高齢者の筋力低下を防ぐ、椅子に座って簡単・手軽にできる「あんしん体操」
高齢になってくると動くのがなんとなく億劫になって、活動範囲も狭くなりがちです。そうなると「フレイル」と呼ばれる加齢に伴い体力や筋力、心身の活力が低下した状態に陥ることが心配です。要介護状態になる手前の段階ともいわれており、フレイルの進行を予防することが重要となってきます。フレイルの進行は運動や社会参加活動をすることや食事に気を付けることで予防できます。ここではフレイルの進行を予防するための高齢者向け体操「あんしん体操」を紹介いたします。ALSOKの介護で働く機能訓練スタッフや理学療法士が一丸となり、東京都健康長寿医療センター研究所の大渕修一博士監修のもと制作した、椅子に座って簡単・手軽にできる高齢者向け体操です。
状況合わせて5種類の体操から好きなものを選べる
高齢者向け体操であるあんしん体操は「元気」「つながり」「安全安心」という3つのコンセプトに基づいて制作されています。軽快な音楽に合わせて楽しみながら「上半身、体幹、下半身の関節を動かす」、「手と足を同時に動かす」など、機能訓練のポイントを押さえた運動が可能です。
あんしん体操では、行う人の状況にあわせて選択できるよう以下の5種類の体操を用意しています。
- 一人体操 座位
- 一人体操 立位
- 二人組体操 座位
- 二人組体操 立位
- ボール体操 二人組座位
一人体操は自宅などでも簡単・手軽にできるように設計されていますので、毎日好きな時間にちょっと行うなど、高齢者でも続けやすいことが特徴です。お子さんにも楽しんでもらえるプログラムなので、お孫さんなどと一緒に行うと楽しく触れ合う時間を共有することができます。
座位と立位がありますので、周囲の環境やお身体の状態に合わせて誰にでも気軽に行っていただける体操です。
二人体操はご夫婦、または趣味の集まりやデイサービスなどでも行っていただくことができます。ペアになって体操をすることで、身体のバランスを互いに支え合い体操の効果が増す、コミュニケーションが深まる、などの利点があります。こちらも高齢者の方にご自宅でお孫さんと一緒に行っていただくことができます。
フレイルの進行は体力・筋力の衰えばかりが原因ではありません。心身の活力の衰えも大きな因子となる可能性があります。あんしん体操を通じて周囲の人と積極的に触れ合う時間を持つことで体力・筋力の維持を図りつつ、心身の活力のアップを図れるところが二人組体操の大きな特徴となっています。
分かりやすく解説している動画がありますので、ぜひ一度やってみてください。
一人体操 座位
一人体操 立位
二人組体操 座位
二人組体操 立位
ボール体操 二人組座位
振り付けについての解説と歌詞を記載した「振り付け解説シート」もあります。ご家族やご友人とゲーム感覚で楽しんでみてはいかがでしょうか。
振り付け解説シート
ALSOKではこの「あんしん体操」のほかにも、座ったまま誰でも無理なく行える高齢者シニア向けプログラム「チェアヨガ」を開発、提供しています。こちらは要介護の方や車椅子の方でも無理なく行える内容となっていますので、ぜひご覧ください。
離れて暮らす親の身体が心配になってきたら「みまもりサポート」
核家族化が進む現代では、都会で暮らす子ども世帯と田舎で暮らす高齢者の親世帯というように、高齢の親と離ればなれに暮らしているケースも少なくありません。親と顔を合わせるのはお盆や正月のみという人も多いのではないでしょうか。帰省の際に自分の親が「一気に年老いたなぁ」と感じたら、ALSOKの「HOME ALSOK みまもりサポート」のご利用をご検討してみてはいかがでしょう。
もしものときの「駆けつけ」から、ちょっとした体調に関する「相談」まで。シンプルなコントローラーでらくらく操作ができ、異常を感知したら自動通報できる、高齢者の方にもご利用いただきやすいサービスです。
また、センサーでライフリズムを検知して、異常があればお知らせ・駆けつけするサービスや急な体調の変化にも対応できるペンダント型の緊急通報ボタンなどのオプションも多数ご用意しておりますので、身内と離れて暮らす高齢者の方、高齢の親と離れて暮らす子ども世帯の方、双方にとって安心のサービスとなっています。
ぜひ一度サービスの内容をご覧ください。