暮らしに役立つ ALSOK
ライフサポートコラム
警視庁のさくらポリスと生活安全総務課に聞いた、不審者に遭遇した時の対処法
2016年04月15日時点の情報です
新年度が始まり、気持ちがウキウキとはずむ春。しかし一方で、「春は不審者が増える」という説を耳にすることも……。はたして、春は本当に不審者が増えるシーズンなのでしょうか? そして、痴漢や露出狂、声をかけてくる人、後をつけてくる人といった怪しい人物に出会ってしまった時の正しい対処法とは? 女性と子どもを守るプロフェッショナル、警視庁の「さくらポリス」さん、「生活安全総務課」さんに伺いました!
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<お姉さんが考える! 春に不審者が増える理由>
・ポカポカ陽気に誘われて、開放的な気分になるじゃない?
・薄着の女性も増え始める季節だわ!
・歓送迎会やお花見イベントで浮かれやすい時期でもあるわよね。
・露出狂に関していえば、冬は裸で出歩くには寒すぎるのよ、たぶん。
|
|
|
「さくらポリス」とは愛称で、2009年4月に「子ども・女性安全対策専従班」として警視庁内で設立された組織の1つです。名前の由来は、あの桜……ではなく、Safety of Kids and Ladiesの頭文字「Sa(さ)K(く)La(ら)」を「さくら」とかけたもの。その名の通り、子どもや女性を狙った「声かけ」や「つきまとい」、「痴漢行為」、「公然わいせつ」、「東京都迷惑防止条例違反」などを中心に取り締まっています。
こうした事案は、「強姦」や「強制わいせつ」のような重大犯罪に発展する恐れのあることから、警視庁では「前兆事案」と呼んでいます。犯人検挙や発生の予防を目指し、日々活動しているのが「さくらポリス」さんなのです。
|
|
街頭を歩く人の数が増えれば、不審者に遭遇する確率も自然と高まります。春になって外出する機会が増えれば増えるほど、不審者に遭遇する確率も高まりますし、気温が上がることで服装も薄着になりますので、その点では注意が必要だと思います。
|
|
そうすると、通報を受けた最寄りの交番から警察官が現場に急行。そして、その場で事実確認を行いますが、どうしても時間がない時は細かい事情聴取については日を改めて行うこともできます。
ちなみに、警察の犯人追跡はスピード勝負! 事件発生後の通報は、早ければ早いほど良いのです。というのも、時間が経てば経つほど犯人は行方をくらましやすくなり、通報者の記憶も薄れてしまうため。
安全な場所まで逃げたら、一刻も早く通報して犯人の姿を伝えましょう。
<こんなことも犯人追跡の手がかりになる!>
・◯◯の方向へ逃げた
・容姿が芸能人の△△に似ていた
・シャツの胸元に文字があった
・服の柄はこうだった など
|
|
|
警視庁をはじめ、各都道府県の警察署などでは、「防犯メール」として不審者情報や犯罪の発生情報を配信しています。目的は、事件のあった地域に警戒をうながし、被害を未然に防ぐこと。110番通報による情報も、こうしたメールの情報源として役立つことがあるといいます。
身近な犯罪情報をすばやく入手! 地域の「防犯メール」を役立てよう
http://www.alsok.co.jp/person/lifesupport/child/11.html
|
|
|
|
|
|
ちなみに、警視庁の生活安全総務課によれば、女性や子どもを狙った性犯罪や前兆事案は、場所は「住宅」や「道路上」、時刻は下校時や帰宅時にあたる【夕方から夜間】に集中しているといいます。そこで、街頭を歩くときの有効な不審者対策をまとめてみました!
・人通りの多い道、防犯カメラが設置されている道を歩く
・スマホを見ながら、音楽を聴きながらの“ながら”帰宅は厳禁!
・両手がふさがった状態で歩くのは避ける
・帰り道のルートを日によって変える
・駐輪場は人目のあるところを選ぶ
・防犯ブザーを常に携帯しておく
|
|
|
春は新生活を始める方、お出かけが増える方も多いはず。この機会にぜひもう一度、自分の夜道の歩き方、帰宅ルート、そして避難できる場所を再チェックしてみてください!
<取材協力/さくらポリス>
関連コラムこちらもお読みください
更新日:2016.09.07
従来は小型で高性能なスパイカメラやペン型カメラなど、特殊なツールが使われてきた「盗撮」や「隠し撮り」。しかし、現在ではスマホを使ったケースも多いそう。さらに、「盗撮」や「隠し撮り」といえば女性がターゲットになりがちでしたが、近年は中高年の男性が撮影されてトラブルになるケースも!? 「盗撮」と「隠し撮り」の実態をアルボが解説します。