が多いです。犯人に狙われないためにも、日頃から車道とは反対側に荷物を持つことを心がけましょう。
また、バッグはたすき掛けで持つ、歩道と車道が区別された道を通ることも、ひったくり対策に有効です。
防犯グッズを目立つように携帯する
防犯グッズとして、防犯ブザーやライトを持っておくと音・光で犯人を威嚇することが可能です。また、防犯グッズは持っているだけでも抑止力になるため、手が届きやすく見える場所につけましょう。いざという時にちゃんと動作するよう、電池が切れていないか定期的な確認も必要です。
ALSOKでは、夜道の防犯対策に最適な見守りサービス「まもるっく」をご提供しております。まもるっくはGPSを内蔵した小型端末で、万が一のときはストラップを引くことで「緊急通報+防犯ブザーの鳴動」を同時に行うことができます。
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夜道以外に防犯対策が必要なポイント
女性が注意すべきは“夜道”だけではありません。他に防犯対策が必要となるのは以下の通りです。
電車
夜道以外で防犯対策が必要な場所として「電車」が挙げられます。
乗車場所に気を付ける
階段や改札に近い車両は人の出入りが激しく、逃走しやすいため、痴漢被害が起きやすい傾向があります。また、乗車ドア付近、車両の連結部分なども死角になりやすく狙われやすいため、乗車時は避けることをおすすめします。朝の通勤ラッシュ時は、できるだけ女性専用車両に乗りましょう。
乗車する車両をこまめに変える
痴漢は、同じ場所や時間帯で乗車する人を覚えて狙うこともあります。毎日同じ時間、同じ車両に乗るのは避けて、こまめに変えましょう。
事件に遭遇したら声を出して助けを求める
事件に遭遇したらすぐに周囲に助けを求めましょう。怖くて声が出ないときは防犯ブザーを鳴らす方法もあります。
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エレベーター
もう一つ、注意したいのが密室となるエリア「エレベーター」です。自宅マンションのエレベーターで不審者に襲われるケースもあります。
乗る前に周囲を確認する
犯罪に遭わないためには、危険な環境を作らないことが大切です。怪しい人と二人きりで乗り合わせないように、乗る前にまずエレベーターの周囲を確認しましょう。
怖いと感じたら近くの階のボタンをすぐに押す
エレベーター内で怖いと感じたら、すぐに近くの階のボタンを押し、止まった階で降りてください。
ボタン操作盤の前に乗る
非常ベルがすぐに押せるボタン操作盤の前に乗りましょう。相手に背中を見せないように、壁を背にして立つのがポイントです。
駐車場・駐輪場
「駐車場・駐輪場」は、場所によっては、人目につきにくいため狙われやすい場所の一つです。
防犯カメラが設置されている駐車場・駐輪場を選ぶ
駐車場や駐輪場は、防犯カメラが設置されていないところもあります。人の目が届かない場所は犯罪に遭う可能性が高いため、駐車場・駐輪場を利用する際は、なるべく見通しの良い立地で防犯カメラが設置されているところを選ぶようにしましょう。
乗り降りの前に周囲を確認する
乗り降りしているときは、周囲への注意が低下して油断しやすいタイミングです。駐車場・駐輪場では、一度周囲を確認してから乗り降りしましょう。
乗車したらすぐにドアロックをする
急に不審者が車に乗り込んでくると、車内は密室となっているため非常に危険です。車に乗ったらすぐにドアロックをすることを習慣付けましょう。
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帰宅後
家に入るとき、「もう大丈夫だ」と油断している隙を狙われるケースもあるため、油断せずに周囲を警戒することが重要です。
家に入る前に周囲を確認する
家の鍵を開け、扉をひらいた瞬間に後ろから押し入られるケースがあります。鍵を開けるときは、周囲に誰もいないことを確認しましょう。
鍵をかける習慣をつける
ドアを開けたら、素早く入って鍵を閉めましょう。もちろん玄関扉だけではなく、窓やベランダ、勝手口などの施錠確認も忘れずに行います。
来客があった場合は、相手の身分や訪問目的がわかるまで、鍵を開けないようにしましょう。不審者が業者や関係者を装い、侵入を図る可能性もあります。
一人暮らしを悟られないようにする
帰宅時に玄関ドアを開ける際は必ず「ただいまー!」と声をかけたり、ブザーを押してから入ったりして二人以上で暮らしているように装うと、犯罪抑止につながります。また、洗濯物は室内干しにしたり、外に干す場合は男性ものの衣類と一緒に干すなど対策をしましょう。
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夜道のストーカー対策には「HOME ALSOK レディースサポート」の導入もおすすめ
女性が夜道を歩く際は、明るい道や人通りの多い道を通るなど、犯罪に遭わないような選択を取ることが大切です。また、万が一夜道で危険な場面に遭遇したときに備えて、防犯ブザーを持つなどの対策を行いましょう。
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補助錠や防犯フィルム、センサーライトなどの防犯グッズも犯罪抑止に役立ちます。自分の「家」の防犯対策も見直してみてください!
夜道の安全を守るなら「まもるっく」がおすすめ
ALSOKのGPS端末「まもるっく」は、端末のストラップを引くことで防犯ブザーとして使うことができ、同時にALSOKに緊急電話をすることができます。依頼があればガードマンが駆けつけるため、もしものときも安心です。また、緊急連絡先の登録・通話が可能で、GPS機能があるためでいつでも現在位置を共有できます。
女性だけでなく、高齢者や習い事に通うお子様の見守りとしてもご利用できます。
夜道の防犯対策を見直して帰宅時の安心を確保しよう
夜道を歩くときは、普段慣れている道であっても油断は禁物です。女性は夜道以外にも電車やエレベーターなど注意すべき場所は多いため、防犯対策をして万が一の際に自分を守れるようにしましょう。
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更新日:2016.09.07
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